本居宣長(もとおりのりなが)

◆所在地:松阪市(まつさかし)
◆解説:江戸時代の国学者。生涯をかけて「道の学び」を追求し、古典研究、思想研究を進めた。著作は多く、中でも『古事記伝』が有名。鈴屋大人(すずのやのうし)と尊称される。
宣長の研究は用例に基づく実証的なもので、現代までその説が定説となっているものも多い。係り結びの法則も宣長の発見による。
宣長が古事記を本格的に研究するきっかけとなったのは宝暦13年(1763)5月25日の夜、松坂(現在の松阪)の「新上屋(しんじょうや)」で賀茂真淵(かものまぶち)と面会したことによる。この話は「松坂の一夜」としてよく知られている。

(本居宣長記念館HPより)
◆ポイント:宣長の実証的な研究方法は神宮皇學館、神宮皇學館大學、そして現在の皇學館大学に受け継がれてきた。本学発祥の地ともいうべき神宮の林崎文庫(はやしざきぶんこ)には宣長の撰文による「林崎のふみぐらの詞」の碑がある。
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