幼児教育コース
学びのPOINT
幼児教育コース
乳児期・幼児期の育ちが後の児童・青少年の行動や考え方に大きな影響を及ぼすことが明らかになっています。確かな幼児教育・保育の理論と優れた保育技術を持った幼稚園教諭・保育士が求められる時代になりました。幼児教育コースでは幼稚園教諭一種免許状、保育士資格、小学校教諭一種免許状が取得できます。幼稚園と保育所が一体化した「認定こども園」、保・幼・小の「学びの連続性」が課題になるなか、これらの資格・免許状を併せ持つ"先生"は貴重な存在として期待されます。
教育・研究に歴史と伝統をもつ皇學館大学で4年間、教育・保育・福祉の学びを重ね、子どもに優しく、保護者に信頼される幼稚園教諭・保育教諭・保育士・小学校教諭・児童福祉施設指導員を目指してください。私たち教員はそれぞれの専門分野において理論と実践を結合させた魅力ある教育を展開し、優れた保育者になる皆さんを支援します。
何を学ぶのか |
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どう学ぶのか |
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将来の進路 |
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カリキュラム

最近の主な卒業論文テーマ
- 保育現場における絵本の読み聞かせと保育者の支援
- 保育所における食物アレルギーに対する保育者の認識と支援
- 幼児期における「対話」活動実践の検討
- 5歳児のいざこざ場面における教師のかかわり
- 就学前教育施設における早期教育の必要性とあり方について
- 児童養護施設の生活にみる子どもと職員の関わり-A施設入所児へのインタビュー調査を通して-
主な科目紹介
保育原理
幼児教育の目的・特性・基本について理解する。
子ども観の変遷や幼児教育・保育の歴史について概括したうえで幼児教育の目的、特性、基本を学びます。幼児の遊びと総合的な指導方法、乳幼児の発達と保育内容について、十分に理解します。適切な幼児理解に立脚した指導計画立案の方法と保育実践後の評価についても学習を深めます。さまざまな保護者支援、幼稚園と保育所および小学校との連携の問題等についても考察します。
人間関係(指導法)
乳幼児期における人間関係の構築過程と、その援助・指導法を学修。
保育所・幼稚園で乳幼児は幼児教育者の見守りの中、さまざまな葛藤を繰り返しながら社会生活で必要とされる人間関係を築きあげます。乳幼児がどのように人間関係を築きあげていくのかについての発達を学び、また実際に乳幼児の行動を観察・記録して「人間関係」の面から考察します。さらに乳幼児の発達に合った遊びの計画を学生が立案し、良好な人間関係を育てるための模擬保育の実践・検討も行います。
子どもの食と栄養
人間形成に不可欠な「食」を子どもの育ちから考察。
離乳食からはじまり、幼児期における食への関心、食習慣の形成は、生活習慣病の罹患率や生涯の健康に深く関与します。小児期の食事環境は、身体面や心の正常な発達とも関連しています。このように子どもの人間形成には早期からの食育が不可欠の条件であり、その重要性が強調されるようになってきました。授業では健康と栄養との関わりを理解し、食において自立できる子どもを育てるための内容を学び考察します。
保育所実習Ⅱ
保育所実習Ⅰでの経験を活かし、さらに子どもたちへの理解を深める。
保育所実習Ⅰ(2年次)の経験は、学生にとっては初めての保育体験です。当初考えていた実習の目的、研究課題、保育技術の習得などは、計画通りにはなかなかいかないものです。この保育所実習Ⅱ(4年次)で、さらに深い学びをめざして実習をします。また、ここでは、保育の環境(人的、物的、地理的、社会的など)や、保育所実習Ⅰでは実感できなかった子どもたちの心の動きも学べるようにしていきます。