神道学科

学科概要

神道学科で学ぶこと

日本の神話や古典、文学、言語、歴史、思想、宗教などの幅広い視野から、現代に息づく日本の精神文化の由来と展望を究明。こうして日本の文化と精神性を継承し、発展に貢献できる人材の育成をめざします。

学科概要

4年で神職資格の取得が可能

祭式作法、祝詞作文、祭祀概論、有職故実などを学ぶ「神職課程」を修了すれば、4年間で神職階位(神職の資格)が取得できます。

約7割が社家以外の学生

神職を志すのは社家(世襲神職の家)の学生だけでなく、近年は一般家庭の学生も増加してます。現在、神道学科学生の約7割が一般家庭出身です。

神宮のお膝元で学ぶということ

年間約1000万人の参拝者を集める日本人の心のふるさと、伊勢の神宮の祭典や行事などにも積極的に参加し、日本文化の根源を肌で感じます。

皇學館ならではの実践的な授業

全国の神社で行われる神務実習や、故実に則った祭式を学ぶ授業、さらに雅楽、能楽など、日本文化を体感する授業が充実しています。

伊勢神宮のお膝元で、日本の伝統文化の真髄に触れる

学科Topics

教室で学ぶだけではありません。 多彩な学びを通して成長します。

フィールドワーク(研究旅行)

毎年、各ゼミはそれぞれの研究内容に合わせてユニークな研究旅行を行います。

●加茂正典・黒田宗篤ゼミ

平成30年度は、下関、北九州、長崎を中心とした社寺や名所名跡を訪れました。下関では、長門国一の宮である住吉神社、幕末の志士の御霊をお祀りする桜山神社、安徳天皇をお祀りする赤間神宮、福岡では、宗像大社辺津宮(へつみや)、大島の中津宮(なかつみや)、筥崎宮、香椎宮、太宰府天満宮、九州国立博物館、長崎では、平和祈念公園、原爆資料館、長崎出島、大浦天主堂、グラバー園を巡り、北九州の風土を体験し、その歴史と文化を学びました。

加茂・黒田ゼミ

●中山郁ゼミ

平成30年度は授業で解説した山岳宗教・修験道の世界を学生に体感してもらうために、山形県庄内地方の出羽三山を訪ねました。初日は出羽三山神社に正式参拝し、2日目には羽黒山中の聖地を巡ってから湯殿山神社と大日坊・注連寺を訪問し即身仏(ミイラ仏)を拝観。3日目は中山が先達となって月山で体験修行。学生たちの元気な「六根清浄」の掛け声が、清らかな神の山に響き渡りました!!

中山郁ゼミ

●板東洋介ゼミ

平成30年度は山形・秋田を訪れました。山形では山岳信仰で知られる鳥海山の大物忌神社を参拝・見学し、その後国学の「四大人」の一人、平田篤胤の故郷の秋田市で調査を行い、また篤胤を祀った彌高神社を参拝し、さらに来訪神・なまはげで有名な男鹿半島で民俗学的なフィールドワークを行いました。

板東洋介ゼミ

●松本丘ゼミ

平成30年度は、関東方面を訪れ、伊豆国一宮の三嶋大社や鶴岡八幡宮・長谷寺を始めとする鎌倉の社寺など、有名な神社や史跡を巡って、歴史と伝統を体感しました。

松本丘ゼミ

神道学会フィールドワーク

神道学科の学生と教員で構成される神道学会では、毎年フィールドワークを実施。実際に足を運び、参拝見学することで、神道の知識を深めます。平成30年度は多賀大社を訪れ、正式参拝、社殿を拝見し、さらに湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺)に参詣しました。

神務実習

長期休暇中、学生たちは熱田神宮(愛知県)、八坂神社(京都府)、大神神社(奈良県)、太宰府天満宮(福岡県)、砥鹿神社(愛知県)などで神務実習を行います。実際に装束を身につけ、神職の仕事を体験します。

