カリキュラム国文学科
カリキュラム
最近の主な卒業論文テーマ
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[上代]
- 大伴家持の研究 ―四五一六番歌を中心に―
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[中古]
- 『伊勢物語』の昔男像
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[近世]
- 『南総里見八犬伝』の研究
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[近代]
- 国語科と文学の境界―村上春樹「鏡」の場合―
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[現代]
- 現代における「文豪」について
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[国語学]
- 北海道方言の商用利用の研究
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[漢文学]
- 吉川英治『三国志』について
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[書道]
- 隷書について ―横画と右払いにおける波礫の変遷―
講義の特色
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古典文学講義IA
「古事記』を読み解くことで、上代文学の魅力に迫る。
「古事記」の概要を知り、実際に読み進めながら理解を深めていきます。基礎的な事柄はもちろん、上巻「大国主神」、中巻「倭建命」については、特に重点を置いて考察。同時に、上代文学の特質についても学んでいきます。最終的には、それぞれの話について説明できるまで理解を深めることをめざします。
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書論・鑑賞
書を通じて民族・地域性まで深く理解。
書論を読み解きながら、その時代における芸術論や書法・書体に関する概念などについて考察。中国と日本の書 に対する考え方の違いを学び、民族的・地域的なものとの関わりまで深く理解します。
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漢文学概論II
日本に影響を与えた漢文学の全体像をつかむ。
古代中国の「小説」の誕生から始まり、六朝期の志怪小説、唐代の伝奇小説に至る展開を概説。その後、『三国志演義』などに代表される明代の白話小説が成立した経緯や内容について理解していきます。
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専門演習IB
卒業論文の作成に欠かせない技術を修得。
平安時代の歌集や物語を輪読します。一語一語丁寧に読解し、問題点を整理。適切な資料作成と討論を通じて、卒業論文に必要な研究方法を身に付けていきます。
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国語学講読II
文学作品を熟読し、 史的変遷の実態を把握。
平安時代末の説話文学集である「今昔物語集」を読み、古辞書の使い方など国語史資料を利用する方法を修得。さらに、漢字の字形と 時代性を観察することで古典の読解力の向上をめざします。
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近代文学講義IB
書物そのものの観点から、 近代文学を研究。
近代文学研究において重要なキーワードとなる「読書」や「書物」の問題について考察。文学作品の読書環境や書物の出版・印刷など のトピックスを取り上げ、言語文化に対する関心を深めていきます。