神道学専攻

目的

 神道精神を身につけ、日本文化の歴史と伝統を研究することにより、神道に関わる深い造詣を有する神職及び広い視野から神道を研究する能力を有する人材を育成する。

博士前期課程

基礎科目

授業科目 形態 単位数
神道学研究基礎論 講義 2
神道学研究法演習 演習 2
神道学原論Ⅰ 講義 2
神道学原論Ⅱ 講義 2
神道史原論Ⅰ 講義 2
神道史原論Ⅱ 講義 2

(平成26年度参考)

基幹科目

授業科目 形態 単位数
神道思想特殊講義 講義 4
祭祀学特殊講義 講義 4
神道史特殊講義Ⅰ 講義 4
神道史特殊講義Ⅱ 講義 4
神道史特殊講義Ⅲ 講義 4
神道史特殊講義Ⅳ 講義 4
神道古典特殊講義 講義 4
宗教学特殊講義 講義 4
神道思想研究演習 演習 4
祭祀学研究演習 演習 4
神道史研究演習Ⅰ 演習 4
神道史研究演習Ⅱ 演習 4
神道史研究演習Ⅲ 演習 4
神道史研究演習Ⅳ 演習 4
神道古典研究演習 演習 4
宗教学研究演習 演習 4

(平成26年度参考)

展開科目

授業科目 形態 単位数
課題研究(研究指導) 演習 4

(平成26年度参考)


教授 加茂 正典(かも まさのり)

所属学会◆

神道史学会、文化史学会

主な著書◆

『日本古代即位儀礼史の研究』(思文閣出版、平成11年2月)
『神道資料叢刊九 鈴木重胤紀行文集一・二・三』(皇學館大学神道研究所、共編著、平成15年3月/平成18年3月/平成21年3月)
『江戸時代の神宮と朝延』(伊勢神宮崇敬会、平成18年12月)
『小原家文庫資料目録』(皇學館大学佐川記念神道博物館、共編書、平成22年3月)
『訓読注釈 儀式践祚大嘗祭儀』(共著、思文閣出版、平成24年6月)

主な論文◆

「外宮三節祭由貴大御饌私注 ー「粢」考ー」(「皇學館大学神道研究所紀要」16、平成12年3月)
「斎宮歴史博物館所蔵「貞享四年大嘗会悠紀・主基廻立殿之惣図 出 御前催之図」」(「斎宮歴史博物館研究紀要」12、平成15年3月)
「鈴鹿家所蔵『貞享四年〔丁卯〕十一月十六日〔辛卯〕大嘗会悠紀殿御手水具〔并〕神膳等儲居案図』考証」(「皇學館大学神道研究所所報」66、平成16年3月)
「神道研究所所蔵山田以文校訂『貞観儀式』十巻」(「皇學館大学神道研究所所報」83、平成24年12月)

担当科目◆

神道史特殊講義Ⅰ

 日本古代の朝廷祭祀・儀式研究として、『(貞観)儀式』巻二・三・四の「践祚大嘗祭儀」、巻五の「譲国儀」・「天皇即位儀」、及び関連する『延喜式』巻七「践祚大嘗祭式」その他を精確に講読します。本特殊講義は、天皇即位式の儀式実態・史的展開とその意義、大嘗祭の祭儀実態・史的展開とその意義、さらには、即位式と大嘗祭の関係と相違に着目して、日本文化の特質を論究すること、また、漢文資料読解に習熟することも主題とします。

神道祭祀研究演習Ⅰ

 神宮の最古の重要古典である『延暦儀式帳』(皇太神宮儀式帳・止由気宮儀式帳)は、延暦23(803)年、伊勢両宮が神祇官に上申した解文(げぶみ)です。本研究演習では、『延暦儀式帳』を逐条講読し、神宮の創祀・式年遷宮・年中恒例祭祀・職制について理解を深めること、また、漢文資料読解に習熟することも主題とします。

教授 河野 訓(かわの さとし)

