神道学科
カリキュラム

最近の主な卒業論文テーマ
- 古代における水分神の研究
- 神社のバリアフリー化に関する一考察
- 「正直」について
- 現代における「奉納刀」と神社の関係についての研究
- 斎王についての一考察
- 鳥居についての一考察
- 神話における人間
- 映画における宗教性の一考察
- 金光教についての一考察
- 狐の嫁入りー伝承とその変容の考察ー
教員一覧
氏名 | 専門分野 | |
---|---|---|
教 授 | ◎板井 正斉 | 宗教学・現代神道 |
加茂 正典 | 神道史・日本文化史 | |
中山 郁 | 宗教学・高等教育開発 | |
橋本 雅之 | 日本文学・神話論・サブカルチャー | |
松本 丘 | 神道史・神道思想史 | |
准教授 | 岩城 隆宏 | 神社祭式 |
助教 | 髙野 裕基 | 神道史・宗教制度史 |
助手 | 新田 恵三 | 神道史・神道儀礼 |
◎:学科主任 |
ゼミナール(演習)

松本 丘 教授
基本テーマ
林羅山の『本朝神社考』を講読し、神道・神社に関する専門知識を身につけます。
江戸時代前期の儒学者・林羅山による『本朝神社考』の講読を行います。本書は神社の由緒に仏教的説話が多いことを嘆いた羅山が神社の本質を明らかにしたもので、神道思想の根源を知る上で大いに参考になる書物です。受講者には、指定された各自の分担箇所の内容のまとめと関係事項の調査結果を順次発表し、専門用語に習熟して文献読解能力を高め、卒業論文作成に向けての基礎を固めます。

髙野 裕基 助教
基本テーマ
近現代の国家と神社・神道・宗教との関係(政教関係)について学びます。
近現代における政教関係に焦点をあてつつ、神仏分離、国家神道、神社非宗教論、神社合祀、近代神道学、政教分離訴訟などの諸問題を広く取り上げることで、近現代の「神道」について学びます。
各受講生は自己の興味・関心に従ってテーマを選択し、史資料の蒐集と調査を行い、研究発表と質疑応答を通して近現代神道史に関わる史資料の読解力を養うとともに、それらの史資料を神道史に位置付けることができる能力の習得を目指します。

板井 正斉 教授
基本テーマ
地域と神社のつながりをあらためてデザインしましょう。
本演習では、ソーシャル・キャピタルという分析概念を用いながら、地域社会と宗教の現代的関係性(人口減少・高齢社会・災害復興・地域福祉・地域創生など)について、宗教学による研究方法を学びます。
地域社会における人々のつながりの創造や再生を考える上で、地域神社を含む宗教文化の役割を実証的にとらえるとともに、地域課題を解決するために自らの専門性をどのように活用していくかについて実践的に学びあいます。

中山 郁 教授
基本テーマ
「アクティブラーニング」で学ぶ宗教学
本ゼミの特色は、①他ゼミと共同でPBL授業(問題解決型授業)を運営し宗教への思考を深める、②「学生主体型授業」の手法によりゼミ生の研究力はもとより、そのコミュニケーションスキルの伸長を図る点にあります。本ゼミで学生諸君は、繰り返し課題を探求し、調べ、発表することを通じ大きく成長してゆきます。また教員は学生に「教える」のではなく「ファシリテーター」として学生の学びを支援してゆきます。

加茂 正典 教授
基本テーマ
日本古代・中世における神道を考察し、歴史的研究に立脚した神道研究を行います。
記紀神話・律令祭祀・神仏習合・官社制度・御霊信仰を始めとする古代信仰など、さまざまな諸相を示す神道事象の中から、受講生各自が研究テーマを自主的に選択し、発表・質疑・討論を経て、研究テーマへの理解を深めます。演習の進め方は、まず、神道に関する古代・中世の基本文献を全員で講読し、文献史料(漢文史料)に対する基礎読解力を習得。その後、各自の研究テーマの選定、先行研究・関連資史料の検索・収集方法、研究の進め方について助言を加えた上で、各自の研究テーマに即した発表形式で演習を行います。

橋本 雅之 教授
基本テーマ
神話・伝説を通してみる日本文化と神道の特色について。
本演習は、奈良時代に成立した『古事記』(春学期) ・『風土記』(秋学期)に記されている神話・伝説を素材とし、その内容の分析と考察を通して現代にまで継承されてきた日本文化の特色や、神話に描かれた儀礼のあり方から神道の信仰について考察し、理解を深め、日本文化の特色について専門的な知識と教養を身に着けることを目的とします。