電脳版目録作成方法


文献目録作成法

 特別なデータベースソフトは使わないでもよい。ワープロソフトあるいはテキストエディタで、単純なテキストとして入力するのが、後々使いやすい。

  入力方法は、以下のとおり。
 研究論文と研究も区別せず、一括して同じファイルにまとめる。
 一つの文献について、次の記載内容を入力する。研究論文の場合と研究書の場合とでは記載内容が異なるが、研究書の方は記載項目の一部を空白にしておけばよかろう。

【研究論文の場合】

  1. 論文題名
  2. 執筆者名
  3. 雑誌名
  4. 巻・号
  5. 発行所
  6. 発行年月
  7. 所在場所
  8. 備考
【研究書の場合】
  1. 書名
  2. 著者名
  3. (空白)
  4. (空白)
  5. 発行所
  6. 発行年月
  7. 所在場所
  8. 備考(版刷ほか)


 各項目は、「,」(半角コンマ)で区切る。1つの文献について記載すべき内容をすべて入力したら、リターンキーを押して、改行する。改行で区切られるのが1つの文献についてのデータのかたまりで、半角コンマで区切られるのが、1つの文献に関する個々のデータということになる。
 こうして入力したデータ全体を保存する時は、テキストファイルとして保存する。
 なお、半角コンマで区切られる個々のデータで、入力すべき内容がない場合は、そのままにして、半角コンマだけを付す。この場合、半角コンマが二つ続くことになる。
 このように半角コンマによってデータを区切るのを「CSV形式(コンマセパレート形式)」と言う。

 簡単な検索は、テキストエディタなどの検索機能を使えばよい。

 また、この「CSV形式(コンマセパレート形式)」になっていれば、必要に応じてデータベースソフト(ファイルメーカー、アクセス、桐など)や、表計算ソフト(エクセルなど)にデータをそのまま読み込むことができる。これらのソフトを用いれば、並び替えや複雑な検索も可能になる。


目録に採る範囲
  1. 研究に必要と思う文献はすべて抜き出す。
  2. 現在から過去十年間分を目安に、現在から遡って作成する。
  3. 入手した論文を読みながら、よく引用される重要な論文をさらに追加する。中心的な研究者の論文についても同様。その他、必要と思われる論文名を見たら、追加する。

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