教育学専攻

目的

 現代の教育課題を正確に理解し、教育学や心理学等の専門的知識を活用することによって、実践的に即応することのできる、高度専門職業人を育成する。

修士課程

基礎科目

授業科目 形態 単位数
教育学特論 講義 2
教職特論 講義 2
伝統文化社会特論 講義 2
現代コミュニケーション特論 講義 2

(平成27年度参考)

専門科目 教育科学分野

授業科目 形態 単位数
教育哲学特論 講義 2
教育史特論 講義 2
教育社会学特論 講義 2
教育方法学特論 講義 2
教育課程特論 講義 2
教育心理学特論 講義 2
発達心理学特論 講義 2

(平成27年度参考)

専門科目 個別教育分野

授業科目 形態 単位数
学校心理学特論 講義 2
学校・学級経営学特論 講義 2
教育臨床心理学特論 講義 2
教育評価・心理検査特論 講義 2
特別支援教育特論 講義 2
幼児教育特論 講義 2
教科教育特論 講義 2

(平成27年度参考)

専門科目 教育課題分野

授業科目 形態 単位数
生徒指導・進路指導特論 講義 2
学校カウンセリング特論 講義 2
教育相談特論 講義 2
環境教育特論 講義 2
国際理解教育特論 講義 2
身体運動教育特論 講義 2
スポーツ・健康学特論 講義 2

(平成27年度参考)

演習・研究科目

授業科目 形態 単位数
専門演習A(教育科学) 演習 2
専門演習B(個別教育・教育課題) 演習 2
課題研究(研究指導) 演習 8

(平成27年度参考)

実習科目

授業科目 形態 単位数
心理教育的アセスメント基礎実習 実習 2
学校カウンセリング・コンサルテーション基礎実習 実習 2

(平成27年度参考)


教授 小木曽一之(おぎそ かずゆき)

所属学会◆

European College of Sport Sciences、日本体力医学会、日本公衆衛生学会、日本陸上競技学会、日本スプリント学会

主な著書◆

『世界一流陸上競技者の技術』(ベースボール・マガジン社1994.12)
『陸上競技を科学する』(道和書院1999.3)
『Stretch Reflex Modulation during Exercise and Fatigue』(University of Jyvaskyla 2003.9)
『運動学』(オーム社2012.8))
『中学・高校 陸上競技の学習指導』(大修館書店 2017.3)

主な論文◆

Muscle Fiber Function during Rapid Movement based Solely on Kinesthesia.(Proceeding of the 2nd in SPORTS-2014・2014.10)
Effects of effort and EMG levels on short-latency stretch reflex modulation after varying background muscle contractions.(Journal of Electromyography and Kinesiology 15(4)・2005.8)
「反射活動は調節される~短潜時伸張反射に着目して~」(『陸上競技学会誌』第5号、2008.3)
「日常生活圏に設定したルートを用いたウォーキングの実践とその効果」(『体育の科学』第57巻第8号、2008.8)

担当科目◆

身体運動教育特論

 変化する内外の環境に対し、我々が能動的あるいは受動的に適切な対応をしていくシステム(筋、神経系、呼吸循環器系、免疫系など)に関する専門知識を習得するとともに、与えられた運動課題に対する生体反応を実際に観察していく中で、我々の身体を多面的に理解し、人間にとっての身体運動の重要性や価値、その目的、効果的な実践方法などを考える。その上で、様々な目的や能力を持った集団に対し、身体運動教育を適切かつ効果的に実践できる能力を養う。

教授 小孫康平(こまご やすひら)

所属学会◆

日本教育工学会、教育システム情報学会、日本心理学会、日本デジタルゲーム学会

主な著書◆

『瞬目の心理学と教育への応用』(単著)風間書房、2014
『教育方法論』(共著)一藝社、2014
『ビデオゲームに関する心理学的研究』(単著)風間書房、2012
『課題困難度と瞬目活動に関する研究』(単著)風間書房、2002
『ビデオゲームプレイヤーの心理学とゲーム・リテラシー教育』(単著)風間書房、2016

