国文学科

国文学科 お知らせ.

平成29年9月29日国文学科
平成29年度 国文学会研究発表会【10月28日】blank
平成29年10月11日国文学科
国文学会講演会について【11月16日】

学科概要

国文学科で学ぶこと

上代から現代まで、幅広い時代の文学作品を解読する国文学。日本語の構造や表現などを学ぶ国語学。この2つの学びを中心に、書誌学・図書館学・書道・漢文学まで多彩な領域を学びます。

幅広い分野に応用できる力

国文学・国語学を通して、自立した社会人に不可欠な「豊かな感受性」「柔軟な思考力」「的確な表現力」を身につけます。

読解力と表現力を学ぶ少人数ゼミ

11の専門分野にはそれぞれ少数精鋭のゼミが置かれ、正確に文献を解釈する読解力と、美しく的確な表現力を培います。

11の専門分野で国文学を学ぶ

上代から現代まで6つの時代の国文学と、国語学・書誌学・図書館学・書道・漢文学の合計11分野に専任教員を配しています。

自由に組み合わせられる3コース

「国語・国文学」「図書館・文化行政」「書道・漢文学」の3コースを設置しています。学生の興味に合わせ、自由に組み合わせて履修することが可能です。

多彩な資料と史料に、実証的・実践的にアプローチする

学科Topics

教室で学ぶだけではありません。 多彩な学びを通して成長します。

フィールドワーク(研究旅行)

毎年、各ゼミはそれぞれの研究内容に合わせてユニークな研究旅行を行います。

●大島信生ゼミ

ゼミ旅行では、万葉集や古事記などの上代文学作品の故地をその年の研究テーマに応じて訪ねています。これまで九州・山陰・四国などに行きました。作品の舞台の土地に実際に行くことで作品の理解を深めることができます。

大島信生ゼミ

●中川照将ゼミ

『源氏物語』『枕草子』の舞台である京都を散策します。作品のなかで光源氏や清少納言が歩いている場所に行き、実際に歩きます。近いと思っていた場所が意外に遠かったり、作品内の距離と現実の距離の違いを体感できます。

中川照将ゼミ

●深津睦夫ゼミ

私たちのゼミでは、太平記・曽我物語などの舞台となった鎌倉・箱根・伊豆や、平家物語の舞台となった瀬戸内沿岸、あるいは、みちのくの歌枕(歌に詠まれた土地)である白河の関、松島、塩竃などを毎年訪ねています。

深津睦夫ゼミ

●小堀洋平ゼミ

フィールドワークでは、作品の舞台となった土地を実際に訪れたり、作家にかかわる生の資料が展示された文学館を観覧したりすることを通して、近代文学に対する理解を深めていきます。創作における「踏査」の重要性を説いたのは田山花袋ですが、研究においても、文学にかかわる様々な場所に足を運ぶことは、活字だけからでは分からない、思いがけない発見を私たちにもたらしてくれることでしょう。

小堀洋平ゼミ

●岡野裕行ゼミ

図書館、文学館、街の本屋、古本屋、ブックカフェなど、東京都内にあるさまざまな「本のある空間」を訪れることで、それらがなぜ世の中で必要とされ、どのような理念で運営され、どのようにして魅力的な空間をつくっているのかを実際に見て回ります。

岡野裕行ゼミ

●齋藤平ゼミ

方言は身近で興味のあることばですが、その本格的な研究方法を学ぶ機会はあまりありません。このゼミでは、普段接することのあまり無い言語圏で調査をし、記録や解釈など、総合的にその方法を学びます。

齋藤平ゼミ

●上小倉一志ゼミ・松下道信ゼミ

中国の歴史や文化に実際に触れるため、書道ゼミと漢文ゼミのフィールドワークの行き先は、もちろん本番、中国。毎年、書道ゆかりの重要な石碑を見たり、漢文学の理解に欠かせない儒教や道教に関係する史蹟を訪れています。

松下道信ゼミ・上小倉一志ゼミ

文学散歩

毎年、全国の文学作品ゆかりの地を訪ね歩く文学散歩。平成27年度は三重県桑名市を訪れました。桑名ゆかりの作品としては泉鏡花『歌行灯』、中原中也「桑名の駅」などが知られています。材木商として知られる諸戸氏旧宅「六華苑」や『東海道中膝栗毛』に描かれた七里の渡しも見学し、昼食は焼き蛤に舌鼓を打ちました。専門の教員の解説を聞きながら、作品の世界を実体験する貴重な機会となっています。

文学散歩

ビブリオバトル

近頃話題のビブリオバトルとは、参加者が好きな本について紹介し、聞き手がその本を「どれだけ読みたくなったか」で競う、知の格闘技。国文学科では授業にビブリオバトルを取り入れ、読解力と言葉による表現力の向上に役立てています。

ビブリオバトル

コース紹介

国語・国文学コース

日本語の構造や表現、言語感覚について学ぶと同時に、さまざまな時代の文学作品の研究を通して、国文学の歴史や作品・作者の背景を正確に読み解く力を身につけます。

国語・国文学コース
国語・国文学コース
何を学ぶのか
  • 幅広いジャンルと各時代にわたる作品の読解と解釈
  • 国文学の歴史と思想
  • 日本語の構造と変遷
  • 的確な表現の方法
  • 作品に表現された日本人の精神性
  • 文学と芸能の関わり
どう学ぶのか
  • 一字一句を大切に読み、作品と言葉の意味を正しく解釈する。
  • 研究文献などの読解を通して、人間の思考には多様性があることを知る。
  • 作品研究や言語研究を通じて、方法の独創性を養う。
  • 的確で美しい表現の方法を発表や論文執筆を通じて身につける。
  • 資料を収集・分析し、作品や言葉の背景にある歴史・文化・精神を探る。
  • 関係のある地域や都市、史跡などを探訪し、風土との関わりを考察する。
 
