国史学科

カリキュラム

※令和5年度カリキュラムは令和4年7月14日公開予定です。

最近の主な卒業論文テーマ ※令和5年度からコース名称が変更になります

歴史教育コース
  • 中世伊勢神宮をめぐる刀剣
  • 「江戸前うなぎ」の成立と蒲焼き屋の発展
  • ベッテルハイムとイギリスの対琉球外交
  • 教育者としての吉田松陰
  • スペイン風邪流行期における日本の感染症対策
  • 日本の洋装化と婦人標準服
文化財コース
  • 古代日本の疫病とその背景
  • 中世諏訪信仰における殺生罪業観
  • 日本領有初期の台湾における交通インフラと
    台湾島民
  • 満蒙開拓団の戦後
  • 自衛隊駐屯地・基地と地域社会

教員一覧

氏名 専門分野
教 授 松浦 光修 日本思想史
 遠藤 慶太 日本古代史
 岡野 友彦 日本中世史・古文書学
 多田 實道 日本中世史
准教授  谷口 裕信 日本近代史・地方行政史
 堀内 淳一 東洋史
助教  谷戸 佑紀 日本近世史
 長谷川 怜 日本近現代史・対外関係史
  ◎:学科主任  

ゼミナール(演習)

古代(奈良~平安時代)

古代史ゼミ

遠藤 慶太 准教授
遠藤 慶太 教授

基本テーマ

『類聚三代格』に収められた法令集を読み進めながら、古代の歴史と社会について学びます。

日本の古代史を学ぶためには、その当時に書かれた漢文を読まなければなりません。そのため古代史ゼミでは、漢文史料の読む基礎訓練にはじまり、文書の様式や法制度について学ぶことを通して、時代や古人と対話し、日本の古代はいったいどのような時代であったのか、ともに考えてゆきます。

中世(鎌倉〜戦国時代)

中世史ゼミ

岡野 友彦 教授
岡野 友彦 教授

基本テーマ

伊勢国司北畠氏関係史料を教材として使い、中世の伊勢について研究します。

『神皇正統記』を著した北畠親房、あるいは織田信長に謀殺された剣豪北畠具教といった人物の名前を聞いたことはありませんか。実は彼らは、私たち皇學館大学のあるこの伊勢と、深い関わりのある人たちなのです。そこでこのゼミでは、北畠親房から北畠具教に至る中世後期、200年以上にわたって国司として伊勢国を支配していた北畠氏関係史料を講読することで、中世後期(南北朝・室町・戦国時代)の伊勢国について研究していきます。身近な郷土の歴史を知ることで、日本中世という時代を、ライブ感(臨場感)をもって感じることのできる授業を目指しています。

中世史ゼミ

多田 實道 准教授
多田 實道 教授

基本テーマ

『鎌倉大日記』に記された鎌倉時代の諸事件を読み解き、歴史研究の手法を学びます。

中世とは、一般的に、平安時代末から戦国時代にかけてをいいます。歴史について研究するには、当時の史料を読解できる力が、何よりもまず必要となります。そこで当ゼミは、3年次に『鎌倉大日記』という、鎌倉時代の出来事が年代別にまとめられている史料を講読しています。こうして中世史料の読解力を養い、歴史研究の具体的方法を学んだ上で、4年次には、卒業論文を完成させます。テーマの設定は、受講生各自に委ねられています。卒業論文の執筆は、自分のやりたいことを存分にできる、至福のひとときでもあるのです。

近世(桃山〜江戸時代)

近世史ゼミ

谷戸 佑紀 助教
谷戸 佑紀 助教

基本テーマ

近世中期の記録を読むことで、当時の政治や社会、文化などについての理解を深めます。

皆さんは“伝統的”という言葉を聞いてどのようなものをイメージしますか?
和食、お城、相撲、ひな祭り、落語など色々なものが頭に浮かぶかと思います。近世は、これら今日に続く「伝統的なもの」のおおよその姿が出来あがった時期です。思い切って言えば、現代の社会や私たち自身の“大切な土台”が育まれた時代と言っても良いかもしれません。
本ゼミでは、当時の人々が残した史料をもとに、このような時代の実像に迫ってゆきます。三年次は、八代将軍 徳川吉宗が政治を行っていた頃の記録である『享保通鑑(きょうほうつがん)』を講読します。近世史料の扱い方を身につけ、読み解く力を養うことが目標です。四年次は、各自が選んだ研究テーマについて発表し、それをもとに卒業論文に取り組んでもらいます。
過去を見つけ、今を見つめ、未来を見とおす。この経験は大きな糧となり、皆さん一人ひとりの人生を、豊かで素晴らしいものにしてくれるはずです。