主な論文◆

小孫康平「未習熟者群および習熟者群のビデオゲーム操作活動と時間経過との関連」(デジタルゲーム学研究、vol.7、No.1、2014)
小孫康平「ビデオゲームプレイヤーの心理状態とコントローラのボタン操作行動の分析」(デジタルゲーム学研究、Vol.5、No.2、2012)
小孫康平「ビデオゲームプレイヤーの操作行動が脈波のカオス解析による心理状態と主観的感情に及ぼす影響」(デジタルゲーム学研究、Vol.4、No.2、2010)
小孫康平「各種娯楽における満足感およびテレビゲームに対するイメージ・感情の要因分析」(Core ethics, Vol.6、2010)
小孫康平「二重課題における注意資源配分が瞬目と精神テンポでのタッピングに及ぼす影響」(教育システム情報学会論文誌 Vol.24、No.1、2007)
小孫康平・田多英興「ワーキングメモリの負荷が瞬目活動に及ぼす影響」(日本教育工学会論文誌、Vol.28、No.1、2004)
小孫康平・田多英興「瞬目を指標とした『ハノイの塔』問題解決時の課題困難度と注意の評価」(日本教育工学会論文誌 Vol.24、No.1、2000)
小孫康平・田多英興「コンピュータディスプレイ上の平仮名文字の読みやすさと瞬目活動との関係」(教育システム情報学会論文誌 Vol.16、No.2、1999)
小孫康平・田多英興「連立方程式の解答に伴う瞬目と心拍の変化」(日本教育工学会論文誌 Vol.23、No.1、1999)
小孫康平「ゲーム・リテラシー教育に関する基礎的研究」(皇學館大学教育学部研究報告集、vol.8、2016)
小孫康平「テキストマイニングを用いたシリアスゲームの教育利用の分析」(皇學館大学教育学部研究報告集、vol.8、2016)

担当科目◆

教育学特論

 現代教育が提起するさまざまな課題を、教育学の視点から分析し、それの解決に至る道筋を、理論的、実践的に学ぶ。また、教育学の理論を理解するとともに、実践上、必要な知識および教育学の基本的概念を身に付ける。特に、具体的な場面に即した解決策を考えようとする能力を身につける。

教育方法学特論

 本講義では、人間の認知・行動の統御や実行に関わる脳内の様々なシステムの活動が、生体信号として現れることを利用して、学習行動を評価するための計測方法とデータ分析方法の理論を理解するとともに、実践上、必要な知識を身に付ける。授業では、演習形式も取り入れる。特に、瞬目、脈波、唾液アミラーゼなどの生体信号を実際に測定し、結果および考察について発表する。また、生理指標を用いた学習行動評価、教授学習システムへの応用等に関する論文を発表する。

現代コミュニケーション特論

 教師の行動は実に多種多用であるが、それらの行動は言語的行動(指示、質問、助言など)と非言語的行動(視線、しぐさ、顔の表情など)の二つのタイプに分けることができる。そこで本講義では教員に必要な協調性や社会性を涵養するための基礎力であるコニュニケーション能力を育成する。

教授 櫻井治男(さくらい はるお)

所属学会◆

日本宗教学会(常任理事)・神道宗教学会(理事)・「宗教と社会」学会・宗教倫理学会

主な著書◆・主な論文◆

『地域神社の宗教学』(単著、弘文堂、平成22年)
『宗教と福祉』(共著、皇學館大学出版部、2006年)
『日本人と神様―ゆるやかで強い絆の理由』(単著、ポプラ社新書、平成26年)
『神道の多面的価値―地域神社と宗教研究・福祉文化』(単著、皇学館大学出版部、平成26年)

担当科目◆

伝統文化社会特論

 伝統文化は教育上の重要なテーマである。それは、時間的経過のなかで伝承、創造、再生され、国や地域を特色づけ、人々のアイデンティティ形成に役割を果たしている。本講義では、地域社会の伝統文化を比較の視点から照射し、わが国文化の普遍性と独自性を確認し、伝統文化教育の実践に生かす上で、実際の様相を見聞し知見を広げる。

教授 中松豊(なかまつ ゆたか)

所属学会◆

日本応用動物昆虫学会・日本生物教育学会

主な著書◆

Recent Advances in the biochemistry, toxicity, and mode of action of parasitic wasp venoms (Reserch signpost. 2007)

主な論文◆

50分でできる昆虫の血球の食作用の観察 (生物教育. 2014)
A novel type of hemocytes, localizing melanization with high-spreading behavior in Mythimna separata (Archives of Insect Biochemistry and Physiology. 2014)
Intraspecific competition between adult females of the hyperparasitoid Trichomalopsis apanteloctena (Hymenoptera: Chelonidae), for domination of Cotesia kariyai (Hymenoptera: Braconidae) cocoons (Annals of the Entomological Society of America . 2009)
Cotesia kariyai larvae need an anchor to emerge from the host Pseudaletia separata (Archives of Insect Biochemistry and Physiology. 2007)
生得的行動の教材化-アワヨトウヒメコバチの産卵行動- (生物教育. 2006)
Venom of Euplectrus separatae causes hyperlipidemia by lysis of host fat body cells (Journal of Insect Physiology. 2004)