将来の進路
  • 中学校・高等学校の国語科教員
  • 小学校教員
  • 国語の表現力を活かした企業人
  • 専門性を高めるための大学院進学

国文学科の就職・資格についてはこちらでご覧ください。

図書館・文化行政コース

本に関する文化や、地域のコミュニティづくりの場である図書館の役割について学びます。また、本と人を結びつける活動など、地域の文化振興にも役立つ知識と方法を学びます。

図書館・文化行政コース
図書館・文化行政コース
何を学ぶのか
  • 図書館の理念と歴史
  • 情報サービスの理論と応用
  • 資料・情報資源の組織化と管理
  • 本の歴史と出版文化
  • 本と人とを結ぶ活動
  • 地域の文化振興を促す方法と考え方
どう学ぶのか
  • 専門知識を実社会に応用できる職業人をめざして、国文学と図書館学を併せて学ぶ。
  • 図書館司書や文化行政の担当者として必要な知識を、理論と技術の両面から学ぶ。
  • 古典籍(明治以前の古い書物)の実物を手にして、あるいは映像を通して、その扱い方の具体的な知識を習得する。
  • くずし字の解読や目録作成を通して、実践的な能力を身につける。
  • 児童サービスや絵本の研究を通して、子どもと子どもの本について知る。
  • 情報資源のアーカイブやウェブを活用した情報収集・発信の可能性を知り、その技術を習得する。
 
将来の進路
  • 図書館司書
  • 学校司書
  • 文化行政に携わる自治体職員
  • 本や図書館と関わる民間企業
  • 中学校・高等学校の国語科教員
  • 大学院進学

国文学科の就職・資格についてはこちらでご覧ください。

書道・漢文学コース

さまざまな書体と書風を書きこなし、書によって思いを伝える「表現力」を伸ばします。書家として、書道の指導者として必要な知識と技術を確実に指導します。
また漢文の読解力を身につけ、多くの漢文作品に触れることで中国文化や歴史的背景を学びます。

書道コース
書道コース
何を学ぶのか
  • 漢字書法
  • 仮名書法
  • 金石書法
  • 書論
  • 書道史
  • 各時代の有名な漢文作品の読解と解釈
  • 漢文の読解方法
  • 日本と中国の文化的な関わり
どう学ぶのか
  • 古典の臨書により結構法・用筆法を学ぶ
  • 書体変遷の歴史や各時代の書風を学び、作品制作に生かす
  • 書論や題跋から、書に対する作家の意識や時代的な背景を学ぶ
  • 漢字を一文字ずつ正確に読むことで、漢文の読解能力を身につける
  • 漢文作品とそれが書かれた歴史から、文化的背景を正しく理解する
  • 現地を訪問し、中国の歴史文化との関わりを考察する
 
将来の進路
  • 高等学校の書道科教員
  • 書家
  • 中学校・高等学校の国語科教員
  • 小学校教員

国文学科の就職・資格についてはこちらでご覧ください。

講義の特色

講義の特色
講義の特色

国語学概論Ⅰ[齋藤平]

日本語を学ぶための基礎固め

日本語を言語科学の立場から考える授業。音声・音韻・表記・文法・語彙などを対象に、基本的な体系や規則性の究明を行います。「言葉の海」を進むための羅針盤と海図のように、国語学の基礎となる授業です。

古典文学講読ⅠB [中川照将]

源氏物語の世界を堪能する

世界的に有名な作品なのに、内容はあまり知られていない『源氏物語』。本講義では、同作品の第一部・二部の概要と魅力を学ぶと同時に古典独特のリズムを体感し、古典文学を身近に感じてもらえるように指導します。

近代文学講読ⅠA [専任教員]

近代文学作品を鑑賞する力を養う

近代文学の文章を、言葉や表現、文体、リズムなどに注目しながら読むことで、正確な読解力を修得します。また作品の時代背景や問題意識、表現上の試みにも着目しながら学び、作品を鑑賞する力を身につけます。

専門演習ⅠH [松下道信]

漢文学を読みこなす技術を修得

漢文学の研究には、原典である漢文の読解は必須。本演習では中国の道教にまつわる伝記話集『列仙全伝』を輪読し、漢和辞典の使い方や中国古典の学問スタイルなどを学び、本格的な漢文読解の技術の修得をめざします。

図書館概論[岡野裕行]

未来の図書館のあり方を考える

私たちの生活に欠かすことのできない、社会制度として の図書館の可能性を考えます。各自が「図書館とは何か」 という問題意識を持ち、それについての自分なりの価値 観を持てるようになることを目指します。

書Ⅳ(作品制作)[上小倉一志]

書で自らを表現する力を養う

書道を指導するための専門技術を高めるとともに、臨書(古典を手本に書き写すこと)によって伝統的な書法を理解し、作品として表現する力を養います。また漢字に関する知識の修得と、深い理解をめざします。