所属学会◆

日本宗教学会、日本印度学仏教学会、日本道教学会、神道史学会、日本仏教学会

主な著書◆

『観音経事典』(共編著、平成7年11月、柏書房)
『逆引仏教語事典』(共編、平成7年2月、柏書房)
シリーズ・東アジア仏教第1巻『東アジア仏教とは何か』(共著、平成7年4月、春秋社)
『漢梵法華経索引』(共編、平成15年2月、いんなぁとりっぷ社)
『初期漢訳仏典の研究』(平成18年3月、皇學館大学出版部)
『漢訳仏伝研究』(平成19年3月、同)
『中国の仏教 受容とその展開』(平成20年3月、同)
『新アジア仏教史06中国Ⅰ南北朝 仏教の東伝と受容』(共著、平成22年12月、佼成出版社)
『世界宗教百科事典』(共編著、平成24年12月、丸善)
『宗教都市伊勢における神仏分離と寺院・神祠の景観変化に関する歴史的研究』(共編著、平成25年3月、科学研究費補助金研究成果報告書)
『よくわかる宗教学』(共編著、平成27年3月、ミネルヴァ書房)
『明治維新期の神仏分離政策の波及と宗教都市伊勢の神仏分離』(平成28年3月、科学研究費補助金研究成果報告書)

主な論文◆

「中国に於ける縁起思想の受容」(『宗教研究』66巻2号)
「中国仏教における人の理解と「自然」」(『中国-社会と文化』第8号)
「漢訳仏典における「神」の研究」(『神道史研究』49巻1号)
「「中有」「神」漢訳考」(『東アジア仏教研究』創刊号)

担当科目◆

宗教学特殊講義

 インドから東アジアに伝わった仏教は漢語に訳された漢訳仏典によって中国や日本に受容された。仏教には深遠な思想も含まれているが、そのおこりはブッダという悟りを開いたとされるいわゆる一人の人物である。そのブッダの生涯について書かれた仏伝は次第に潤色されてゆき、インドでも、中国でも、種々の仏伝が人々には読まれた。この時間は中国で成立した漢文の仏伝を比較しつつその生涯を明らかにしてゆく。

宗教学研究演習

 インドで発生し、東アジアに大きな影響を与えた宗教に仏教がある。しかし、仏教が東アジアに伝来する以前にすでに中国には儒家思想や道家思想など種々の高度な思想があり、宗教的にも独自のものをもっていた。仏教が中国に流入すると、周辺民族は「えびす」(胡、夷など)であると見る中華思想を有していた中国思想界は仏教をえびすの教えとして排除しようとする。その一方で、中国在来の教えとして道教が宗教のかたちを取り始め、仏教と対抗しようとする。この演習では、儒、仏、道三教の交渉史を扱う。

教授 菅野 覚明(かんの かくみょう)

所属学会◆

神道史学会、鈴屋学会

主な著書◆

『本居宣長―言葉と雅び』、ぺりかん社、平成3年
『神道の逆襲』、講談社現代新書、平成13年
『武士道の逆襲』、講談社現代新書、平成16年
『詩と国家―「かたち」としての言葉論』、勁草書房、平成17年
『武士道に学ぶ』、日本武道館、平成18年
『日本の元徳』、日本武道館、平成21年
『吉本隆明―詩人の叡智』、講談社、平成25年

主な論文◆

「近世中期の学問―徂徠・真淵・宣長」、岩波講座『日本文学史』9巻、平成8年12月
「国学の展開と仏教」、法蔵館『仏教と出会った日本』、平成10年8月
「『鬼神論』の前提」、『倫理学紀要』第12輯、平成16年3月
「神話的世界と菩薩」、『宗教研究』353号、平成19年9月
「感覚・風景・性格―上田秋成の「近代性」をめぐって」、『文学』10巻1号、平成21年1月
「「礼」の思想と経済活動」、『儒教文化研究』国際版第14輯
「武士の倫理と政治―中世の「道理」をめぐって」、ぺりかん社『日本思想史講座』第2巻、平成24年7月

担当科目◆

神道思想特殊講義(院後期・通年)

 平成27年度は、源信『往来要集』をテクストとして、日本人の他界観について考察した。28年度は、復古神道、とくに平田篤胤の著作を中心にとりあげ、ひきつづき日本人の他界観を考察する。

教授 櫻井 治男(さくらい はるお)

所属学会◆

日本宗教学会、神道宗教学会、宗教倫理学会、明治聖徳記念学会、社叢学会

主な著書◆

『蘇るムラの神々』(単著、平成4年4月、大明堂)
『地域神社の宗教学』(単著、平成22年12月、弘文堂)
『日本人と神様―ゆるやかで強い絆の理由』(単著、平成26年1月、ポプラ社)
『自然葬と世界の宗教』(共著、平成20年4月、凱風社)
『神道の多面的価値―地域神社と宗教研究・福祉文化―』(平成26年7月、皇學館大学出版部)
『神三郡神社参詣記』(単編、平成13年3月、皇學館大学神道研究所)
『現代神道研究集成』第5巻〈祭祀研究編2〉・第6巻〈神社研究編〉(共編、平成11年6月・12年6月、神社新報社)
『日本祭礼行事集成』第7~9巻(共編、昭和57年3月・59年7月・62年5月、同刊行会)
『宗教都市における神仏分離の実体的研究―伊勢神宮の門前町「宇治・山田」を中心に―』(共編著、平成22年3月、科学研究費補助金研究成果報告書)

