就職者VOICE(平成23年度)

そして、社会の最前線へ。

数多くの先輩たちが、続々と夢への切符を手にしています。そんな先輩たちに、就職内定を勝ち取るためにどんなことを学び、その結果をどのように就職活動に活かしたのかを聞いてみました。

深い感銘を受けた神社に就職。これからも、精進の日々です。
平成23年度就職者
文学部 神道学科
中田 吉継さん
神社 出雲大社

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

大学の講義の中で古事記を学び、出雲大社には大国主大神がお祀りされているということを知り大変感銘を受けました。また、自らを鍛えるためにも出雲大社に奉職したいと考えました。
今後は、神様と人をつなぐ「なかとりもち」として奉仕をしたいと考えています。そのためには、まだまだ勉強が必要です。自らの知識を深めながら、神社界に貢献できるよう日々精進していきたいと考えています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

神職養成部で先輩方の試験報告や求人を閲覧することができましたので、就職活動を円滑に進められました。さらに、大学の掲示板にも就職情報がでますので、それらもチェックしていました。
また、明階総合課程を受講していましたので、神社本庁や著名な神社関係の先生方からもお話を頂ける機会がありました。普段の講義とは一味違った講義ばかりで大変勉強になりました。それと同時に、指導的神職となる明階という階位を頂く責任の重さも感じました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

たとえ緊張していてもしっかりとした受け答えができるように、友人と何度も面接の練習をしました。
また、試験対策では、神社に関する本を読んだり先輩方の試験報告をチェックしたりという準備をしました。
身なりや言葉使いは、自然と出てしまうものなので普段から気をつけた方がいいと思います。試験前には特に気をつけるといいですよ。

大学で学んだ現代日本に必要なことを生かし社会に恥じない人になりたい。
平成23年度就職者
文学部 神道学科
山田 二三郎さん
企業
神社新報社

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

文学関係に興味があり、雑誌編集者などの職種で就職活動を行っていました。そんな時、神職養成から神社新報社での記者のお話をいただきました。
将来の目標は、社会に恥じない人間になることです。皇學館大学の講義から、これからの日本に必要な事を学びました。そうした学びを生かし、社会の発展に尽力し、自立と自律のできる社会人を目指したいと思っています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

特殊な職場のため、言葉使いやマナーなどを何度も神職養成の先生に相談しました。その都度適切なアドバイスを頂けたのが心強かったです。
また、就職に役立つ資格取得に関しては、職種を問わずパソコンの技術は身につけておくと何かと便利ですよ。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

面接は、特に気を使いました。あいさつを含め会話の隅々まで全てが、自分を評価する判断材料になっているという意識は必要だと思います。資格、能力は必要ですが、特に常識、モラル、マナーこの3つの基本を大切にすることをオススメします。

留学経験で気づいた地元への愛。わたしは、「地元の仕事」を応援します。
平成23年度就職者
文学部 コミュニケーション学科
松本 奈々子さん
企業 百五銀行

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

私が進路を決めるきっかけになったのは、8ヶ月間のカナダ留学です。それまでは、地元に対する愛着を感じたことはなかったのですが、カナダから帰国してみて三重の良さを実感しました。そこで、「地元の仕事」を応援する仕事がしたいと思うようになりました。
今後の目標は、上司はもちろん同僚や後輩からも信頼される人物になることです。あとは、常に向上心を持ち、成長し続ける人でいたいですね。そのためにも、自分の仕事に誇りを持ち、様々な経験を積み重ねたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職活動ってどうやってするのだろう?という全く無知の状態からのスタートでした。そこで、学内の就職対策講座には必ず参加するようにし、外部から専門の指導の先生を招いて開かれる面接対策講座に積極的に参加しました。エントリーシート作成や実際の就職活動をする上で、就職支援や学習支援の先生にお世話になりました。自分の良いところ、直すべきところを客観的に述べていただくことが非常に役立ちました。
また、多くの企業では面接を受ける前にWeb上のテストがあります。この対策のために、就職対策講座の一環で行われる一般常識やSPIの模擬試験を受け、自分の弱みを把握し、苦手な部分を中心に勉強をしました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

就職活動で一番重要だと感じたのは、面接でいかに自信を持って話せるかということです。そして、どの企業さまに対しても常に、第一志望という気持ちで面接を受けることでした。わたしは、いかにも暗記してきた風な棒読みの応答をしないように、自己分析した要点のみを頭にいれて面接に臨みました。そうすることで面接官の少し変わった質問にも自分の言葉で落ち着いて返答することができました。また、受ける企業全ての支店訪問をしたことも、有効的だったと思います。

