就職者VOICE(平成25年度)

そして、社会の最前線へ。

数多くの先輩たちが、続々と夢への切符を手にしています。そんな先輩たちに、就職内定を勝ち取るためにどんなことを学び、その結果をどのように就職活動に活かしたのかを聞いてみました。

教師をめざす友達と頑張れたから夢をかなえることができました。
平成25年度就職者
教育学部 教育学科
石谷 将大さん
教員(小学校)
愛知県

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

子どもが好きで、子どもたちの教育に携わる仕事につきたいと思っていました。大学で教育実習を経験し、「やはり自分は教師になるんだ」という気持ちが確固たるものになりました。将来は、常に子どもの目線で考え、たくさんの喜びや楽しさを子どもたちと共有できるような教師になりたいと考えています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

4年生になって就職支援室に行き、集団面接や集団討論、個人面接、論作文指導などに積極的に参加しました。また先生方の面接練習だけでなく、友達同士で面接練習も行いました。話す内容も大切ですが、友達同士の面接では「どうすれば聞き取りやすいか」、「どうすれば生徒の注目を集められるか」などを聞き手の立場から、とても参考になりました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

教職支援室に行くようになって、教員をめざす他学部の友達がたくさんできました。そんな友達と助け合い、支えあったことで、前向きに勉強に取り組む意欲が生まれました。また遠方から皇學館に来て、将来は地元に戻ろうと思っている人は、地元の知人や学校の先生などから採用関連情報を入手できるようにしておくと良いと思います。

自分に最適の勉強の環境とは何かを考えることが大切です。
平成25年度就職者
文学部 国文学科
和田 恵実さん
教員(中学校・国語)
三重県

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

先生になろうと思ったのは高校生のとき。皇學館大学の国文学科は、国語の教員に求められる専門の勉強だけでなく、司書教諭や書道教諭の免許も取得できるので、自分のスキルアップには最適の環境でした。将来は「教師」という仕事に誇りを持ち、向上心を持って、様々なことに挑戦できる教師になりたいと思います。そして、生徒が成長するかけがえのない時間を無駄にしないよう、責任を持って目の前の課題を解決していきます。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

教職支援室が主催する個人面接・集団面接・集団討論・模擬授業の練習、教員採用試験に向けた対策講座などに参加しました。学習の中で自分の苦手分野がはっきりしてくると、それを克服するために教職支援室に置いてある問題集を解きました。また、「教員採用試験合格者報告会」に参加したことは、一気に教師という仕事を身近に感じ、モチベーションを上げるきっかけとなりました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

私の就職活動において一番のポイントは、自分に適した学習環境を見つけることでした。私の場合、一人で勉強するよりも、同じ教師をめざす仲間と一緒に勉強した方が集中できました。なので図書館や自宅より、研究室やフードコート、ファミレスなど、少し騒がしい場所の方が効率的に勉強できました。これから教員をめざす高校生も、自分に適した学習環境を探しておくと良いと思います。

自分を客観的に見つめることが就職活動のスタートラインでした。
平成25年度就職者
文学部 コミュニケーション学科
土口 ふみさん
教員(中学校・英語)
三重県

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

先生になりたいと漠然と考えていましたが、大学2年の時に教員採用試験の説明を聞き、中学校の英語科教員になろうと決めました。将来は、学ぶことの大切さと素晴らしさを生徒たちに教えられる教師になりたいです。そのためには、自分が皇學館で培ってきたコミュニケーション能力がとても役立つと思っています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

教員採用試験に関する講座や、合格者の体験報告会に参加したり、教職支援室にストックされた先輩方の報告書などを参考にして、自分なりの勉強方法を工夫しました。2次試験にある模擬授業やインタビューテスト対策は、ゼミの先生に具体的なアドバイスをしていただいたので、自分では気付かない長所・短所を客観的に知り、改善につなげることができました。また3年生の時に、4年生の先輩の集団討論や模擬面接を見学し、面接の心構えができたことも大きかったと思います。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

面接対策だけでなく、社会人としての将来を見据えて、マナーの勉強ができる「ソーシャルスキル」などの授業に力を入れました。学内で受験できる「マナー・プロトコール検定」の資格を取得したことは、大きな自信になりました。また、「表現演習」などコミュニケーション関連の授業で、相手を理解し、自分の意見をきちんと伝える力を養ったことが、自己PRを考える上で役立ちました。

