国文学専攻

目的

 国語や国文学の文献・現象を適切かつ深く解釈する能力と、広い視野から独自の問題を見出してその研究を行う能力を有する人材を育成する。

博士前期課程

基礎科目

授業科目 形態 単位数
国文学研究基礎論 講義 2
国文学研究法演習 演習 2
国文学史概論I 講義 2
国史学史概論Ⅱ 講義 2
国文学原論Ⅰ 講義 2
国文学原論Ⅱ 講義 2
論文執筆作法講義 講義 2

(平成29年度参考)

基幹科目

授業科目 形態 単位数
古典文学特殊講義ⅠA 講義 2
古典文学特殊講義ⅡA 講義 2
古典文学特殊講義ⅠB 講義 2
古典文学特殊講義ⅡB 講義 2
古典文学特殊講義ⅠC 講義 2
古典文学特殊講義ⅡC 講義 2
近代文学特殊講義Ⅰ 講義 2
近代文学特殊講義Ⅱ 講義 2
国語学特殊講義Ⅰ 講義 2
国語学特殊講義Ⅱ 講義 2
漢文学特殊講義Ⅰ 講義 2
漢文学特殊講義Ⅱ 講義 2
古典文学研究演習ⅠA 演習 2
古典文学研究演習ⅡA 演習 2
古典文学研究演習ⅠB 演習 2
古典文学研究演習ⅡB 演習 2
古典文学研究演習ⅠC 演習 2
古典文学研究演習ⅡC 演習 2
近代文学研究演習Ⅰ 演習 2
近代文学研究演習Ⅱ 演習 2
国語学研究演習Ⅰ 演習 2
国語学研究演習Ⅱ 演習 2
漢文学研究演習Ⅰ 演習 2
漢文学研究演習Ⅱ 演習 2

(平成29年度参考)

展開科目

展開科目 形態 単位数
国文学特別講義Ⅰ 講義 2
国文学特別講義Ⅱ 講義 2
課題研究(研究指導)Ⅰ 演習 1
課題研究(研究指導)Ⅱ 演習 1
課題研究(研究指導)Ⅲ 演習 1
課題研究(研究指導)Ⅳ 演習 1

(平成29年度参考)


教授 大島 信生(おおしま のぶお)

所属学会◆

万葉学会、上代文学会、古事記学会、美夫君志会、日本語学会、鈴屋学会

主な著書◆

『万葉集の表記と訓詁』(おうふう、平成20年9月)

主な論文◆

「万葉集「打靡」考」(『上代語と表記』、おうふう、平成12年10月)
「大伴百代の恋の歌-巻四・五五九歌を中心に-」(『万葉語文研究』第4集、和泉書院、平成20年12月)
「笠女郎の歌一首-万葉集巻四、六〇七歌をめぐって-」(『叙説』第37号、平成22年3月)
「万葉集 巻十三、三二二七〜三二二九歌をめぐって」(『国語と国文学』93-8、平成28年8月)

担当科目◆

古典文学特殊講義ⅠA・ⅡA

 万葉集巻二について考える。まず巻二について概説する。その後一首ずつ本文と訓、解釈について考察する。最新の研究動向にも注意し、新見が出せるよう努めたい。

古典文学研究演習ⅠA・ⅡA

 演習の目的は、訓詁注釈に根差した万葉集研究法の修得である。研究は、万葉歌の本文及び訓を定めることから始める。その上で解釈に進んでいく。本文・訓の検討から解釈に至るまで、自分で結論が導き出せるようにする。巻二を取り上げる予定である。

教授 深津 睦夫(ふかつ むつお)

所属学会◆

和歌文学会、中世文学会、中古文学会

主な著書◆

『歌論歌学集成第十二巻』(三弥井書店、平成15年)
『中世勅撰和歌集史の構想』(笠間書院、平成16年)
和歌文学大系44『新葉和歌集』(明治書院、平成26年)
日本評伝選『光厳天皇』(ミネルヴァ書房、平成26年)

主な論文◆

「勅撰集の中の政治-風雅集所収の外宮祠官詠三首をめぐって-」(『文学』隔月刊第四巻第六号、平成15年11月)
「新葉和歌集の伝本について」(『国語国文』79-1、平成22年1月)
『中世勅撰和歌集における「天照神」像』(『国語と国文学』89-9、平成24年8月)

担当科目◆

古典文学特殊講義ⅠB・ⅡB

 宗良親王の家集「李花集」を読む。同集は戦前においては高い人気を誇ったが、戦後は一転して顧みることすら稀になっている。本演習においては、改めて本格的な注釈を試みたい。

