現代日本社会学科(学びについて)

カリキュラム

伊勢神宮のお膝元で、日本の伝統文化の真髄に触れる

想定される主な卒業テーマ

政治経済分野
  • 新自由主義的な経済政策に対する批判的考察
  • 企業組織における理想のリーダー像について
  • 漁業における6次産業化と地域活性化について
  • 式年遷宮が三重県内にもたらす経済波及効果について
  • リニア中央新幹線開業が日本に与える経済効果
  • スティーブ・ジョブズの生涯から学ぶ人間力・仕事力・経営力
  • 集団的自衛権について
  • 死刑存廃論について
  • 選択的夫婦別姓が家族に与える影響
  • 安全で安心な町づくりについて
地域社会分野
  • B級ご当地グルメによる地域活性化
  • 消防団の現状と課題
  • 自治体と民間事業団体による「婚活支援」について
  • コミュニティFMの役割について
  • 地域コミュニティにおける小売業界のあり方
  • 「地域力の創造・地方の再生」に関する考察
  • 観光まちづくりによる地域活性化について
  • コミュニティビジネスの現状と課題
  • 産業観光とまちづくりに関する考察
  • ワーキングプアの現状と課題
社会福祉分野
  • 地域包括ケアシステム構築に向けた現状と課題
  • 成年後見制度に関連する諸制度の問題と課題
  • 農業分野における知的障がい者に関する就労支援の在り方
  • 被虐待児童への支援のあり方に関する考察
  • 福祉の視点からみたテーマパークのバリア
  • 精神障がい者の雇用の現状と課題
  • 認知症高齢者の社会的支援に関する考察
  • DV家庭で育った子どもたちへの生活支援について
  • 高次脳機能障がい者の社会的支援
  • 子育て支援とワーク・ライフ・バランスとの関係性について
伝統文化分野
  • 明治期の桃太郎ばなしの研究
  • 日本とアメリカの文化的差異を『鉄腕アトム』から考える
  • 藤子不二雄の創作活動について
  • 無限斎碩叟の研究-裏千家の発展の考察-
  • 古事記における大国主神について
  • 漫画の規制と発展について
  • 近世武士道の死生観とその現代的意義
  • 三重県南伊勢町における地震・津波の記録の継承に関する考察

教員一覧

氏名 専門分野
教 授 新田 均 政治制度・政教関係・政治文化評論
 鵜沼 憲晴 法制度・高齢社会・権利擁護
 笠原 正嗣 産業社会・交通・観光
富永 健 憲法学・地方自治・公務員制度
 橋本 雅之 日本文学・神話論・サブカルチャー
 筒井 琢磨 社会調査法・地域社会
 山路 克文 社会政策・社会福祉政策・医療福祉
 岸川 政之 地域再生論
准教授  岩崎 正彌 伝統建築・伝統工芸・伝統芸能
 藤井 恭子 社会統計・地域教育・社会調査
 榎本 悠孝 精神保健福祉・精神保健福祉援助技術
 関根 薫 現代社会・現代家族・社会情報
 遠藤 司 イノベーション・経営哲学・マネジメント
 大井 智香子 地域福祉・コミュニティワーク・ボランティアマネジメント
助 教  灰谷 和代 子ども家庭福祉・相談援助・子育て支援
  ◎:学部長  ◯:学科主任

ゼミナール(演習)

政治経済分野

政治経済システムゼミ

新田 均 教授

政治学修士、博士(神道学)/早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程修了
政治学、憲法学、神道学
『近代政教関係の基礎的研究』『「現人神」「国家神道」という幻想』
『近代憲法への問いかけ』(共著)
 

政治経済分野の課題解決のために、日本文明の本質を理解し、主体的・創造的に働ける人材の育成を目指しています。学びの柱は四つです。①問題解決のためのリーダーシップとマネジメントについて学び、自分が大学生活を通じて取り組むプロジェクトを作る。②日本文明の核である天皇や神道と政治経済の関わりについて学ぶ。③過去の日本で政治経済を担った人物について学ぶ。④時事問題などを踏まえて自分が取り組みたい課題を決め、卒業研究にまとめる。二年生で①、三年生で②③、四年生で④と段階的に進んでいきます。

法学・憲法研究ゼミ

富永 健 教授

法学修士/京都産業大学大学院法学研究科博士後期課程修了
憲法学
『憲法学の基本問題』、『教養憲法11章』(共著)
『新・初めての法学』(共著)