常に変化する歴史の面白さを伝えられる先生になりたい。
平成25年度就職者
文学部 国史学科
木村 大貴さん
教員(高校・地歴・公民)
名古屋市

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

小学校高学年の頃から、学校の先生になりたいと思っていました。皇學館大学で学んだ歴史の面白さを多くの子どもたちに伝えたいと思い、高校の地歴科教員に目標を決めました。歴史の面白さとは、劇的に変化する面白さだと思います。これまで、変化のない時代なんてありませんでした。僕自身も、現状の自分に満足することなく、変化し、成長し続ける人間になりたいと考えています。そして、常に本気で生徒を愛することができる先生になりたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

定期的に教職支援室で面談をしていただきました。おかげで、今の自分を客観的に見つめ直し、今後の目標を明確にすることができました。また集団・個人面接対策では、志望する自治体の特徴や傾向をふまえて丁寧に指導していただきました。また、大原学園による教員採用試験対策特別講座も良い刺激になりました。特に教職教養に関する授業は、生まれて初めて目にする内容ばかりで、本場の講師の声を聞きながらの勉強はとても分かりやすかったです。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

専門科目対策として、高校生対象の参考書を何冊か買い込み、マスターするまで自分で一からノートにまとめながら復習し直しました。一般・教職教養の試験対策は、赤いシートで要点の文字を隠すタイプの問題集を持ち歩き、時間を見つけては解くようにしていました。まとまった時間をとるよりも、少しずつ、常に問題に触れていた方がよく頭に入った気がします。

集団討論・集団面接の練習をみんなで先生にお願いしました。
平成25年度就職者
教育学部 教育学科
宮田 桃佳さん
教員(幼保)
松阪市

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

幼稚園の頃の先生が、子どもの気持ちをとても大切にしてくださる方で、私は子ども心に先生とお話しすることが大好きでした。そんな先生に憧れ、幼稚園の先生になろうと思いました。皇學館大学に入学してから、さまざまな幼稚園に実習に伺い、公立の幼稚園をめざそうと決めました。そして、松阪市の幼稚園教諭採用試験に合格しました。せっかく憧れの仕事につくことができましたから、一生懸命、積極的に、楽しく働いていくつもりです。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

大原学園や東京アカデミーによる講座(保育士資格対策講座・公務員試験対策講座)を受講しました。目的もなく授業を受けるのではなく、復習を毎回しっかりするように心がけました。教職支援室の先生には、保育現場の状況や採用試験のポイントなどを教えていただきました。また幼稚園教諭の試験にはピアノの実技があるのですが、個人的に通っているピアノの先生に指導していただいたり、大学にあるピアノ教室で個別練習を欠かさないようにしました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

成功のポイントは、集団討論・集団面接対策だったと思います。私は多くの人の中でも自分の意見を堂々と言えるようになろうと思い、友達を集めて教職支援室に行き、先生に集団討論・面接の練習を指導していただくようにお願いしました。このような練習をなるべく数多く経験しながら、全員で言葉づかいや身なりに気をつけながら、はきはき話せるようになろうと努力しました。みんなで一緒に頑張ったことが、結果に結びついたと思います。

三重県で働きたいという「志」をいつも胸に抱き続けた結果です。
平成25年度就職者
現代日本社会学部 現代日本社会学科
中林 紗矢佳さん
公務員
三重県庁(行政職)

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

大学で地域社会研究会に所属し、伊勢のまちづくりに携わっていました。そのとき、県と共同で取り組んだ「全国まちづくりカレッジ」の企画・運営でコーディネーターをしていただいた県職員の方を見て、「私もこんな仕事をしたい」と思ったことがきっかけで公務員をめざしました。将来は、県民が主体的にまちづくりに参画できる仕組作りを県職員としてお手伝いしたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

大学2年の5月から、大原学園の公務員試験対策講座を受講。2年次に専門講座、3年次に専門と教養の講座を受講しました。
 一次試験の前には、講師の先生に私からの電話やメールでの質問にも答えていただき、とても助かりました。二次試験の前には、就職支援室の方に個別面接に向けた指導をしていただきました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

私は現代日本社会学科の先生から、「自分のミッションステートメント(志)を持って生きる」ことが大切だと教わりました。「三重県民のために働きたい」というミッションステートメントをいつも胸に持ち、最後までぶれずに就職活動を続けられたことが、面接などでの大きな自信につながりました。

迷っている間も行動したことで視野を広げることができました。
平成25年度就職者
現代日本社会学部 現代日本社会学科
木本 瑞穂さん
公務員
三重県庁(福祉職)

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

入学時からぼんやりと公務員志望でしたが、大学に入って障害者施設のアルバイトやボランティア、実習などで障がいを持つ方と出会ったり、三重県の福祉職員の方と出会ったりするうちに「私も県職員として福祉に取り組みたい!」と強く思うようになりました。行政が現場を把握していないと一番迷惑するのは現場の利用者さんや職員さんです。私は、現場との対話を大切にしながら、障がい者への差別や偏見を減らし、三重県を障がい者が住みよい県にしたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