古典文学研究演習ⅠB・ⅡB

 山田大路元長の「太神宮二所神祇百首和歌」の注釈を通して和歌の精緻な読解方法を身につけるとともに、元長の自注を分析することを通じて、和歌・神道文献の扱い方を修得する。

教授 中川 照将(なかがわ てるまさ)

所属学会◆

中古文学会

主な著書◆

『テーマで読む源氏物語論4』(勉誠出版 平成22年6月)
『『源氏物語』という幻想』(勉誠出版 平成26年10月)

主な論文◆

「『夜の寝覚』三年目の意味について」(『中古文学』71、平成15年5月)
「『奥入』を書き加える/切り離すということ」(『日本古典文学研究の新展開』、笠間書院、平成23年3月)
「『源氏物語大成』校異篇の歴史的意義」(『新時代への源氏学7』、竹林舎、平成27年5月)

担当科目◆

古典文学特殊講義ⅠC・ⅡC

 『源氏物語』が作られてから現在に到るまでの間、人々はどのような『源氏物語』を《正しい『源氏物語』》として認識していたのか。研究史の振り返りと影印本の読解を通して、その歴史変環遷について考える。

古典文学研究演習ⅠC・ⅡC

 現在、『枕草子』研究では三巻本を用いるのが通例となっている。しかし、そもそもなぜ三巻本が重視されているのか。研究史の振り返りと影印本の読解を通して、その問題点を明らかにしていく。

教授 半田 美永(はんだ よしなが)

所属学会◆

国際熊野学会(常任委員)、解釈学会(常任委員)、正岡子規研究会(代表理事)、森鷗外記念会、昭和文学会、その他

主な著書◆

『劇作家阪中正夫-伝記と資料』(和泉書院、昭和63年)
『佐藤春夫研究』(双文社出版、平成14年)
『紀伊半島近代文学事典』(共編著、和泉書院、平成14年)
『有吉佐和子の世界』(共編著、翰林書房、平成16年)
『文人たちの紀伊半島』(皇學館出版部、平成17年)
『丹羽文雄文藝事典』(共編著、和泉書院、平成25年)

担当科目◆

近代文学特殊講義Ⅰ・Ⅱ

 近現代の文学について講義する。欧米の文化の流入により、伝統的な日本の文化がどのように変質したのか、発展したのか人々の考え方や生活の中に、それがどのように現れているか、作品や資料を通して考える。

近代文学研究演習Ⅰ・Ⅱ

 近現代の文学の作品を中心に、当時の出版物に実際に触れ、時代の特色を考察しながら、作品や資料の正確な解釈を目指す。先行研究や各種文献(同時代批評など)を押さえた研究発表に基づき、活発な議論を交わしたい。

教授 毛利 正守(もうり まさもり)

所属学会◆

古事記学会(代表理事)、萬葉学会、上代文学会、日本語学会、美夫君志会ほか

主な著書◆

『日本書紀』①~③(小学館、平成5年~10年)
『万葉事始』(和泉書院、平成7年)
『新校注萬葉集』(和泉書院、平成20年)

主な論文◆

「和文体以前の『倭文体』をめぐって」(『萬葉』185、萬葉学会、平成15年9月)
「日本書紀冒頭部の意義及び位置づけ-書紀における引用と利用を通して-」(『国語と国文学』82-10、平成17年10月)
「上代の作品にみる表記と文体-萬葉集及び古事記・日本書紀を中心に-」(『古事記年報』52、平成22年1月)
「萬葉集の字余り-音韻現象と唱詠法による現象との間-」(『日本語の研究』7-1、平成23年1月)

担当科目◆

国文学研究基礎論

国文学研究法演習

 表意文字、表音文字、戯書等のあり方について、基本的な知識を学び、とくに訓仮名及び略音仮名、二合仮名の位置付けを明確にし、仮名主体表記と訓字主体表記についても講じた上で、『萬葉集』歌の意味を追求して解釈を深めていきたい。

国語学研究演習Ⅰ・Ⅱ

 日本における書記の黎明期にあって、日本語の音韻や文法、統辞組織とは異なる中国語に適った文字をもって日本のことがらを記さなければならず、その後、倭文体の誕生をみることになる。その展開を従来の研究成果はもとより、ここ数年の新発見の木簡資料も採り入れて跡づける。漢文体と倭文体、倒置方式と訓字表記並びに万葉仮名表記を合せもつ日本語語順方式等の諸相を眺めていきたい。

教授 齋藤 平(さいとう たいら)

所属学会◆

日本語学会、社会言語科学会、萬葉学会、鈴屋学会(常任委員)、解釈学会

主な著書◆

『伊勢市史(民俗編)』第8巻(伊勢市、平成21年8月)
『伊勢志摩圏域を中心とした言語研究』(ゼロ、平成24年9月)
『「神風の」考―風をめぐる文学とことば―』(伊勢神宮崇敬会、平成26年7月)

