公開講座
『日本書紀』を読む 崇神天皇(2) 講師/大島 信生(文学部国文学科教授)
更新日:平成30年3月17日(土)
『日本書紀』は、養老四年(720)に撰進された我が国最古の官撰正史で、三年後の2020年には撰進千三百年を迎えます。『日本書紀』は全三十巻、神代から持統天皇の御代までを収録しています。今回は巻第四・巻第五を読みます。巻第四は、第二代綏靖天皇から第九代開化天皇までの八代を収録しています。綏靖天皇即位前紀の歴史的事件や関連記事以外は、皇統譜記事が中心となります。巻第五は、第十代崇神天皇の一代記です。崇神天皇は「御肇国天皇」(はつくにしらすすめらみこと)とたたえられました。本講座では、巻第四・巻第五の全文を通読します。
