国文学専攻
目的
国語や国文学の文献・現象を適切かつ深く解釈する能力と、広い視野から独自の問題を見出してその研究を行う能力を有する人材を育成する。
博士前期課程
基幹科目
授業科目 | 形態 | 単位数 |
---|---|---|
古典文学特殊講義ⅠA | 講義 | 2 |
古典文学特殊講義ⅡA | 講義 | 2 |
古典文学特殊講義ⅠB | 講義 | 2 |
古典文学特殊講義ⅡB | 講義 | 2 |
古典文学特殊講義ⅠC | 講義 | 2 |
古典文学特殊講義ⅡC | 講義 | 2 |
古典文学特殊講義ⅠD | 講義 | 2 |
古典文学特殊講義ⅡD | 講義 | 2 |
近代文学特殊講義Ⅰ | 講義 | 2 |
近代文学特殊講義Ⅱ | 講義 | 2 |
国語学特殊講義Ⅰ | 講義 | 2 |
国語学特殊講義Ⅱ | 講義 | 2 |
漢文学特殊講義Ⅰ | 講義 | 2 |
漢文学特殊講義Ⅱ | 講義 | 2 |
古典文学研究演習ⅠA | 演習 | 2 |
古典文学研究演習ⅡA | 演習 | 2 |
古典文学研究演習ⅠB | 演習 | 2 |
古典文学研究演習ⅡB | 演習 | 2 |
古典文学研究演習ⅠC | 演習 | 2 |
古典文学研究演習ⅡC | 演習 | 2 |
古典文学特殊演習ⅠD | 演習 | 2 |
古典文学特殊演習ⅡD | 演習 | 2 |
近代文学研究演習Ⅰ | 演習 | 2 |
近代文学研究演習Ⅱ | 演習 | 2 |
国語学研究演習Ⅰ | 演習 | 2 |
国語学研究演習Ⅱ | 演習 | 2 |
漢文学研究演習Ⅰ | 演習 | 2 |
漢文学研究演習Ⅱ | 演習 | 2 |
(令和5年度参考)
展開科目
展開科目 | 形態 | 単位数 |
---|---|---|
課題研究(研究指導)Ⅰ | 演習 | 1 |
課題研究(研究指導)Ⅱ | 演習 | 1 |
課題研究(研究指導)Ⅲ | 演習 | 1 |
課題研究(研究指導)Ⅳ | 演習 | 1 |
(令和5年度参考)
教授 大島 信生(おおしま のぶお)
所属学会◆
万葉学会、上代文学会、古事記学会、美夫君志会、日本語学会、鈴屋学会
主な著書◆
『万葉集の表記と訓詁』(おうふう、平成20年9月)
主な論文◆
「万葉集巻十三、三二二七~三二二九歌をめぐって」(『国語と国文学』93-8、平成28年8月)
「万葉集巻十三、三二二三・三二二四歌の解釈をめぐって」(『美夫君志』第95号、平成30年1月)
「天武天皇挽歌をめぐって―巻二・一六〇歌を中心に―」(『万葉』第225号、平成30年2月)
「人麻呂歌集「寄物陳思」歌二首の解釈―巻十一・二四五六番、二四五七番―」『上代学論叢』、和泉書院、令和元年5月)
「日本書紀の訓読をめぐって―第一段冒頭部を中心に―」(『藝林』第69巻第2号、令和2年10月)
担当科目◆
古典文学特殊講義ⅠA・ⅡA
万葉集巻六について考える。まず巻六について概説し、その後、一首ずつその本文と訓・解釈について考察する。新しい研究成果も取り入れ、新見が出せるよう努めたい。
古典文学研究演習ⅠA・ⅡA
演習の目的は、訓詁注釈に根差した万葉集研究法の修得である。研究は、万葉歌の本文及び訓を定めることから始める。その上で解釈に進んでいく。本文・訓の検討から解釈に至るまで、自分で結論が導き出せるようにする。巻六を取り上げる予定である。
教授 齋藤 平(さいとう たいら)
所属学会◆
日本語学会、社会言語科学会、萬葉学会、鈴屋学会、解釈学会
主な著書◆
『伊勢市史(民俗編)』第8巻(伊勢市、平成21年8月)
『伊勢志摩圏域を中心とした言語研究』(ゼロ、平成24年9月)
『「神風の」考―風をめぐる文学とことば―』(伊勢神宮崇敬会、平成26年7月)
主な論文◆
「日本書紀の「餐」について」」(『上代語と表記』、おうふう、平成12年10月)
「津波記念碑の伝承」(『皇學館大学紀要』第46輯、平成20年3月)
「「然」の訓をめぐる位相の交差―鈴鹿本今昔物語集の場合―」(『解釈』第56巻11・12合併号、平成22年12月)
「神宮文庫蔵『日本書紀私見聞』の濁点表示」(『神宮と日本文化』、皇學館大学、平成24年4月)
担当科目◆
国語学特殊講義Ⅰ・Ⅱ
本学附属図書館所蔵の『口語法調査報告書:附録分布図』(掛図)を対象として、項目の選定、分布状況の分析などについて考察する。
国語学研究演習Ⅰ・Ⅱ
文字は別字であっても音や形によって相通させる場合がある。そこにある規則性については明らかになっていない。 字形が近似している漢字について『校本萬葉集』の異同に基き考察する。
教授 田中 康二(たなか こうじ)
所属学会◆
日本近世文学会、和歌文学会、和漢比較文学会、日本文学協会、鈴屋学会、東方学会 ほか。
主な著書◆
『村田春海の研究』(汲古書院、平成12 年)
『江戸派の研究』(同前、平成22 年)
『本居宣長の思考法』(ぺりかん社、平成17 年)