主な論文◆

「日本書紀の「餐」について」」(『上代語と表記』、おうふう、平成12年10月)
「津波記念碑の伝承」(『皇學館大学紀要』第46輯、平成20年3月)
「「然」の訓をめぐる位相の交差―鈴鹿本今昔物語集の場合―」(『解釈』第56巻11・12合併号、平成22年12月)
「神宮文庫蔵『日本書紀私見聞』の濁点表示」(『神宮と日本文化』、皇學館大学、平成24年4月)

担当科目◆

国語学特殊講義Ⅰ・Ⅱ

 本居宣長『古今集遠鏡』を読み、古典文学作品の解釈態度と使用言語の問題について考察する。

准教授 松下 道信(まつした みちのぶ)

所属学会◆

道教学会、東方学会、日本中国学会、日本宗教学会、中国社会文化学会

主な著書◆

『格致餘論注釈』(医聖社、平成26年、共著)

主な論文◆

「『還丹秘訣養赤子神方』と『抱一函三秘訣』について―内丹諸流派と全真教の融合の一様相―」(『集刊東洋学』第110号、中国文史哲研究会、平成26年1月))
「浅談道教対吉田神道的影響―以『北斗経』与内丹学説的関係為中心的考察」(『全真道研究』第4輯、斉魯書社、平成27年12月)
「牧牛図頌の全真教と道学への影響―円明老人『上乗修真三要』と譙定「牧牛図詩」を中心に―」(『東方學』第131輯、東方学会、平成28年1月)
「「新道教」再考―全真教研究の枠組みについての再検討」(『皇學館大学研究開発推進センター紀要』第2号、皇學館大学研究開発推進センター、平成28年3月)

担当科目◆

漢文学研究演習Ⅰ・Ⅱ

 宋の人、林希逸による注釈書『荘子口義』を輪読する。林希逸は朱子学的観点から老荘列に対して注釈したとされ、日本でも江戸時代、非常に流通した。本演習では漢文読解の力をつけるだけでなく、当時の学術的なあり方への理解を深めることを目的とする。

博士後期課程

基礎科目

授業科目 形態 単位数
古典文学特殊研究ⅠA 演習 2
古典文学特殊研究ⅡA 演習 2
古典文学特殊研究ⅠB 演習 2
古典文学特殊研究ⅡB 演習 2
古典文学特殊研究ⅠC 演習 2
古典文学特殊研究ⅡC 演習 2
近代文学特殊研究Ⅰ 演習 2
近代文学特殊研究Ⅱ 演習 2
国語学特殊研究Ⅰ 演習 2
国語学特殊研究Ⅱ 演習 2
漢文学特殊研究Ⅰ 演習 2
漢文学特殊研究Ⅱ 演習 2

(平成29年度参考)

基幹科目

授業科目 形態 単位数
特殊課題研究Ⅰ 演習 4
特殊課題研究Ⅱ 演習 4
特殊課題研究Ⅲ 演習 4

(平成29年度参考)


教授 大島 信生(おおしま のぶお)

古典文学特殊研究ⅠA・ⅡA

 万葉集巻二について考える。まず巻二について概説し、その後、一首ずつその本文と訓・解釈について考察する。新しい研究成果も取り入れ、新見が出せるように努めたい。

教授 深津 睦夫(ふかつ むつお)

古典文学特殊研究ⅠB・ⅡB

 前期課程の「古典文学特殊講義ⅠB・ⅡB」と同時に開講し、伝阿仏尼本「西行物語」を精読する。ただし、後記課程院生には、前期課程院生の発表に対しての積極的なコメント等、一定の指導的発言を期待している。

教授 半田 美永(はんだ よしなが)

近代文学特殊研究Ⅰ・Ⅱ

 明治の作品を中心に、研究する。欧米の文化の流入により、伝統的な日本の文化がどのように変質・発展したのか、人々の考え方や生活の中に、それがどのように現れているか、作品や資料を通して考える。

教授 毛利 正守(もうり まさもり)

国語学特殊研究Ⅰ・Ⅱ

 日本における書記の黎明において、日本語の音韻や文法、統辞組織とは異なる中国語に適った文字をもって日本のことがらを書記しなければならず、その後、倭文体の誕生をみることになる。その展開を従来の研究成果はもとより、ここ数年の新発見の木簡資料も採り入れて跡づける。漢文体と倭文体、倒置方式と訓字表記並びに万葉仮名表記を合せもつ日本語語順方式等の諸相を眺めていきたい。