主な論文◆

「神道福祉研究の展開に関する―考案―福祉文化と神社神道に関連して―」平成14年3月『社会福祉の思想と制度・方法』永田文昌堂所収
「神社神道と社会福祉」平成14年4月『現代宗教2002』(東京堂)
「語られる祭祀の由来と神話伝承―『二木島祭』と『神武天皇東征譚』の関係から思うこと―」平成17年8月、篠田知和基編『神話・象徴・文化』(楽浪書院)所収
「地域神社のこれから―絆(きずな)と縁(えにし)の神社学―」平成24年3月『國學院大學研究開発推進機構紀要』第4号

担当科目◆

祭祀学特殊講義

祭祀研究の学史的検証を試みるため、祭祀の歴史的研究、社会学的研究、人類学的研究、民俗学的研究を中心に、関係の著書・論文を取り上げ考察するとともに、神道研究における「祭祀学」の目的・対象・方法についての理解を深める。あわせてフィールドワークを行い、研究方法の応用を図る。

祭祀学研究演習

祭祀研究の視点を広げ、祭祀理解の方法を確立する上で、祭礼行事資料の読解を試み、併せてフィールドワークの方法を習熱を目指し、祭祀学の諸問題に対応できる素養を見につける。

祭祀学特殊研究

祭祀研究の学史的検証を試みるため、祭祀の歴史的研究、社会学的研究、人類学的研究、民俗学的研究を中心に、関係の著書・論文を取り上げ考察するとともに、神道研究における「祭祀学」の目的・対象・方法についての理解を深める。あわせてフィールドワークの成果を踏まえ、研究展開への活用を図る。

教授 白山 芳太郎(しらやま よしたろう)

所属学会◆

日本宗教学会(理事)、神道史学会(委員)、日本思想史学会(評議員)、神道宗教学会(理事)

主な著書◆

『職原鈔の基礎的研究』昭和59年2月臨川書店
『北畠親房の研究』平成3年6月ぺりかん社
『日本神さま事典』平成17年9月8日大法輪閣
『鎌倉幕府と蒙古襲来』(海外視点・日本の歴史第6巻)昭和61年3月ぎょうせい
『仏教と出会った日本』1998年8月法蔵館、『王権と神祇』平成14年6月思文閣出版
『神道 日本人のこころのいとなみ』平成21年4月国書刊行会
『神道説の発生と伊勢神道』平成22年4月国書刊行会
『神道学原論』平成26年5月皇學館大学出版部

主な論文◆

「北畠親房の思想的基盤」昭和60年9月日本思想史学17
「北畠親房の神道観」昭和59年10月神道史研究32-4

担当科目◆

神道学研究基礎論

神道学研究の進め方を知るために、その基礎となる諸文献への考察を行う。

神道史特殊講義Ⅱ

中世における神社参詣とその背景となっている信仰の実態を理解するため、中世神社縁起の研究を行う。

神道史研究演習Ⅱ

神道史に関する諸文献を読みつつ神道史の諸問題を考える。

教授 新田 均(にった ひとし)

所属学会◆

日本公法学会、比較憲法学会、憲法学会、日本宗教学会、宗教法学会、日本思想史学会

主な著書◆

『近代政教関係の基礎的研究』大明堂
『「現人神」「国家神道」という幻想』神社新報社

主な論文◆

「近代政教関係研究についての一試論」『皇學館論叢』31-1
「『国家神道』論の系譜」(上)(下)『皇學館論叢』31-1・2
「近代日本政教関係の時代区分について」
憲法政治学研究会編『近代憲法への問いかけ』成蹊堂

担当科目◆

神道史特殊講義Ⅳ

近代日本の政教関係について、拙著『「現人神」「国家神道」という幻想』を用いて講義する。近代日本の政教関係についての詳しい知識の他に、修士論文をまとめていく際の要点についても講義する。

