キャンパスダイアリー学生生活

皇學館大学でジュニアドクター(エリアD)始まる

2025.07.02(水)

 「三重ジュニアドクター育成塾」は、科学研究に強い関心を持つ児童生徒を対象に、未来の科学者を育成するプロジェクト。令和7年度の第1段階プログラムが5月から始まり、本学が担当するエリアDには2名の中学生が参加している。

 6月28日に開催された観察実験講座では、「昆虫の体のつくりやアワヨトウ幼虫の内部構造を観察する」と題し、本学教育学部の澤友美准教授と教育学部の学生2名がサポートについた。

 寄生バチやアワヨトウについての講義を聞いた後、自分たちでアワヨトウの幼虫を解剖し、体の内部構造を観察した。また、ハチに寄生されたアワヨトウを同じく解剖し、産み付けられた卵をピンセットで摘み一つひとつ数えた。「実験が好きで、面白そうだと思ったから」と参加理由を語っていた皇學館中学2年の生徒は200以上あった卵を丁寧に数えていた。また、三重中学2年の生徒も「寄生バチを見てみたいと思った。生き物について研究したい」と語っており、観察した内容を学生に質問したりと意欲的に取り組む姿が見られた。

 澤准教授からは、「過去にジュニアドクターで講座をうけた先輩たちは、学会などで発表したり、大きな賞を受賞している先輩たちが多くいる。1年間を通じて、自分の自由研究を深めていけるサポートが充実している環境で是非、多くのことを体験して研究に生かしてほしい」と語った。

 

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