「法」というものは、われわれの身近な生活領域に存在しています。例えば、家族関係、就職等の労働関係、企業活動、事故や事件など、法の関係しないものはないといっても過言ではありません。このゼミでは、学生諸君が関心をもっている問題を法的な観点から解明し、解決策を考えていきたいと思っています。今年度でいえば、安全保障、報道の自由、夫婦同氏と別氏、SNSとマスメディア、雇用政策などについて、学生が自ら調べ、資料を収集し、検討をくわえて報告し、それについて議論する、という形で進めていきます。

イノベーション研究ゼミ

遠藤 司 准教授

政治学修士/同志社大学大学院法学研究科博士前期課程修了
イノベーション論、経営哲学、マネジメント論
レオ・シュトラウス著・遠藤司訳『ナチュラル・ライトと歴史』(平成28年度出版予定)

学ぶということは、実現するという目的のもとに行う行為であると考えます。当ゼミでは、週に一冊の図書を読み、ゼミ生同士が内容について意見交換をすることで、自らの問題・課題を踏まえた学びの場を提供します。また、各自の将来像を踏まえ、ゼミ生がそれぞれ様々な課外活動に主体的に参加していただきます。これによって、社会に出てから高い成果を上げるための実践知を総合的に身につけることが出来ます。

地域社会分野

社会臨床研究ゼミ

筒井 琢磨 教授

文学修士/京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了
社会学
『ジェンダーで学ぶ社会学』(共著)、『社会的コントロールの現在』(共著)

「臨床の知」ということばがあります。「臨床」とは、科学的知識や理論を実際に使って現実に起きている諸問題を解決していく、まさにその現場を意味します。現場は知識の応用の場であるとともに、現場に出て初めてわかること、現場から生まれる理論も存在します。「臨床の知」は現場に学ぶ姿勢を示すことばなのです。地域社会が私たちの現場です。頭を使うことも大事ですが、現場に足を運ぶこと、現場で様々な人たちと出会い、いっしょに一喜一憂すること、困難なことにいっしょに立ち向かうこと、そういう経験を通じて新しい「知」が生まれるのです。さあ、いっしょに現場に出ましょう!

産業社会研究ゼミ

笠原 正嗣 教授

経済学修士/龍谷大学大学院社会学研究科博士課程満期退学
産業社会学
『日本の企業組織と福祉サービス』『福祉と政治の社会学的分析』(共著)

ゼミでは、2年生で実施した企業や役所等での産業社会実習(インターンシップ)を通じて明らかになった現代日本の社会的課題を中心に考え、その問題解決に向けた考察を行っています。産業育成、就労支援、公共交通、環境問題、地域活性化など学生の研究テーマは多岐にわたりますが、討論を中心とした共同学習を進める中で、卒論作成への理解を深めています。充実した卒業後のキャリア形成(就職)に向けて、「全力投球」の姿勢で何事にも取り組んでいます。

社会調査実習ゼミ

関根 薫 准教授

修士(社会学)/龍谷大学大学院社会学研究科博士後期課程修了
老年社会学、家族社会学
『福祉と政治の社会学的分析』(共著)
『社会理論と社会システム』(共著)

特に家族をめぐる問題について考察を行っています。現在ゼミ生が取り組んでいる研究テーマも児童虐待問題、父子家庭への支援問題、ドメスティック・バイオレンス問題、晩婚化・非婚化による少子化問題、高齢者の孤独死問題、性別役割分業と女性の就労問題など多岐にわたっています。ゼミでは、先行研究・資料の中から必要な情報を見つけ出し読み取る能力、まとめて書く能力、それを的確に発表する能力の育成を基本にし、社会調査を通じて自らデータを収集し分析する能力の向上を目指しています。

社会情報研究ゼミ

藤井 恭子 准教授

博士(学術)/奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了
社会学、統計学
『現代日本におけるいじめ過程の解明』(単著)
『日本官僚制の連続と変化』(共著)

現代日本は玉石混淆な統計的データで溢れています。「玉」のデータを見つけ、そこから冷静に真実を見抜く力は一朝一夕で身につくものではありません。社会情報研究ゼミでは見抜く力、さらに地域課題の解決策を提案する力が身につくよう、日々の授業の中で指導しています。卒論テーマは地域格差や観光形態の変容、地域教育など、地域社会に関わるものが中心になっています。地域社会をよくしたいと切望する学生がいるのもゼミの特徴です。ゼミで培った力を地域社会のなかで生かしてもらえればと思っています。