『本居宣長の大東亜戦争』(同前、平成21 年)
『琴後集』(明治書院、平成21 年)
『本居宣長の国文学』(同前、平成27 年)
『国学史再考』(新典社、平成24 年)
『本居宣長』(中公新書、平成26 年)
『真淵と宣長』(中公叢書、平成29 年)ほか。
担当科目◆
古典文学特殊講義ⅠC・ⅡC
古典文学作品へのアプローチとして、俗語訳(口語訳)を取り上げ、 それが近世期を通して成立し、国文学を理解し研究する方法として定着する過程を探究する。
古典文学研究演習ⅠC・ⅡC
本居宣長『古今集遠鏡』と尾崎雅嘉『古今集鄙言』を比較検討し、 古典文学作品を上方語に翻訳する手法の共通点と相異点について具体的に検討する。
教授 松下 道信(まつした みちのぶ)
所属学会◆
日本道教学会、東方学会、日本中国学会、日本宗教学会、中国社会文化学会
主な著書◆
『宋金元道教内丹思想研究』(汲古書院、平成31年2月)
『格致餘論注釈』(医聖社、平成26年3月、共著)
主な論文◆
「「新道教」再考―全真教研究の枠組みについての再検討」(『皇學館大学研究開発推進センター紀要』第2号、皇學館大学研究開発推進センター、平成28年3月)
「金代の道教―「新道教」を越えて―」(『金・女真の歴史とユーラシア東方』(アジア遊学233)、平成31年4月)
「モンゴル朝における道仏論争についてー『至元辯偽録』に見える禅宗の全真教理解ー」(『元朝の歴史ーモンゴル帝国期の東ユーラシアー』(アジア遊学256)、令和3年5月)
「中世神道の道教受容ー吉田神道所伝『太上説北斗元霊経』版本再論ー」(『日本漢籍受容史ー日本文化の基層ー』、令和4年11月)
担当科目◆
漢文学特殊講義Ⅰ・Ⅱ
中国近世期に成立し、中国のみならず、日本を含む周辺諸国にまで大きな影響を与えた朱子学は、仏教や道教など他の思想との競合・融合の中で成立し、展開した。本講義では資料に基づきつつ、朱子学にとどまらず、近世に展開した三教交渉の実像に迫りたい。またあわせて本講義では、関連する資料の理解を通して、漢文読解の力をつけるだけでなく、そうした当時の学術的なあり方への理解を深めることを目的とする。
漢文学研究演習Ⅰ・Ⅱ
中国近世期に成立し、中国のみならず、日本を含む周辺諸国にまで大きな影響を与えた朱子学は、仏教や道教など他の思想との競合・融合の中で成立し、展開した。本演習では、『四庫全書』子部儒家類に見える項目に従いつつ、提要だけでなく、その書を著した人物の伝記や、さらに著作を確認し、正確な読解を行う。
博士後期課程
基幹科目
授業科目 | 形態 | 単位数 |
---|---|---|
古典文学特殊研究ⅠA | 演習 | 2 |
古典文学特殊研究ⅡA | 演習 | 2 |
古典文学特殊研究ⅠB | 演習 | 2 |
古典文学特殊研究ⅡB | 演習 | 2 |
古典文学特殊研究ⅠC | 演習 | 2 |
古典文学特殊研究ⅡC | 演習 | 2 |
古典文学特殊研究ⅠD | 演習 | 2 |
古典文学特殊研究ⅡD | 演習 | 2 |
近代文学特殊研究Ⅰ | 演習 | 2 |
近代文学特殊研究Ⅱ | 演習 | 2 |
国語学特殊研究Ⅰ | 演習 | 2 |
国語学特殊研究Ⅱ | 演習 | 2 |
漢文学特殊研究Ⅰ | 演習 | 2 |
漢文学特殊研究Ⅱ | 演習 | 2 |
(令和5年度参考)
展開科目
授業科目 | 形態 | 単位数 |
---|---|---|
特殊課題研究Ⅰ | 演習 | 2 |
特殊課題研究Ⅱ | 演習 | 2 |
特殊課題研究Ⅲ | 演習 | 2 |
特殊課題研究Ⅳ | 演習 | 2 |
特殊課題研究Ⅴ | 演習 | 2 |
特殊課題研究Ⅵ | 演習 | 2 |
(令和5年度参考)
教授 大島 信生(おおしま のぶお)
古典文学特殊研究ⅠA・ⅡA
万葉集巻六について考える。まず巻六について概説し、その後、一首ずつその本文と訓・解釈について考察する。新しい研究成果も取り入れ、新見が出せるように努めたい。
教授 齋藤 平(さいとう たいら)
国語学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
山田孝雄『日本文法講義』を読み、山田文法の方法を検討する。山田文法の全体である『日本文法論』への階梯に位置付けられるのが『日本文法講義』である。文法全体を見渡し、その記述について注意深く捉えることをめざす。
教授 田中 康二(たなか こうじ)
古典文学特殊研究ⅠC・ⅡC
近世後期の歌人、海野遊翁の書簡を対象にして、これを正確に読解する力と、それに基づいて書簡を文学研究に活用する方法を模索する。
教授 松下 道信(まつした みちのぶ)
漢文学特殊研究Ⅰ・Ⅱ
道教文献、特に中国近世期に展開した内丹道の重要文献である『悟真篇』の関連文献を取り上げる。道教文献の読解方法について習熟するほか、儒教や仏教との関係をきちんと押さえた上で、それらが持つ思想的な位置付けまで迫りたい。