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寮主催教育講演会開催【11月7日(木)】

 本学精華寮寮長 渡部年晴先生による寮主催教育講演会を開催しました。渡部寮長は、愛媛県の社家出身。「坊ちゃん」や「坂の上の雲」で有名な県立松山東高校を経て、本学国史学科を卒業(第9期)。海上自衛隊潜水艦の艦長や各種部隊の第一線において指揮官を務めた経験をもとに、「部下の命を預かるとは(良き指揮官(リーダー)等になるために)」と題し、精華寮および貞明寮寮生のほか、一般学生、教職員あわせて約120名を前に話しました。  

 講演の中で渡部寮長は、「組織はトップで決まる。部下を思いやり、やる気を引き出すのが指揮官の役割である。部下の心を掴むことができれば、全体の士気は上がり、チームワーク等総合力につながる。」「トップは、その場その場で情勢をどう判断し対応するかが重要。判断を誤れば、重大な事故にもつながりかねない。あらゆる可能性を想定し、状況に応じて的確に判断できる能力が必要である。」と話しました。    

 また、訓練中の事故で潜水艇が沈没し、部下13名とともに殉職された佐久間勉海軍大尉の史実も紹介。有毒ガスが蔓延し、死の恐怖が迫る状況下で、全員が持ち場を守ったまま絶命したこと、また、その状況下で佐久間艇長が残された39枚約1000字に渡る遺書の内容は全世界に深い感動を与えたと解説。最後まで冷静沈着で国家や部下を思いやる佐久間艇長の行動は、日本人の誇りであり、学生諸君も模範として欲しいと話しました。

 最後に、社会が求めるリーダーの人間性として、1.誠実さ、2.素直さ、3.謙虚さ、4.自己犠牲を挙げました。その上で、さらなる勉学に励み、知識や見識を身に付け、正しい状況判断ができる人間になること及び敬神の念も忘れないことを話し、これから社会に出る学生達に向けエールを送りました。

 参加した学生は、「海上自衛隊も寮も集団生活という面では同じであり、それらの組織を成り立たせるためには、相手を思いやる気持ちと自分の言動に責任を持つことが重要であると痛感した。組織の一員として自分ができること、日本人だからこその思いやりや相手を敬う心を忘れず、人間性の向上に努めて行きたい。」「佐久間大尉の話を今回初めて知った。自分は教員志望であるが、この話を教員になる前に聞けて本当に良かった。教員になったら、ぜひ道徳の授業で取り上げ生徒に広めたい。」「寮長先生の部下への強い愛情とリーダーとしての責任感に感銘を受けた。小学校教員をめざすうえで、人間性がとても重要となるため、お教え頂いた精神を大切にし、今後の大学生活を過ごしたい。また苦しいことがあっても逃げずに立ち向かい、自分自身を成長させるよう努力したい。」と話しました。

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