国史学科

カリキュラム

カリキュラム

最近の主な卒業論文テーマ

歴史教育コース
  • 日本における仏教伝来の研究
  • 南洋諸島における日本の統治政策
  • 古代・中世の日食に関する一考察
  • 古代の食文化について
  • 折口信夫の霊魂観
  • 親鸞聖人の研究
  • 「船中八策」の研究
  • 戦前期静岡茶の広がりと宣伝
  • 有馬温泉に見る戦国時代の湯治
  • 宇治山田合戦について ー伊勢国司北畠氏との関わりを中心にー
文化財コース
  • 戦国大名佐竹氏及びその家臣団の信仰
  • 戦国時代の伊賀国
  • 伊勢湾西岸域に於ける縄文時代の竪穴住居の研究
  • 『中右記』に見る中世貴族の宴
  • 武田勝頼の研究
  • 物部氏について ー物部氏の滅亡ー
  • 鎌倉時代の伊勢神宮における怪異
  • 中世伊勢国人長野氏について
  • 甲州財閥の研究
  • 東久邇宮稔彦王の思想

教員一覧

氏名 専門分野
教 授
松浦 光修 日本思想史
 上野 秀治 日本近世史
 岡野 友彦 日本中世史・古文書学
 田浦 雅徳 日本近現代史・外交史
准教授  遠藤 慶太 日本古代史
 多田 實道 日本中世史
 谷口 裕信 日本近代史・地方行政史
 堀内 淳一 東洋史
  ◎:学科主任  

ゼミナール(演習)

古代(奈良~平安時代)

古代史ゼミ

遠藤 慶太 准教授
遠藤 慶太 准教授

基本テーマ

『類聚三代格』に収められた法令集を読み進めながら、古代の歴史と社会について学びます。

日本の古代史を学ぶためには、その当時に書かれた漢文を読まなければなりません。そのため古代史ゼミでは、漢文史料の読む基礎訓練にはじまり、文書の様式や法制度について学ぶことを通して、時代や古人と対話し、日本の古代はいったいどのような時代であったのか、ともに考えてゆきます。

中世(鎌倉〜戦国時代)

中世史ゼミ

岡野 友彦 教授
岡野 友彦 教授

基本テーマ

伊勢神宮の御師の家に残る古文書を教材として使い、中世の社会の仕組みを研究します。

博物館やお寺・神社などに行って、「くずし字」で書かれた古文書を目にしたとき、「読めるようになりたい!」と思ったことはありませんか?私のゼミでは「古文書を読もう!」ということを第一の目的としています。しかしそれは単に、「くずし字」が読めるようになる、というだけのことではありません。日本中世史上の人物が、戦乱の時代の中で、実際に書いた手紙そのものを読むことで、歴史上の人物を「生身(なまみ)」の人間として感じてほしいと思うからです。日本中世という時代をライブ感(臨場感)で味わえる授業を目指しています。

中世史ゼミ

多田 實道 准教授
多田 實道 准教授

基本テーマ

『武家年代記』に記された鎌倉時代の諸事件を読み解き、歴史研究の手法を学びます。

中世とは、一般的に、平安時代末から戦国時代にかけてをいいます。中世について研究するには、当時の史料を読解できる力が、何よりもまず必要となります。そこで当ゼミは、3年次に『武家年代記』という、鎌倉時代の出来事が年代別にまとめられている史料を講読しています。こうして中世史料の読解力を養い、歴史研究の具体的方法を学んだ上で、4年次には、卒業論文を完成させます。テーマの設定は、受講生各自に委ねられています。卒業論文の執筆は、自分のやりたいことを存分にできる、至福のひとときでもあるのです。

近世(桃山〜江戸時代)

近世史ゼミ

上野 秀治 教授
上野 秀治 教授

基本テーマ

徳川吉宗の時代について書かれた『享保通鑑』を使い、幕藩体制に関しての理解を深めます。

江戸時代後半の史料は数多く残されていますので、人びとの生活を具体的に解明することが可能です。3年次のゼミでは、8代将軍吉宗時代の幕府と大名・旗本との関係が記録されている『享保通鑑』をテキストに、幕府の支配や儀礼などについて、関連史料も集めて各人発表してもらっています。この発表を通じ、史料の内容を分析する方法や、何を追究していけば研究が深められるか、という点を会得していきます。4年次のゼミでは近世文書を利用する上で必須となるくずし字を勉強し、あわせて卒業論文作成のための指導もしていきます。

近世史ゼミ

松浦 光修 教授
松浦 光修 教授

基本テーマ

幕末の人物や事件を検証し、思想的・文献的という2つの歴史へのアプローチを習得します。

私のゼミでは、幕末の志士や思想家の史料を読んでいます。「志士のカリスマ」ともいうべき藤田東湖、あるいは、「志士の中の志士」ともいうべき吉田松陰、さらには内村鑑三という人が「代表的日本人」と称えた西郷隆盛などが書いた文章を、「原文」で読めるようにするため、日々、勉強しているのです。「原文」からは、その人の「思い」が、もっともストレートに伝わってきます。それを読めるようになったあと、時代物の小説やテレビを見ると、それがあきらかに「つくりもの」である、ということが見えてきます。

近現代(明治時代〜現代

近現代史ゼミ

田浦 雅徳 教授
田浦 雅徳 教授

基本テーマ

日中戦争の拡大に反対した石射猪太郎の日記を読み、昭和前期の日本外交を考察します。

本ゼミでは、主に昭和の外交官や軍人の日記などを読んで、各自の分担についていろいろな文献や参考図書、新聞などで調べて、報告することにしています。日記の裏にこんな背景があったのだということがよく分かります。史料はその時代を映し出す鏡なのですが、史料を突っ込んで調べないと、その時代の実態を見せてはくれません。それだけに調べ甲斐はあります。ゼミでは史料を通して考えることを徹底させ、さらに質問と応答を活発にすることで、コミュニケーション力や問題解決能力が養われるようにしています。

近現代史ゼミ

谷口 裕信 准教授
谷口 裕信 准教授

基本テーマ

明治・大正期の政治家である原敬の日記などを用いて、当時の政治・経済・文化を研究します。

近代という時代の始まりは、今からさかのぼること約150年。長い日本の歴史の中では現代に一番近い時代ですが、私たちの5世代前のことだとすると、現代との隔たりの大きさに気づかされます。
3年次のゼミでは、「100年前の日本社会を探る」ことをテーマに、当時の日記や新聞などを読みます。史料読解力や時代感覚を培い、4年次のゼミでは卒業論文に取り組みます。問題点を掘り起こし、証拠を示して自分なりの結論を導き出す。他者と対話しつつ分かりやすく説明する。ゼミは社会人に求められる力を、身につける場でもあるのです。

東洋史

東洋史ゼミ

堀内 淳一 准教授
堀内 淳一 准教授

基本テーマ

中国の『正史』を中心に、日本を含む東アジア諸国と中国との関わりを広く学びます。

古くから中国は、日本をはじめとする東アジア諸国の政治や文化に大きな影響を与えてきました。
私のゼミでは、その中国史研究の基礎史料である『正史』(二十四史)を講読し、秦から清に至る長い歴史の中で各王朝と東洋諸国との関わりを学びます。こうして中国史を学ぶことで、東洋の歴史と日本の歴史を客観的に見つめ、グローバルな視野から歴史を理解できる人材を育成します。
3年次のゼミではそれぞれの関心に即した漢籍史料を読み、少しずつ自分が最も興味のある研究テーマを見つけてほしいと思っています。4年次のゼミでは卒業論文を書くために、自らが読んだ史料、先行研究をゼミでを説明してもらいます