大原学園の「公務員試験対策講座」を受講。週に2日、しかも大学で受講できるために無理なく通うことができ、クラブ活動との両立も可能でした。また、就職支援室で週に1度開かれる「就職対策講座」に毎回参加し、面接や履歴書の書き方などの役に立つお話を伺うことができました。「就職対策講座」というと、一般企業をめざす人のための講座と思われがちですが、どの職種でも、もちろん公務員志望の人も、就職活動をする人は絶対に受けることをお勧めします。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

私の場合、「本気で公務員になる」と決意するまで長い時間がかかりました。でも、迷っている間も何かしらの行動をすることはやめませんでした。たとえば就職支援室の方や先輩に相談して悩みを聞いてもらったり、自己PRの書類を作成したり、ボランティアに行って現場の雰囲気を肌で感じたり……。「自分は今、迷っている」という現状に向き合い、「迷っている中でも何かができる」と信じて積極的に行動しました。だからこそ一つの考えにとらわれることなく、視野を広げることができたのだと思います。

生まれ育った三重県で信頼される警察官になります。
平成25年度就職者
文学部 国史学科
羽柴 良子さん
公務員
三重県 警察

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

最初は歴史の面白さを生徒に伝える先生になりたいと思っていました。でも毎日ニュースで凶悪な事件の報道を見るたびに、「教える」ことも大事だけれど、生徒が安心して学ぶ環境を「守る」ことも大事だと思うようになりました。そこで、生まれ育った三重県に恩返しをするために、三重県警察に就職しようと決めました。将来は、地域の人たちと信頼関係で結ばれた警察官になりたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

一番お世話になったのは就職支援室。ここでは、履歴書の書き方から面接まで、あらゆることを教えていただきました。一方、警察官採用試験の筆記試験に向けては、大原学園の公務員夏期集中講座と、秋のレギュラーコースを受講。試験の前までに過去問題を三度は繰り返し勉強しました。面接対策は自分で想定質問とその回答例を作り、それを持って何度も就職支援室で面接練習をさせてもらいました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

学内で開催される警察の説明会などには必ず参加し、「警察官になりたい」というモチベーションをいつも高く持ち続けるようにしました。というのも、私の場合、警察官の試験期間と教育実習期間が重なってしまい、とても大変でした。そんな忙しい中で、目の前の課題を一つずつ確実にこなしていくために、常に警察官という夢に向けてモチベーションを高く保つことが不可欠だったのです。

憧れの自衛隊に入隊するために1日9時間の勉強をしました。
平成25年度就職者
現代日本社会学部 現代日本社会学科
牧田 拓也さん
公務員
自衛隊(幹部候補生)

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

大学で日本の伝統文化や社会制度、国の成り立ちなどを学んだことで、日本のために働く自衛隊を意識するようになりました。担当教授に話すと、すぐに自衛隊の施設見学に連れていっていただき、ますます興味を持ちました。また、大学に通いながら自衛隊の訓練に参加できる「予備自衛官補」という制度があることを知り、すぐに応募しました。さまざまな訓練を受ける中で、やはり私のしたい仕事は国を守ることだと再認識しました。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

自衛隊といっても公務員ですから、就職支援室を訪れて公務員採用試験の情報収集を行いました。私の場合、2年次から公務員試験教養講座のレギュラーコースと夏期集中講座、3年次には教養講座レギュラーコースと専門講座を受講。また、就職支援室の模試を積極的に受検し、自分の実力を確かめました。また、採用試験の範囲である数学や生物学などは、大学の科目を履修して勉強しました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

受講していた公務員講座の復習はもちろんですが、一番ためになったのは、過去問題をひたすら解きまくったことでした。最後の三カ月間は、最低でも1日9時間は過去問題を解きました。また面接や小論文対策としては、防衛白書を読み込み、国防に関する知識を深めたり、先生や就職支援室の方に模擬面接をしていただき、いろいろなアドバイスをいただいたりしながら、自分の課題に取り組みました。

東京オリンピックで活躍する記者をめざします。
平成25年度就職者
文学部 国文学科
坂本 陽祐さん
企業
伊勢新聞社

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

3年の夏休みに、現代日本社会学科の友人にマスコミ就職対策講座があると教えてもらい、面白そうだと思って参加しました。ここで記事の読み方や考え方を学んだり、自分が書いた文章を先生に添削していただいたりするうちに、マスコミ業界に強く憧れるようになりました。なかでも記者の仕事をしてみたくて、新聞社を志望。現在の目標は、東京オリンピックの現場で報道の仕事ができる記者になることです。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