神道史研究演習Ⅳ

『近代政教関係の基礎的研究』におさめている諸資料を読んでいく。一つの資料につき、一人が担当者となって、意味や背景にある事実などについて調べてもらうことにする。

教授 橋本 雅之(はしもと まさゆき)

所属学会◆

萬葉学会、上代文学会、古事記学会

主な著書◆

『日本人の〈原罪〉』平成21年1月 講談社現代新書(共著)
『古風土記の研究』平成19年1月 和泉書院
『古風土記並びに風土記逸文語句索引』平成11年10月 和泉書院

主な論文◆

「古風土記における過去と現在」平成13年1月
「古風土記の世界観と編纂思想」平成14年9月
「古風土記における地理と説話」平成15年11月
「『常陸国風土記』の文体-「存」を中心にして-」平成21年7月

担当科目◆

神道古典特殊講義

 古事記・日本書紀・風土記を中心として、日本神話や逸話伝承の特色、宗教的・文化的意義について講義します。最新の研究成果を紹介しながら、これからの研究方法を考えていきたいと思います。

神道古典研究演習

 特殊講義をベースとして、古典テキストの訓話注釈をおこないます。古典資料の読み方、中国文学の影響などの多方面からテキストクリティークをおこない、研究者として調査方法をマスターしてもらいます。

教授 松本 丘(まつもと たかし)

所属学会◆

神道史学会、神道宗教学会、明治聖徳記念学会、鈴屋学会

主な著書◆

『尚仁親王と栗山潜鋒』平成16年5月 神道史学会
『垂加神道の人々と日本書紀』平成20年7月 弘文堂

主な論文◆

「近世に於ける祭政一致思想の展開」(阪本是丸編『国家神道再考』平成18年10月 弘文堂)

担当科目◆

神道史特殊講義Ⅲ

 江戸時代に隆盛した垂加神道関係の書物を用いながら、山崎闇斎を始めとする同神道派諸家の思想について考える。

神道史研究演習Ⅲ

 江戸時代中期に起こった宝暦・明和事件関連の諸資料を講読し、当時の朝幕関係や尊王思想の実際について考察する。

博士後期課程

基礎科目

授業科目 形態 単位数
神道思想特殊研究 演習 4
祭祀学特殊研究 演習 4
神道史特殊研究Ⅰ 演習 4
神道史特殊研究Ⅱ 演習 4
神道史特殊研究Ⅲ 演習 4
神道史特殊研究Ⅳ 演習 4
神道古典特殊研究 演習 4
宗教学特殊研究 演習 4

(平成26年度参考)

基幹科目

授業科目 形態 単位数
特殊課題研究Ⅰ 演習 4
特殊課題研究Ⅱ 演習 4
特殊課題研究Ⅲ 演習 4

(平成26年度参考)


教授 河野 訓(かわの さとし)

宗教学特殊講義

 インドから東アジアに伝わった仏教は漢語に訳された漢訳仏典によって中国や日本に受容された。仏教には深遠な思想も含まれているが、そのおこりはブッダという悟りを開いたとされるいわゆる一人の人物である。そのブッダの生涯について書かれた仏伝は次第に潤色されてゆき、インドでも、中国でも、種々の仏伝が人々には読まれた。この時間は中国で成立した漢文の仏伝を比較しつつその生涯を明らかにしてゆく。

教授 菅野 覚明(かんの かくみょう)

神道思想特殊研究(院後期・通年)

 平成27年度は、源信『往生要集』をテクストとして、日本人の他界観について考察した。28年度は、復古神道、とくに平田篤胤の著作を中心にとりあげ、ひきつづき日本人の他界観を考察する。

教授 白山 芳太郎(しらやま よしたろう)

神道史特殊研究Ⅱ

 中世における神道史の実態を明確に理解するため、必要な諸文献を読む。

教授 新田 均(にった ひとし)

神道史特殊研究Ⅳ

 前期課程で行った講義や演習の基礎の上に、近代神道の特徴、意義、問題点をさらに深く理解し、調査研究することを目的とする。特に、先行学説の整理検討の仕方、既成概念の枠を超える発想、着実な事実把握の要点、論文執筆の上で必要な技術についての理解を深めるように指導していきたい。

教授 橋本 雅之(はしもと まさゆき)

神道古典特殊研究

 特殊講義をベースとして、古典テキストの訓話注釈をおこないます。古典資料の読み方、中国文学の影響などの多方面からテキストクリティークをおこない、研究者としての調査方法をマスターしてもらいます。