カリキュラム教育学科

カリキュラム

初等教育コース
(令和8〜5年度の入学生)

最近の主な卒業論文テーマ

  • 教育支援センターに通級する児童生徒を対象としたSST実践と効果
    -向社会的行動と自己肯定感に焦点をあてて-
  • 児童を対象としたプログラミング教育の実践
    -Viscuitを用いた学ぶ場の設定と児童の学びの関係-
  • 日韓の英語教育比較から考える日本の小学校英語教育改善の考察
  • 割り算の成立過程を手がかりとした指導の
    一考察-算木を用いた数量理解の視点-

主な科目紹介

国語科教育法

国語科における指導法の追究。

読解力の養成をめざし、具体的な教材を定めて学生一人ひとりが解釈し、指導案の作成、演習形式による模擬授業の実施、授業記録の分析と考察を行います。子どもは周りの大人の語りかけによって理解力、コミュニケーション力を育てることから、教諭の語り方・発問についても検討を深めていきます。また、教科書教材から、文学的文章、説明的文章各一篇を選び、「読むこと」の学力についても考察します。

児童社会

教育実習前に、社会科の授業づくりのスキルを高める。

「暗記科目」というイメージが強い社会科だが、実際の授業では、知識の修得だけでなく、子どもが主体的に課題を追究し、クラスメイトや教師との対話を通じて学びを深めていく内容が求められている。本講義は、学生が教育実習を行う前の2年次に開講し、模擬授業を通じて社会科の授業づくりのスキルを高めることをめざす。

算数科教育法

算数の指導法の基礎と心構えを学ぶ。

算数の授業をするために経なければならない、一連の過程を演習形式で進めます。教科書分析による教材研究をし、45分間の授業構成を考えて学習指導案に書き上げ、模擬授業を行います。特に、模擬授業はグループワークで作り上げるため、交代で教師役や児童役をするなど、お互いの教材感や授業感について意見を出し合いながら学びます。全員の前での発表や事後検討を通して、さらに深め、教育実習や教師として算数を教えるための、基礎と心構えを習得するスタート地点の授業といえます。

児童理科

小学校理科における実験の知識と技術を修得し問題解決する力を身に付けます。

この授業では実験に必要な知識・技能を身に着けるとともに、実験の楽しさを実感してもらいます。そして顕微鏡の使い方、水溶液の性質、電気の働きなど小学校理科の基礎となる実験を行い、得られた結果を考察し問題解決する力を身につけます。

幼児教育コース
(令和8〜5年度の入学生)

最近の主な卒業論文テーマ

  • 保育の現場における応急手当・事故防止対策に対する実態
  • 就学後の学びにつながるごっこ遊びの教育的価値
  • 保育施設における熱中症対策の現状と課題
    -保育者の知識・経験の観点から-
  • 助産師・岩塚智美の生活史研究
    -ゆらぎながら歩んだ人生が支援へと結びつくまで-

主な科目紹介

保育原理

幼児教育の目的・特性・基本について理解する。

子ども観の変遷や幼児教育・保育の歴史について概括したうえで幼児教育の目的、特性、基本を学びます。幼児の遊びと総合的な指導方法、乳幼児の発達と保育内容について、十分に理解します。適切な幼児理解に立脚した指導計画立案の方法と保育実践後の評価についても学習を深めます。さまざまな保護者支援、幼稚園と保育所および小学校との連携の問題等についても考察します。

乳児保育

3歳未満の乳児の心身の成長発達と保育の現状を理解。

乳児保育の概念・意義・制度と現状を理解し、3歳未満の乳児の心身の成長発達と課題を把握する。具体的には、乳児保育の意義・目的・役割と歴史的変遷、保育所や乳児院などにおける乳児保育の現状と課題、3歳未児の発育に基づいた保育内容と運営体制、職員や地域、保護者との連携・協働について理解し、説明できる力を養う。

子どもの食と栄養

人間形成に不可欠な「食」を子どもの育ちから考察。

離乳食からはじまり、幼児期における食への関心、食習慣の形成は、生活習慣病の罹患率や生涯の健康に深く関与します。小児期の食事環境は、身体面や心の正常な発達とも関連しています。このように子どもの人間形成には早期からの食育が不可欠の条件であり、その重要性が強調されるようになってきました。授業では健康と栄養との関わりを理解し、食において自立できる子どもを育てるための内容を学び考察します。

保育所実習Ⅱ

保育所実習Ⅰでの経験を活かし、さらに子どもたちへの理解を深める。

保育所実習Ⅰ(2年次)の経験は、学生にとっては初めての保育体験です。当初考えていた実習の目的、研究課題、保育技術の習得などは、計画通りにはなかなかいかないものです。この保育所実習Ⅱ(4年次)で、さらに深い学びをめざして実習をします。また、ここでは、保育の環境(人的、物的、地理的、社会的など)や、保育所実習Ⅰでは実感できなかった子どもたちの心の動きも学べるようにしていきます。

保健体育コース(中高教員)
(令和8〜5年度の入学生)