講演会

毎年学外の著名な研究者や宮司を招き、講演会を行っています。平成30年度は同志社大学名誉教授の竹居明男先生をお招きし、「菅原道真伝の虚実-史実と伝承のはざま-」と題する講演を拝聴しました。

コース紹介

神道学コース

社家の出身者・一般家庭の出身者ともに、神職に必要な教養と技能を修得。
将来の神社界を担う、日本の本質と魅力を正しく継承し、広く発信できる神職をめざします。

神道学コース
神道学コース
何を学ぶのか
  • 日本の歴史と神道の本質
  • 皇室の祭祀と伝統
  • 神社の起源と展開
  • 神社祭祀とその思想
  • 神道と諸宗教
どう学ぶのか
  • 神道を講義や講読から学び、少人数の演習によって自らテーマを決めて調べることで神道にアプローチする
  • 神宮・神社での実習を通して神職としての精神や技能を体得する
 
将来の進路
  • 神社界・教育界
  • 公務員・企業
  • 大学院進学
  • 将来の神社界で指導的立場となる神職を育成します

神道学科の就職・資格についてはこちらでご覧ください。

日本文化コース

社家の出身者・一般家庭の出身者ともに、日本文化の本質を学びます。神職に必要な教養と技能も修得できます。
日本文化の特色と魅力を正しく継承し、広く発信できる人材をめざします。

日本文化コース
日本文化コース
何を学ぶのか
  • 神道と日本文化
  • 日本の歴史と思想
  • 日本の宗教と法律
  • 日本人の生活と信仰
  • 日本の伝統文化の形と心
どう学ぶのか
  • 日本の伝統文化を講義や講読から学び、自ら調べ深める
  • 少人数の演習で日本の伝統文化に各自のテーマでアプローチする
  • 日本の伝統芸能や技芸を体験し、日本人らしさを身につける
 
将来の進路
  • 公務員・企業
  • 神社界・教育界
  • 大学院進学
  • 一般社会においてリーダーとして活躍できる立派な日本人を育成します。

神道学科の就職・資格についてはこちらでご覧ください。

講義の特色

講義の特色
講義の特色
講義の特色

祭祀概論 [加茂正典]

祭祀の実態と本質について学ぶ

神祇令条文、延喜式の神祇関係条文、儀式の神祇関係儀の解読をもとに、朝廷、神宮の年中恒例祭祀と臨時祭祀の実態を復元・解説するとともに、祭祀担当官司である神祇官の機能と役割についても学びます。

宗教学概論 [中山郁]

世界の宗教を知ろう

世界には仏教、キリスト教、イスラム教の三大宗教のほか、日本の神道やインドのヒンドゥー教、中国の道教などさまざまな宗教があります。宗教学概論では神様の捉え方、宗教それぞれのもっている世界観や人間観などをわかりやすく解説します。

神道神学 [白山芳太郎]

神道の神学を理解する

神道は、人が、また国家から町村や家にいたる共同体が、敬虔に、伝統的な方法で神々を祭ってきた営みです。そこにおのずから神学が備わります。その伝統的方法を探り、その正しい姿を確かめつつ神道の神学を明らかにしていきます。

神道学演習Ⅰa[松本丘]

神道思想の根源を古書に探る

江戸時代前期の儒学者・林羅山による「本朝神社考」の講読を行います。本書は神社の由緒に仏教的説話が多いことを嘆いた羅山が神社の本質を明らかにしたもので、神道思想の根源を知る上で大いに参考になる書物です。

古典講読Ⅰ[板東洋介]

神道の古典を精読する

神道及び日本文化史にとってきわめて重要な古典である『古事記』のうち、神々の事績を記した上つ巻を、一年かけて講読します。神々のそれぞれに個性的な性格や神話の世界観に注目し、古代の神話と現在も斎行されているお祭りとの関係などにも触れ、さらには宗教学・比較神話学の知見なども参照しつつ、神道を学び・実践する基礎をつくることを目指します。