マスコミ講座の先生にいろいろなことを教えていただきました。先生に私の思いを話したとき、私の考え方が間違っていたら、はっきり「違うよ」と指摘していただきました。先生からは、記者としてだけでなく、一人の人間としての心構えも学ばせていただいたと思っています。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

私は、マスコミや新聞社用などの市販の問題集と漢字集を一冊ずつ、何度も繰り返し勉強しました。またマスコミ業界はどれだけ知識があってもダメ。たとえば面接で相手の気持ちをすぐに察して対応するために、接客業でアルバイトをした経験がとても役に立ったように思います。

幼い頃からの夢をかなえた秘訣はその企業への熱い想いでした。
平成25年度就職者
文学部 コミュニケーション学科
小川 真吾さん
企業
近畿日本鉄道株式会社

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

幼い頃から近鉄で働く父の背中を見て育ち、自分も将来は父のような鉄道マンになりたいと憧れるようになりました。近鉄には、接客や車掌業務など、たくさんの仕事があります。一日も早く仕事を覚え、誰からも信頼され、子どもたちに夢や希望を与えられる運転士になりたいと思います。当面の目標は特急の運転士。そして将来は、助役から駅長、区長へとキャリアを積んでいきたいと考えています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

早い時期から就職支援室に行き、近鉄に就職したいという自分の志望を伝え、そのためにどういう対策をすればよいかを教えていただきました。就職支援室で行われる対策講座や学内講座、本番さながらの模擬面接などにはほとんど参加。エントリーシートを提出までに何度もチェックしていただきました。この積み重ねがあったから、実際の試験も緊張しないで受けることができました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

就職活動で最も大切なのは面接です。面接で、「その企業にどれだけ入りたいか」「入社後のキャリアステップをどれだけ明確に考えているか」を伝えることが大切だと思います。特に面接には十分すぎるほどの準備をしておくと良いと思います。また、就職支援室の方はとても親切ですから、何か分からないことがあればすぐに就職支援室に行き、アドバイスをもらうようにしてください。

就職対策講座の講師にあこがれてこの会社に行こうと決めました。
平成25年度就職者
教育学部 教育学科
宮瀬 遥さん
企業
マイナビ

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

就職対策講座でのマイナビ講師の人をひきつける巧みな話術に魅了され、「自分もあんなふうに人前で話せるようになりたい!」と思ったのが志望のきっかけです。小中学校での教育実習や、模擬授業で教材研究や指導案を作成し、発表したことは、プレゼン能力の向上に大いに役立ちました。教育学部で培ったこの経験は、入社後きっと役立つと思います。4月からの配属先はまだ分かりませんが、どのような事業部署に配属されたとしても、その場所で必要とされる人間になりたいです。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

定期的に開催される就職支援講座には必ず参加しました。面接の練習や履歴書の添削はもちろん利用し、バスで行く企業ツアーなどにも参加。また、毎日のように就職支援室に通い、就職活動中の悩みや愚痴を聞いていただきました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

東京・名古屋・大阪で就職活動をしていたので、かなり大変でした。でも自分の目で実際に見ないと分からないことも多いため、まずは自分で実行することが大切だと思います。面接の練習やSPIなどの勉強は当たり前。あとは自分でどこまで行動するかにかかっていると思います。また、友達やゼミ生と積極的に情報交換をして、面接のパターンなどを知っておくことも大切です。

奉職と就職の違いが明確になり、私の意識が大きく変わりました。
平成25年度就職者
文学部 神道学科
坂口 智紀さん
神社
橿原神宮

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

1年生の年末年始に初めて神社奉仕に行った際、私と同じ一般家庭出身の若い先輩神職さんのお話を伺って、自分の将来のイメージが湧きました。橿原神宮のご祭神である神武天皇は、国家の安寧と国民の安泰をご神徳とされています。神社の御由緒はもちろんのこと、ご神徳や日本の国を創建された神武天皇の偉大さを全国からお集り頂く崇敬者にしっかりと伝えられる神職になりたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

神職養成部の窓口へ出向いて、神務実習や神社奉仕などに参加する機会を得てきました。しかし、本格的に利用するようになったのは、就職活動を意識する4年生になってからです。ここでは、履歴書をはじめとする書類の書き方や面接指導、採用試験の傾向や対策についても、懇切丁寧に教えて頂きました。とくに私は採用試験の作文に不安を感じていたため、神職養成部の職員の方々に添削指導をして頂きました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

常日頃から神職養成部へ出入りして、先輩方の残してくれた採用対策報告書や神社情報などを上手に活用することが成功のポイントでした。神務実習や神社奉仕に積極的に参加しながらも、進路について悩んできましたが、私たち一人ひとりの適性や状況に合わせたアドバイスや指導をして頂いたことが特に良かったと思います。