キャンパスダイアリー学生生活

「GIS Day in 伊勢 2022」開催【9月19日】

2022.09.20(火)

皇學館大学文学部コミュニケーション学科では、9月19日に、教育開発センターFDSD室との共催、三重県教育委員会・伊勢市教育委員会・一般社団法人地理情報システム学会・公益社団法人日本地理学会のご後援、ESRIジャパン株式会社のご協賛により、「GIS Day in 伊勢 2022を開催しました。今年も新型コロナウイルス感染症の拡大にともない、オンラインのみでの開催となりましたが、昨年と同様に、午前中にはシンポジウムを開催し、午後にはGIS講習会を開催しました。

 

午前中のシンポジウムでは、「GIS3D技術による地域資源のアーカイブと活用」というテーマのもとに、まず、本学の桐村喬准教授から「フォトグラメトリ技術を用いた過去の景観の時空間アーカイブ構築」と題した話題提供を受けました。そのうえで、江戸都市史研究家・元 千代田区立日比谷図書文化館学芸員の後藤宏樹先生と、明和町役場斎宮跡・文化観光課の味噌井拓志先生から、それぞれコメントをいただきました。ディスカッションでは、比較的安価かつ手軽になってきた3D技術の活用可能性と、文化財行政などにおける3DGISの活用に向けた課題などについて、幅広い視点から議論が交わされました。

午後のGIS講習会では、主に高校の「地理総合」に対応した教員向け・GIS初心者向けコースと自治体・まちづくり関係者向けのコースという2コースを実施し、一般の方々や高校教員、本学・他大学の教員・学生などが参加しました。いずれも4時間のオンラインでの講習会ののちに、受講修了証を受講者に授与いたしました。

 

コミュニケーション学科では、令和4年度からの地理総合必履修化や、データサイエンス的な視点からの地域課題の効率的な解決・改善に向けて、令和2年度からGIS学術士資格が取得できる地域情報コースを設け、本学学生や地域へのGIS教育を推進しております。来年度のGIS Day in 伊勢は対面での開催を検討しています(状況によってはオンラインになる可能性があります)。

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