一般の方へ
令和2年度「伊勢志摩定住自立圏共生学」社会人履修生募集のご案内
皇學館大学では、平成26年度に採択されました「地(知)の拠点整備事業」において、「伊勢志摩定住自立圏」を形成する3市5町(伊勢市、鳥羽市、志摩市、度会郡玉城町、度会郡度会町、度会郡大紀町、度会郡南伊勢町、多気郡明和町)の自治体と連携し、「地域の定住機能の新たな在り方を自らの課題として捉え行動できるアクティブ・シチズンの育成」のための教育プログラム作りに取り組んでいます。
本事業で開発した教育プログラムは、平成27年4月より順次本学の学部学生に開講して参りますが、開発したプログラムのうち、次の4科目については、社会人の方も受講していただけます。
社会人履修生を募集する科目
- 「伊勢志摩定住自立圏共生学」(科目Ⅰ):「伊勢志摩圏域の定住資源と将来像」
- 「伊勢志摩定住自立圏共生学」(科目Ⅱ):「伊勢志摩圏域の経済・産業と将来像」
- 「伊勢志摩定住自立圏共生学」(科目Ⅲ):「6次産業化実践論」
- 「伊勢志摩定住自立圏共生学」(科目Ⅳ):「1・2・3次産業基本論」
科目名 | 目的 |
---|---|
(科目Ⅰ) 伊勢志摩圏域の定住資源と将来像 |
圏域の歴史文化観光資源、定住環境資源の現況を理解し、その活用や情報発信等に関する課題解決について学ぶ。 |
(科目Ⅱ) 伊勢志摩圏域の経済・産業と将来像 |
圏域の地域経済・産業の現況を理解し、人材育成や雇用環境等に関する課題解決について学ぶ。 |
(科目Ⅲ) 6次産業化実践論 |
6次産業化実践例、実践方法等(コミュニケーション・プレゼンテーション、事業戦略・マーケティング、6次産業化概論、6次産業化ケーススタディ、海外・実践)について理解する。 |
(科目Ⅳ) 1・2・3次産業基本論 |
圏域の1・2・3次産業の基本(地域資源利用、加工、流通販売、メニュー開発、新事業創出、経営管理)を理解する。 |
対象者
どなたでも受講できますが、特に以下のいずれかに該当する方を対象としています。
- 自治体等職員
- 農林水産業・6次産業・観光産業等を支援する機関・団体に勤められている方
- 農林水産業・6次産業・観光産業等地域振興産業に従事されている方、今後6次産業事業を始めたいと考えておられる方又は興味、関心のある方
募集期間
令和2年3月5日(木)まで
※秋学期開講科目に限り、8月3日(月)~8月24日(月)の期間にも出願していただくことができます。
募集人数
10名程度
受講料
※詳細は「伊勢志摩定住自立圏共生学」社会人履修生募集要項をご覧ください。
募集要項及び出願書類
以下ファイルをご確認ください。
科目の学修内容等
科目Ⅰ:「伊勢志摩圏域の定住資源と将来像」/半期・2単位
授業日時:春学期(4月10日~7月30日)の水曜日3時限(13:30~15:00)
回 | 学修内容(予定) |
---|---|
1 | ガイダンス 三重県及び圏域全体の現況、概要等 |
2 | 圏域のリサーチ 1 地理情報より |
3 | 圏域のリサーチ2 RESAS活用 |
4 | 圏域のリサーチ3 共有 ジグソー法 |
5 | 「伊勢志摩定住自主圏構想を知る(仮)」 ゲスト:伊勢市 |
6 | 「田丸城・玄甲舎とその周辺の歴史文化観光資源(仮)」 ゲスト:玉城町 |
7 | 「SDGS未来都市等の支援環境定住資源について(仮)」 ゲスト:志摩市 |
8 | 「斎宮等の歴史文化観光資源について(仮)」 ゲスト:明和町 |
9 | 中間振り返り(グループワーク) |
10 | 「大紀町の地域特性と特産物」 ゲスト:大紀町 |
11 | 「離島を支える行政の取り組み」 ゲスト:鳥羽市 |
12 | 「昭和東南海地震と津波防災などについて(仮)」 ゲスト:南伊勢町 |
13 | 「観光地における防災対策について」 |