最近の主な卒業論文テーマ

  • 小学生陸上競技指導者の心肺蘇生法に関する認知度について
    -自動体外式除細動器(AED)を中心に-
  • 思考力,判断力,表現力を高めるソフトボール授業の提案
  • ミニバスケットボールにおける競技環境の変化が及ぼす影響について
    -特別競技ルールの導入事例から-
  • 統計学の視点から考えるセイバーメトリクスについての一考察
    -セイバーメトリクスの分析による最適打順とは-

主な科目紹介

保健体育科教育法I~IV

保健体育の目標を理解し、学びを深める指導力を修得。

保健体育の目標と内容を理解したうえで、授業のマネジメントやインストラクション技術(授業の展開の仕方)を学び、模擬授業を通して実践力を養成する。さらに、保健授業におけるICT活用方法を理解し、授業展開の指導力を身に付け、実践的な指導力を向上。深い学びを実現するための方策を理解し、授業で実践する力を強化する。

体育史

日本における学校体育の歴史を学び、将来の体育について考える。

明治期以降から現代までの教科体育を中心に学校体育の発展の過程を考察し、現代の学校体育がどのような経緯の上に成立してきたのかを検討します。これにより、現代の体育の諸問題を歴史的に検討する眼を養い、現在の体育を正しく理解し、将来のあり方について考えていく基礎的知識と方法を習得します。

体育実技(陸上)

陸上運動・競技を効果的に楽しく行う方法を考察。

陸上運動・競技は、全ての身体運動の基礎的動作を含んでいるにも関わらず、運動自体が単純で、身体能力の差が出やすいことから、子どもたちにはあまり人気がありません。そこで、他人との比較を中心に据えず、個々の能力を十二分に発揮させ、そこに価値を見出すことのできる授業形態を実践しながら学んでいきます。同時に、単純な運動の中にも、ゲーム性を持たせるような工夫の仕方を提示し、楽しく、仲間と考えながら陸上運動・競技を行う手段を考えます。

公衆衛生学

生活習慣病の予防と高齢者問題を中心に、公衆衛生学の基礎を理解。

公衆衛生学は、ヒトの健康を維持増進させるための学問です。現在のわが国には、生活習慣と密接な関係にある疾病(生活習慣病)の増加や、高齢者の健康や医療費増大などといった大きな課題が存在します。本講義では、主に教育現場で最も重要と思われる生活習慣病の予防と高齢者問題に焦点をあて、疫学・統計学や評価方法、保健活動に関する制度や施策など、公衆衛生学の基礎を理解します。

数理教育コース (中高教員)
(令和8〜5年度の入学生)

主な科目紹介

数学科教育法

中学・高校の数学教員に必要な知識と実践について修得。

主体的に数学に取り組む数学的活動の内容をはじめ、授業の目的や方法など、中学・高校における数学科教育の指導における知識と実践について修得。さらに、ICTを活用した指導法、教材研究、評価方法、模擬授業などについても学び、これからの数学教育の指導に欠かせない能力を身に付けます。

解析学Ⅳ

複素関数論(複素数の微分積分)について、系統的に理解し、初歩的な応用ができること目指す。

複素関数は実関数の定義域と値域を複素数に拡張して得られるものです。またその解析的性質に関する数学から、極めて豊富な結果を導くことが可能であり、固有の数学だけでなく他の数学分野の重要な基礎にもなっています。
本講義では、特に実関数への応用ができることを目指します。すなわち、高校数学で扱う微分積分を複素関数を用いることで非常に見通し良く理解することができます。

代数学

数の代わりに文字を用いた計算の法則・方程式の解法などを主に研究する数学の一つの分野

中学校で2次方程式の解の公式を学び、高等学校では3次方程式の解法を学びます。また、3次方程式や4次方程式には2次方程式のときと同様に解の公式が存在しますが、5次方程式以上の方程式には解の公式は存在しないということが研究により分かっています。
また、ガウスによって発見されたと言われる「複素数係数の n次方程式は複素数の範囲で(重複度も含めて)n個の解を持つ」という代数学の基本定理についても学習することで、数学の奥深さが感じられるはずです。

生物学基礎

中・高理科教員に必要な生物学の基礎と最前線の知見を学ぶ。

ゲノム解析や再生医療などの技術革新により、生命のしくみが解明されています。本講義では、中・高理科教員に求められる生物学の基礎知識を学ぶとともに、近年の研究による新たな発見や技術にも触れます。細胞の構造や機能、生態系、遺伝、進化などの基本概念を押さえ、生物学の網羅的な理解を深めるとともに、最新の科学的知見を修得します。

理科教育法Ⅰ

既存の観察・実験だけではなく、独自の教材開発方法を修得。

中学校・高等学校の理科授業を設計・運営するための基礎を学ぶ科目です。観察・実験の意義やICTを活用した指導法に加え、学習指導案の作成、評価方法、実験室の管理と事故防止などを総合的に学びます。模擬授業を通じて実践力を養い、自ら教材を開発する力を育成。現場で活躍できる理科教員を目指し、指導スキルを磨きます。