近世史ゼミ

松浦 光修 教授
松浦 光修 教授

基本テーマ

幕末の人物や事件を検証し、思想的・文献的という2つの歴史へのアプローチを習得します。

私のゼミでは、幕末の志士や思想家の史料を読んでいます。「志士のカリスマ」ともいうべき藤田東湖、あるいは、「志士の中の志士」ともいうべき吉田松陰、さらには内村鑑三という人が「代表的日本人」と称えた西郷隆盛などが書いた文章を、「原文」で読めるようにするため、日々、勉強しているのです。「原文」からは、その人の「思い」が、もっともストレートに伝わってきます。それを読めるようになったあと、時代物の小説やテレビを見ると、それがあきらかに「つくりもの」である、ということが見えてきます。

近現代(明治時代〜現代)

近現代史ゼミ

谷口 裕信 准教授
谷口 裕信 准教授

基本テーマ

明治・大正期の政治家である原敬や牧野伸顕の日記などを用いて、当時の政治・経済・文化を研究します。

近代という時代の始まりは、今からさかのぼること約150年。長い日本の歴史の中では現代に一番近い時代ですが、私たちの5世代前のことだとすると、現代との隔たりの大きさに気づかされます。
3年次のゼミでは、「100年前の日本社会を探る」ことをテーマに、当時の日記や新聞などを読みます。史料読解力や時代感覚を培い、4年次のゼミでは卒業論文に取り組みます。問題点を掘り起こし、証拠を示して自分なりの結論を導き出す。他者と対話しつつ分かりやすく説明する。ゼミは社会人に求められる力を、身につける場でもあるのです。

日本近現代史・対外関係史ゼミ

長谷川 怜 助教
長谷川 怜 助教

基本テーマ

一次史料の講読を基礎として、政治・外交、文化など様々な分野から近代の東アジアの動向を捉え、「世界の中の日本」という視点を培います。

日本史は、広い視野で見れば世界史の一部です。世界の様々な出来事や事件と直接・間接的に影響を受けながら日本は近代という時代を乗り越えてきました。本ゼミでは、政治家や外交官など歴史の「現場」で活動した人々の書き残した史料から日本を取り巻く近代東アジアの歴史を理解し、国際関係や現代につながる諸問題について考えます。
また、当時の絵葉書や写真、音源(レコード)の鑑賞なども行い、文字以外の史料から近代を体感します。3年生ゼミでは史料を読む・見る楽しさを味わいつつ、歴史叙述の作法を身につけます。そして、徐々に自身の研究テーマを絞り、4年生ゼミでは自身が分析したことを論理的に説明する力を養って卒業論文の完成を目指します。

東洋史

東洋史ゼミ

堀内 淳一 准教授
堀内 淳一 准教授

基本テーマ

中国の『正史』を中心に、日本を含む東アジア諸国と中国との関わりを広く学びます。

古くから中国は、日本をはじめとする東アジア諸国の政治や文化に大きな影響を与えてきました。
私のゼミでは、その中国史研究の基礎史料である『正史』(二十四史)を講読し、秦から清に至る長い歴史の中で各王朝と東洋諸国との関わりを学びます。こうして中国史を学ぶことで、東洋の歴史と日本の歴史を客観的に見つめ、グローバルな視野から歴史を理解できる人材を育成します。
3年次のゼミではそれぞれの関心に即した漢籍史料を読み、少しずつ自分が最も興味のある研究テーマを見つけてほしいと思っています。4年次のゼミでは卒業論文を書くために、自らが読んだ史料、先行研究をゼミでを説明してもらいます