月例文化講座生涯学習・公開講座・公開授業
月例文化講座について
月例文化講座は、皇學館大学が再興された昭和37年以来開催している市民講座です。
年度ごとに各学科が担当し、年間テーマを設定して実施します。
受講料は無料です。どなたでもご参加いただけます。
受講にあたって
受講方法は、「対面形式」と「オンデマンド配信」があります。
受講にあたり事前の申し込みが必要です。申し込み方法はインターネットのみです。先着順にて受け付けします。
〔対面形式を希望される方〕
- 体調不良の症状がある場合は、受講をお控えください。
〔オンデマンド配信を希望される方〕
- パソコン、タブレット端末、スマートフォンのいずれかをご準備ください。
- Wi-Fi環境下など、安定した通信環境での受講をおすすめします。
- 通信にかかる費用は、受講者のご負担となります。
- kogakkan-u.ac.jpおよびパソコンからのメールが受信できるよう事前の設定をお願いします。
申し込み方法
受講を希望する回の「対面形式」・「オンデマンド配信」を選択し、必要事項を入力の上、送信してください。申し込みの完了をメールで通知します。
お申し込みいただいた個人情報は適切な方法で管理し、今回の公開講座に使用する以外の目的での使用並びに第三者への提供および開示は行いません。
〔対面形式を申し込まれた方〕
講演日当日、会場へお越しください。
〔オンデマンド配信を申し込まれた方〕
申し込みフォームに入力されたメールアドレスに「視聴用URL」をメールで通知します。配信期間になりましたら「視聴用URL」からアクセスしてご視聴ください。配信期間については、メールおよび講座スケジュールをご確認ください。
講座スケジュール
第1回 信仰の歴史
講師:教授 多田 實道
我が国において、人々はどのような人物を「神」として崇めてきたのか。それは、どういった思想や理論でもって、その人物を「神」として祀ったのか。今年度の月例文化講座「神になった人々」の総論として、これから登場する人神にも触れつつ、その信仰の歴史について振り返ります。
第2回 徐福伝説と神社
講師:教授 堀内 淳一
中国古代の道士、徐福と、それを祀る日本の神社について解説します。秦の始皇帝のために不老不死の薬を探していた徐福についての伝承が生まれた時代には、まだ日本の存在が中国に知られていませんでした。それが、なぜ、日本に来たとされ、日本で神様として祀られているのか。古代における日本と中国の交流を軸に解説していきたいと思います。
第3回 天翔ける心 ヤマトタケル
講師:教授 遠藤 慶太
古代の英雄ヤマトタケルは、熱田神宮の相殿神として祀られ、東海地方にも深いゆかりがあります。ヤマトタケルの伝承は、中央から地方への方向性・古代の地域間交通について貴重な情報を伝えるものでしょう。今回は東征の経路やヤマトタケルを祭神として祀る神社から、伝承の成り立ち・展開を考えます。
第4回 南朝関係十五神社のご祭神たち
講師:教授 岡野 友彦
兵庫県湊川神社のご祭神は楠木正成、大阪府阿部野神社のご祭神は北畠顕家、鳥取県名和神社のご祭神は名和長年、三重県結城神社のご祭神は結城宗広、同じく北畠神社のご祭神は北畠顕能です。こうした「南朝の忠臣」たちは、いつごろ、どのようにして神として祀られるようになっていったのでしょうか。本講座ではこうした神社の成り立ちを、中世から近世にかけての「ヒトガミ」信仰の変遷から考察します。
第5回 徳川家康の神格化と東照宮
講師:准教授 谷戸 佑紀
江戸幕府を開いた徳川家康は、死後、東照大権現(とうしょうだいごんげん)という神号が授与され、神として祭られることになりました。この神格化はどのように進められ、家康を祭る神社(東照宮)は如何なる過程を経て創建されたのでしょうか。本講演では、残された史料をもとにその様相に迫りたいと思います。
第6回 神になった幕末の志士―西郷隆盛・坂本龍馬・高杉晋作・吉田松陰―
講師:教授 松浦 光修
幕末維新期という激動の時代…、多くの志士たちが国事に奔走し、国難に殉じていきました。いま、それらの方々の御霊の多くは、靖国神社や護国神社でお祭されています。また個別に、さまざまな神社でお祭されている方々もいます。いったい、それらの方々は、どのような思いで生き、そして、どのような思いで、この世を去られたのでしょうか…。この講座では、西郷隆盛、坂本龍馬、高杉晋作、吉田松陰を中心として、それらの方々の死生観をご紹介したい、と思っています。
第7回 祀られた警察官たち
講師:准教授 長谷川 怜
戦争によって命を落とした兵士・軍属が祀られた靖國神社はよく知られていますが、公務中に殉職した警察官を合祀する弥生神社の存在は現在ではほとんど忘れられています。同神社の創設から敗戦後の慰霊堂への転換までの歴史的経緯を解説すると共に、個人の功績によって神格化された警官を祀る神社や台湾の廟などの事例も紹介し、なぜ殉職者たちは「神」として祀られたのかを考えます。
第8回 義人としての田中正造イメージの形成と田中霊祠
講師:教授 谷口 裕信
田中正造は足尾銅山鉱毒問題の解決に奔走した人物として知られ、小学校国語の教科書で取り上げられたこともあります。田中正造の遺骨は分葬され、その一つに彼の終焉の地に建立された田中霊祠があります。政府高官でも軍人でもない一政治家がなぜ神として祀られたのか、田中正造の足跡や死後のイメージ形成から考えます。
