キャンパスダイアリー学生生活

初穂曳行事参加【10月15日(月)】

2018.10.16(火)

 平成最後の「神嘗奉祝祭」となる 47回初穂曳行事に本学学生約120名が参加しました。

「神嘗奉祝祭」は、神様に新穀を捧げる伊勢神宮の大祭「神嘗祭」をお祝いする行事で、その年に獲れた新穀(お初穂)を神宮に奉納させて頂く行事「初穂曳」や全国から著名なお祭りが伊勢に集う「祭りのまつり」が行われます。初穂曳には、20年に1度行われる「お木曳行事」や「お白石持行事」の技術や伝統文化を次世代に継承していく意味も込められています。 

 本学では神嘗奉祝祭の主催者である神嘗祭奉祝委員会および初穂曳の運営主体である神宮奉仕会のご配慮により、平成19年度より初穂曳に学生が参加させて頂いており、3台ある奉曳車のうち、一番車を地元の子どもたちといっしょに奉曳しています。なお、二番車を町衆、三番車を全国から集まった特別神領民が曳きます。 

 奉曳では、黒い法被を身にまとい采(ザイ)を振る皇學館奉曳会(学生有志による木遣り団体)の学生10名が、紫色の法被を着た曳き手の学生たち約110名を木遣りの音頭でリード。木遣りと曳き手の学生が一体となり、初穂曳の一番車を外宮まで約1キロ、心を込めて奉曳しました。 当日はあいにくの雨模様の天気でしたが、曳き手の学生たちは威勢の良いマイクの掛け声により、道中で綱を上下に大きく振ったり、左右の綱を中央に練って力強く押し合ったりしながら、元気いっぱいに楽しんでいました。 

 外宮に近づくにつれ、観光客や市民の方などギャラリーも増え、学生たちの勇姿にカメラやビデオを向ける方も多数見られました。外宮北御門到着後は、清水学長を先頭に稲束を持って参道を進み、五丈殿に稲束を奉納した後、御垣内参拝をさせて頂きました。

 参加した学生は、「雨の中の奉曳だったが、木遣りやマイクの方が頑張って盛り上げてくれたので、とても楽しかった。綱を上下に動かしながら進むのは結構しんどかった。」「奉曳車を曳かせてもらえることは皇大生ならではの経験で、このような機会はめったにないこと。奉曳車は予想以上に重く、翌日の体の節々の痛みにより、初穂曳を行ったという達成感を感じられた。」などと感想を述べました。

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