担当科目◆

教科教育特論

 文部科学省の小学校学習指導要領の理科においては、小学生に実感を伴った理解をさせることが重要であり、授業において実験・観察を多く取り入れなければならないと記してある。本講義では理科の授業における実験・観察の意義と授業への導入方法、また、実験・観察をする上での配慮する点や技術的な手法、また新たな簡易実験などの開発方法などを修得することを目的とする。

教授 中村哲夫(なかむら てつお)

所属学会◆

日本体育学会、スポーツ史学会、東北アジア体育・スポーツ史学会

主な著書◆

『体育・スポーツ史にみる戦前と戦後』(共著、道和書院、2013.6)
『幻の東京オリンピックとその時代―戦時期のスポーツ・都市・身体―』(共著、青弓社、2009.9)
『多様な身体への目覚め―身体訓練の歴史に学ぶ―』(共著、アイオーエム、2006.4)
『The Nazi Olympics: Sport, Politics, and Appeasement in the 1930s』(共著) 2003.8 University of Illinois Press
『体育・スポーツ史研究の展望―国際的成果と課題』(共著、不昧堂、 1996.5)

主な論文◆

「CIEにみる近代日本学校体育史像について」(『皇学館大学教育学部研究報告集』第二号、2010.3)
「わが国戦後復興期におけるスポーツ用品卸売業組合の役割とその活動」(共著『スポーツ産業学研究』18巻1号、2008.3)
「ナチ・オリンピックとアメリカのボイコット論争―先行研究のレビュー―」(『現代スポーツ研究』8号 2007.5)

担当科目◆

スポーツ・健康学特論

 スポーツの原理・歴史・政策の観点からスポーツの成り立ちと社会的意義や役割を理解し、現代社会および将来に向けてのスポーツの在り方について議論する。

教授 深草正博(ふかくさ まさひろ)

所属学会◆

全国社会科教育学会、日本社会科教育学会(評議員)、日本グローバル教育学会(常任理事)、比較文明学会、日本西洋史学会、日仏歴史学会など

主な著書◆

『社会科教育の国際化課題』(国書刊行会、1995)
『21世紀地球市民の育成』(共編、黎明書房、2001)
『環境世界史学序説』(国書刊行会、2001)
『「文化と環境」の教育論』(皇學館大学出版部、2009)、など
『グローバル世界史と環境世界史』(青山社、2016)

主な論文◆

「わが国の歴史を世界の歴史を背景にして学ぶカリキュラム構成」(共著、ニチブン、2002)など
「『14世紀の危機』について」『皇學館大学教育学部研究報告集』第4号、2012

担当科目◆

教科教育特論

 小学校社会科では、地理と歴史内容の学習が多く、社会科とは地理や歴史だと思い込んでる学生が圧倒的である。しかし、社会科教育の最終目標は公民的資質の育成であり、それを養う分野は公民分野である。さらにこれまでの社会科の学力観において、暗記が社会科の学力であるという誤解がある。そうではなく、社会科の本質は問題解決にあり、創造性にある。このような2つの誤解からの脱却の道を探りたい。

環境教育特論

 環境破壊はこれまで、宗教の側面より見れば、多神教よりは一神教を奉じる地域において、また、人間の生き方の基準といった角度から見れば、母性原理よりは父性原理の地域において、著しかったといえる。つまりこれまで日本人が憧れてきた欧米の社会が、後者の特質をそなえており、どちらかといえば、軽蔑のまなざしで見てきたアジア・アフリカに住む人々が、逆に、前者で自然との共生を果たしてきた。環境教育に必要なことは後者から前者への価値観の転換である。

国際理解教育特論

 日本人の真の国際理解を妨げているのは、その著しい欧米崇拝にある。そしてそこからもたらされた思考様式に従って、すべてを判断しようとしてしまっているところに最大の問題点がある。わたしはこれを「啓蒙的偏見」と名づけ、そこから脱却することこそ国際理解教育の根本にすえなければならないと考える。本講座では、そのための方法をフランス啓蒙思想の再検討から始めて、進歩史観や人間類型論などさまざまな角度から考察する。