14 | 子育て世代包括支援センター等による定住支援まとめと振り返り |
15 | まとめと振り返り |
科目Ⅱ:「伊勢志摩圏域の経済・産業と将来像」/半期・2単位
授業日時:秋学期(9月19日~1月27日)の水曜日3時限(13:30~15:00)
回 | 学修内容(予定) |
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1 | イントロダクション ①講義の進め方の説明 ②伊勢志摩地方の概況 ③定住自立とは 等 |
2 | 地域課題発見「課題の本質とは」「なぜなぜ5回」を使って課題の本質に迫る |
3 | 地域課題解決法1「アイディア創出法」 ①ブレインストーミング ②ブレインライティング等 |
4 | 地域課題解決法2「対話・ファシリテーション」 ①月で迷子 ②フェルミ推定等 |
5 | テーマ1−①「地方における人材育成、雇用等の現状とその課題」 ゲストスピーク+ディスカッション |
6 | テーマ1−②「地方における人材育成の現状とその課題」 ディスカッション |
7 | テーマ1−③「地方における人材育成の現状とその課題」 まとめと発表 |
8 | 中間振り返り |
9 | テーマ2-①「地域産業の現状とその課題」 ゲストスピーク+ディスカッション |
10 | テーマ2-②「地域産業の現状とその課題」 ディスカッション |
11 | テーマ2-③「地域産業の現状とその課題」 まとめと発表 |
12 | テーマ3-①「地域経済における現状とその課題」 ゲストスピーク+ディスカッション |
13 | テーマ3-②「地域経済における現状とその課題」 ディスカッション |
14 | テーマ3-③「地域経済における現状とその課題」 まとめと発表 |
15 | まとめと振り返り |
科目Ⅲ:「6次産業化実践論」/半期・2単位
授業日時:春学期(4月10日~7月30日)の金曜日4時限(15:10~16:40)
回 | 学修内容(予定) |
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1 | 6次産業化とは |
2 | 1次産業が抱える問題点 |
3 | 6次産業化の現状 |
4 | 外部環境認識Ⅰ |
5 | 外部環境認識Ⅱ |
6 | 顧客満足 |
7 | マーケティングⅠ「マーケティングの基礎知識」 |
8 | マーケティングⅡ「事例に学ぶ ①」 |
9 | マーケティングⅢ「事例に学ぶ ②」 |
10 | 「当地における6次産業化のブランディング」 「三重県内の6次産業化商品・サービスの事例」 |
11 | 行政機関の支援策 |
12 | 会計の基礎知識 Ⅰ |
13 | 会計の基礎知識 Ⅱ |
14 | 総合化事業計画の作成、プレゼンテーションの仕方 |
15 | 「地域団体商標制度」と「地理的表示保護制度」について 6次産業化実践論の総括 |
科目Ⅳ:「1・2・3産業基本論」/半期・2単位
授業日時:秋学期(9月19日~1月27日)の金曜日4時限(15:10~16:40)
回 | 学修内容(予定) |
---|---|
1 | 農林水産業の現状と地域産業振興Ⅰ(農業) |
2 | 農林水産業の現状と地域産業振興Ⅱ(林業) |
3 | 農林水産業の現状と地域産業振興Ⅲ(水産業) |
4 | 農林水産業のトピックと関連組織・産業 |
5 | 食品加工論 |
6 | 食品の栄養機能/安全衛生管理 |
7 | フードシステム論Ⅰ |
8 | フードシステム論Ⅱ |
9 | フードコーディネート論 |
10 | 物質・エネルギー利用型地域資源利用論 |
11 | 地域資源利用とツーリズムⅠ |
12 | 地域資源利用とツーリズムⅡ |
13 | 社会・経済構造の変化と新しい波 |
14 | 今後を展望するキーワード |
15 | まとめ(1・2・3次産業基本論) |