現代日本社会学部 伝統と歴史ある伊勢の地で日本のニューリーダーを育成

学部長メッセージ

実践的な学びを通して、志と課題解決能力を培う。

 現代日本社会学部は3つのコースがあります。「経営革新コース」「地域創生コース」「福祉展開コース」です。これらのいずれにも共通しているのは、社会の中に出て行って、自分が大切だと思う分野に関わり、そこでの課題を理解し、解決のためのアイデアを考え、それを実行し、成果を上げることを目指すという実践的な学びです。その目的は、教育再生実行会議の第七次提言で言われている「想定外の事象や未知の事象に対しても、持てる力を総動員して主体的に解決していこうとする力」を培うためです。
 そして、すでに、本学部が主導した事業である「大学生テレビ局」「産学官連携日本酒プロジェクト」「SBP(ソーシャル・ビジネス・プロジェクト)支援事業」は、実際に社会が求められる人材が育っているだけでなく、事業そのものが社会から大きく評価されてきています。
 皆さんも本学部に入って、自らの人生をかけて貢献したいと思う分野を見つけ、そこで必要とされる基本的な力を身に着けてみませんか。

富永健 現代日本社会学部長・教授

富永 健 現代日本社会学部長・教授

【専攻分野】
憲法学・地方自治

【主な研究・著書】
『日本憲法の基本理念』
『憲法学の基本問題』
『教養憲法Ⅱ章』(共著)
『日本憲法学の理念と展望』(共著)

現代日本社会学部 学びの特色

広い視野と優れた分析力で、日本の課題に対応するリーダーを育成。

現代の日本社会が抱える課題を多面的に理解し、解決に向けた提言ができるリーダーを育成するため、「経営革新」「地域創生」「福祉展開」の3つのコースを設定し、それぞれが実践的な学びを展開します。

行動のベースとなる知的教養、そして思考力と洞察力を身につける。

地域社会と連携して行われる数々の実習や、社会の第一線で活躍するビジネスパーソンを招いての講演などにより、単なる知識の伝達にとどまらず、深い思考力と洞察力、さらに主体的に行動できる能力を養います。

日本人の教養の基礎「日本のこころ」と「日本の技」を体得する。

茶道・礼法・能などの授業を通して、日本人が昔から大切にしてきた「こころ」を体得すると同時に、伝統や文化に関する理解を深め、行き過ぎた「個人主義・合理主義」を見直すきっかけとします。

幅広い分野を4年間で段階的に学び、実践的な学びにつなげる。

学生は1・2年次に日本の思想や伝統などの基礎を幅広く学び、2年次以降は「経営革新」「地域創生」「福祉展開」の3コースから学生が最も興味のあるコースを選び、より専門的・実践的に探求していきます。

日本を動かす学びの4分野

講義の特色

講義の特色
講義の特色
講義の特色

産業社会実習

社会に出て現場を肌で感じる授業

官公庁、企業、地域産業などの現場で実習を体験。日本の政治・経済の現場を肌で感じることにより、自らの職業観や就業意識の確立をめざすとともに、職業人として必要なビジネスマナーや知識、技術などを身につけます。

現代社会論

社会が抱える多様な問題を把握する

現代社会で起きている多様な社会現象について、「家族」領域を基軸に「職場」「地域」領域と関連させながら把握。現代が抱える諸課題のトータルなイメージとともに具体的な事象への理解も深めていきます。

公共政策論

公務員としての心と技を磨く

全国の地域活性化を支援し、首相主催の「ふるさとづくり有識者会議」の委員も務める岸川政之教授の講義。高校生レストラン「まごの店」など、実例をもとに有効な政策について考えます。

礼 法

日本人としての品格と感性、忍耐力を磨く

弓馬礼法小笠原流宗家から日本に受け継がれてきた礼法とは何かを認識し、その意義を理解しながら社会人として最低限必要な礼法を学びます。基本である「起居」「進退」「回る」「お辞儀」の動作を修得したうえで日常の振る舞いを身につけます。

イノベーション論

イノベーションの生み出し方を学ぶ

イノベーションとは、世の中に新たな価値を示し、変化を興すことです。講義では、イノベーションに向けた姿勢や手法について学ぶことで、皆さんが活動するなかで高い成果を上げられるようになることを目指します。

社会福祉の原理と政策

社会福祉のあり方と考え方を学ぶ

社会福祉は、国民のだれもが平等に受けられる権利であり、そのための義務も明確に定められている制度です。「格差問題」などを例に、「社会福祉とは何か」をテーマに基礎概念を体系的に学びます。