社会福祉分野

福祉計画研究ゼミ

山路 克文 教授

社会学修士/東洋大学大学院社会学研究科社会福祉学専攻修士課程修了
社会政策・社会福祉政策論、医療福祉論、福祉計画論
「医療・福祉の市場化と高齢者問題」(単著)
「戦後日本の医療・福祉制度改革の変容」(単著)

日本は、「地域移行」政策により社会福祉は厳しい環境下に置かれています。長く病院や施設に入っていた方々を、在宅を中心に暮らしの場に返す政策です。問題は、受け皿のないところに返された人たちの悲劇です。いま、山路ゼミでは、当事者の視点から様々な課題に取り組んでおります。

権利擁護ゼミ

鵜沼 憲晴 教授

博士(社会福祉学)/龍谷大学大学院社会学研究科単位修得
社会福祉法制度・成年後見制度・虐待防止法
『社会福祉における共通的基本事項』(2009 港の人)
『社会福祉事業の生成・変容・展望』(2015 法律文化社)

ゼミでは、①障がいや認知症の理解、②障害者総合支援法や介護保険法をはじめとする福祉サービスの利用手続きや種類の把握、③虐待の要因・実態や虐待防止法による対応策の理解を進め、④現状における法制度の限界や問題点を析出し、⑤今後のあり方を考察していきます。また育児や介護と女性という視点から、育児・介護支援に関する福祉法・労働法の現状や課題についても考えていきます。

精神保健福祉ゼミ

榎本 悠孝 准教授

学術修士/大阪市立大学大学院生活科学研究科博士課程単位取得満期退学
精神保健福祉
『よくわかる障害者福祉』(共著)、『障害者に対する支援と障害者自立支援制度』(共著)
『福祉キーワードシリーズケアマネジメント』(共著)

ストレスの問題について考えたことがありますか。 近年、ストレス社会を背景にうつ病や統合失調症といったメンタルヘルスの問題を抱える人が増加しています。また精神疾患による自殺や引きこもりなどの社会問題も発生しています。このゼミでは、現代日本のメンタルヘルスの問題をテーマに、ストレスマネジメントの方法を研究したり、施設や地域へのフィールドワーク、精神保健福祉士や当事者へのヒアリング調査を通して、効果的な援助実践や啓発活動について研究しています。

子ども家庭福祉ゼミ

灰谷 和代 助教

修士(社会福祉学)/聖隷クリストファー大学大学院社会福祉学研究科博士前期課程修了
子ども家庭福祉(子育て支援・児童虐待・DV・保育ソーシャルワーク)
「保育ソーシャルワークの世界」(晃洋書房、コラム)

今、子ども家庭が抱えている様々な問題が要因となり、何人もの子どもの笑顔が失われています。どうすれば、一人でも多くの子どもの笑顔を守ることや失われた笑顔を取り戻すことができるのでしょうか。子どもと家庭にかかわる文献および報告や発表の分析、事例検討、フィールドワーク、実践等を通して、過去から現在までの問題や状況を把握し、問題解決していくための手法を見出すことを目的にしています。

伝統文化分野

本文化の深層探究ゼミ

橋本 雅之 教授

博士(文学)/皇學館大学大学院修士課程修了
専門 神話学・古代文学
業績 『古風土記の研究』(和泉書院)
『日本人の〈原罪〉』(共著、講談社現代新書)
『引き算思考の日本文化』(創元社)
『風土記 日本人の感覚を読む』(角川選書)

テーマ「神話・伝説を通してみる日本文化の心」 私のゼミでは、伝統文化の中でも特に神話や伝説を取り上げて、その中から日本文化の価値観や倫理観を考えていくことにあります。神話や伝説を、日本人の「心の鏡」として見直し、現代日本においても意味ある考え方を掘り起こすことが目的です。

伝統文化(建築・工芸・芸能)ゼミ

岩崎 正彌 准教授

工学修士/早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了
一級建築士、内井昭蔵建築設計事務所で、吹上新御所・京都迎賓館に参画
茶室設計、伝統建築・工芸・芸能、礼法・心と技を研究
「伊勢の伝統工芸」展をプロデュース

日本の伝統文化の真髄を知り、正しい日本人となって、その根幹である日本の精神の発展に寄与する人材となることを目的としています。伊勢の、そして三重・近畿・日本の、優れた美しい伝統文化の各分野・産業・店舗・作家・職人の皆様の取り組みを、書籍や動画などで具体的に判りやすく紹介しています。それぞれが選んだテーマに即した書籍を輪読し、研究経過を報告する中で、伝統文化への理解を相互に深めてゆくことを目指しています。ゼミ生には研究成果を活かし、あらゆる分野において、日本文化の発展に貢献していただきたいと存じます。