伝統文化社会持論

 グローバル時代に入って、それぞれの国や地域のアイデンティティが問われるようになってきた。言いかえれば、グローバルな時代になればなるほど、その個性が問われれるといってよい。そのため日本の伝統文化をじっくり考えてみる必要がでてきた。そこで、常に世界の中での日本文化を意識しつつ、その個性=特殊性をさまざまな角度から検討する。

教授 吉田直樹(よしだ なおき)

所属学会◆

日本心理学会、日本教育心理学会、日本発達心理学会、人間環境学会、日本臨床心理士会

主な著書◆

『現代応用社会心理学講座2:快適環境の社会心理学』(共著、ナカニシヤ出版、2001.6)

主な論文◆

「スクールカウンセリングにおける相談室の環境セッティングについて」(『学校カウンセリング研究』10、2008.12)

担当科目◆

発達心理学特論

 人間の生涯発達を人生移行の視点から包括的に理解するために、発達の諸相と危機的移行について解説する。

教授 渡邉賢二(わたなべ けんじ)

所属学会◆

日本教育心理学会、日本心理学会、日本発達心理学会、日本青年心理学会、日本家族心理学会、日本カウンセリング学会、日本学校カウンセリング学会、日本学校心理学会

主な著書◆

「思春期の母親の養育態度と子育て支援-母親の養育スキルとは-」(単著、ナカニシヤ出版、2013)
「理想化した親の像が崩れるとき-変化していく子どもと親の関わり方」(金子書房、2013)
「家族のための心理学-「家庭内暴力と家族心理臨床」」(保育出版、2005)
「青年期発達百科事典-「養育の実践とスタイル」」(丸善出版、2014)

主な論文◆

「中学生の母親の養育スキル尺度の作成-学年別による自尊感情との関連-」(家族心理学研究21号、日本家族心理学会、2007)
「母親の養育スキルと子どもの母子相互信頼感、心理的適応との関連」(家族心理学研究23号、日本家族心理学会、2009)
「母親の養育スキルと子どもの心理的適応に関する縦断的検討」(家族心理学研究24号、日本家族心理学会、2010)
「母子が認知する母親の養育スキルと子どもの心理的適応との関連-中学生とその母親を対象として-」(家族教育研究所紀要33号、日立家庭教育研究所、2011)
「大学新入生の大学適応に及ぼす影響要因の検討-第1志望か否か、合格可能性、仲間志向に注目して-」(青年心理学研究24号、日本青年心理学会、2013)

担当科目◆

教育心理学特論

 教育現場で頻発している不登校やいじめなどの問題に教育心理学の知見がどのように応用できるか。具体的な事例やワーク、議論によって実践力を獲得して、新しい指導方法を開発する視点を養う。

准教授 片山靖富(かたやま やすとみ)

所属学会◆

日本体力医学会、日本肥満学会、日本公衆衛生学会、日本運動生理学会、American College of Sports Medicine (アメリカスポーツ医学会)、日本健康支援学会、日本運動疫学会、日本教育医学会、日本体育学会、東海体育学会

主な著書◆

『中高年者のための運動プログラム(病態別編)―症例による実際(2.糖尿病1)―』(NAP社、2007.7)
『健康づくりのための体力測定評価法―血液流動性の測定と評価―』(金芳堂、2007.11)

主な論文◆

Evaluation of blood rheology in patients with cyanotic congential heart disease using the microchan nel array flow analyzer. (Clinical Hemorheology and Microcirculation 35, 2006)
運動介入期間中の日常生活における身体活動量の変化が活力年齢および体力年齢に及ぼす影響(体力科学57, 2008)
低頻度介入保健指導プログラム『スマートな若返り教室』の有効性(肥満研究15, 2009)
Determinants of blood rheology in healthy adults and children using the microchannel array flow analyzer. (Clinical and Applied Thrombosis/Hemostasis 16, 2010)
エクササイズチェックシートを用いた身体活動量の推定精度(Health Sciences 26, 2010)
減量教室の講義回数を自由選択した時の効果−体重減少、脱落者数、1年後の体重維持に着目して(日本公衆衛生雑誌60, 2013)
日本の成人男女が減量支援プログラムに対して抱くニーズーインターネット調査の結果を用いた記述的研究ー肥満研究 22,2006.

担当科目◆

スポーツ・健康学特論

 身体活動、運動、スポーツが人の健康の保持増進に及ぼす影響について理解を深め、生涯にわたって健康的な生活を送り、活力ある社会を形成するためのスポーツの在り方を検討することを目的とする。加えて、健康関連指標の測定の方法と評価法についても理解する。