2025.07.24(木)
神楽サロン×神道学科 神道文化体験(令和7年7月20日)
2025.07.21(月)
7月18日、三重県立伊勢高等学校の生徒が皇學館大学教育学部を訪れ、チョウ(ガ)の仲間であるアワヨトウの幼虫の白血球を使用した食作用を観察する実験を行いました。参加したのは伊勢高校1年生のSSHアドバンスコースの10名。
近年、子どもたちの理科離れが進んでいる状況で、原因の一つとして考えられているのが、学校で行う理科の観察・実験の少なさ。特に「白血球の食作用」については、基礎生物の教科書に記載されているのも関わらず、ほとんど実験が行われていない実態を教育学部の中松豊教授が説明。実際に自分たちで体験することで、身近にいる動物や植物などの生物に興味を持ってもらいたいと、開催されている。
本学で行う「白血球の食作用」の実験について、教育学部の澤 友美准教授が説明。実験の内容は、スライドガラス上に蛍光塗料を数滴落とし、そこにアワヨトウの幼虫の体液を混ぜることで、白血球が異物(蛍光塗料)を取り込む食作用を観察し、免疫のシステムを学ぶというもの。アワヨトウの体液を使用することで15分程度の短時間で食作用を観察することができ、異物として蛍光塗料を使えば、他の細胞小器官などと見間違うこともなくなるなどのメリットがある。この実験法は中松教授らのゼミが開発した新しい実験方法で、これまでにも皇學館高校や上野高校、三重高校などで出前授業を行っている。躊躇することなく幼虫を手にした生徒たちは、本学ゼミ生のサポートを受けながら実験を進め、顕微鏡で食作用の様子を観察。思っていたよりも鮮明に見ることが出来たようで、ゼミ生たちと楽しそうに会話したり、顕微鏡を真剣にのぞき込む姿が見られた。
実験の必要性を語る教育学部 中松教授
実験の手順を説明する教育学部 澤准教授
伊勢高1年生10名が参加
学生のサポートを受け実験を進める生徒たち
パーマリンク:https://www.kogakkan-u.ac.jp/campuslife/campusdiary/page/2025/07/21/p1116.php
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