子どもたちの未来を広げるきっかけを与えられる教師になりたいです。
平成23年度就職者
教育学部 教育学科
川端 信也さん
教員(小学校)
三重県

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

大学2年生の時に、教職支援室で紹介された『教育支援ボランティア』に参加して、小学校の児童と関わることで小学校の教師になりたい!と考えるようになりました。
将来は、子どもたちに様々な成長のきっかけを与えられる教師になりたいです。わたし自身の様々な経験を話すことで、子どもたちが夢や目標を持つきっかけづくりになれたら幸せだと思っています。そのためにも、まずはわたし自身が多方面に興味を持ち、多彩な経験をすることで自らの人間の幅を広げていかなければいけないと思っています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

教職支援室の先生方に、論作文の添削や面接練習を指導して頂きました。また、試験が近づくにつれ不安な気持ちが大きくなっていくので、教職支援室の先生方と話をしたりして、精神的にも支えてもらえたことが自信につながったように思えます。さらに、毎日のように教職支援室に通い仲間と情報交換をしたり自分の考えを話し合ったりすることで、偏った考え方にならずにすんだこともとても有効だったと思います。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

教職支援室の先生方と何度も繰り返し面接練習をすることで、わたし自身の経験や考えをまとめることができました。特に、集団討論の練習には力をいれました。具体的には、相手の意見も取り入れつつ、最初から最後まで一貫性のある発言をする努力をしました。

達成した時の子どもたちの笑顔。また見たくて、教師になりました。
平成23年度就職者
教育学部 教育学科
水谷 美咲さん
教員(中学校・体育)
三重県

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

教育実習の時に、わたしがかけた一言で、今までできなかったことができるようになった生徒がいました。その時、生徒が見せた嬉しそうな顔が忘れられません。わたしは、あの笑顔をまた見るために、絶対教員になろう!と、強く思いました。
今後は、清く正しく誠実に。自分自身を日々磨いていける。そんな教師になりたいです。
教師になるということは、子どもたちの見本になるということです。だから、常に誰かに見られているという意識を持って、学校以外のプライベートでも気を配るようにしたいですね。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

教職支援室の先生方には、とてもお世話になりました。特に、面接の練習では的確なアドバイスをたくさんいただきましたし、試験前の不安な時も、ずっと励まし支えていただきました。さらに、教職支援室が主催する教員採用試験対策の講話は、ほぼ全て出席しました。様々な方のお話を聞くと「わたしも頑張ろう!」と、励まされました。
また、教員採用試験対策講座も受講しました。出題頻度の多い分野をピックアップして丁寧に教えてくれますし、疑問点はその日のうちに先生に質問できるので効率良く勉強をすることができたと思います。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

教員採用試験を受けるにあたって、自己PRや申告書を書く機会があります。試験は、この申告書から始まっているので、ゼミの先生をはじめ教職支援室の先生や友人にも見てもらい添削してもらうようにしました。
また、わたしは他県の教員採用試験も受験しました。他県の受験生や先生とも話をすることができ勉強になりました。そうした経験を持って、第一志望の三重県を受験したので、試験には落ち着いて臨めましたよ。

伊勢の子どもたちを通じて、地域社会に貢献していきたいです!
平成23年度就職者
教育学部 教育学科
中西 杏奈さん
教員(幼保)
伊勢市

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

幼いころから保育士・幼稚園教諭に憧れていました。大学の講義や専門科目を学ぶにつれ、その想いはいっそう強くなりました。けれども、現場実習で挫折することもあり進路を悩んだ時期もありました。しかし、ゼミの先生が現場で働く先輩方との接点を作ってくださり、その方々の経験談を聞くことでやはり保育士になろうと思えました。
今後は、行政機関の一員として自分の言動に責任を持てるよう努力していきたいです。そして、今まで支えてくださった多くの方への恩返しのためにも、伊勢市の人々、子どもたちを通じて地域社会に貢献していきたいです。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

本格的に、就職活動を始める前から教職支援室の先生方にはお世話になりました。公立の受験制度などの初歩的なことから実際の面接練習まで、とても親身に指導して頂きました。
また、定期的に行われていた採用試験対策の講義(授業)にプラスして、公務員採用試験対策講座も受講しました。ここでは、同じ目標を持つ仲間と一緒に勉強できるので、モチベーションも上がりましたし、納得いくまで勉強ができたのでとても充実した時間を過ごすことができました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

公務員や教員採用試験は、試験実施日が異なる所を第一志望の受験前に1ヶ所受験しておくと面接の雰囲気がわかり柔軟な対応ができるようになると思います。他の機関の受験が難しい場合は、とにかく面接の練習を毎日することです。同じ質問内容でも、繰り返すことで自分の意思がはっきりしてきて伝えたいことを明確にすることができます。また、友だちと集団討論をすることで人の意見を聞いたり話の組み立て方を学ぶことができます。幅広い経験をすることで就職活動に必要な力が自然と身に付くので、ぜひ、積極的に、さまざまな授業やサポートを活用してみてくださいね。

「事件・事故で辛い思いをする人がいなくなるように!」これが私の願いです。
平成23年度就職者
文学部 国史学科
三谷 麻理子さん
公務員
三重県警察本部

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

小学生の頃から、警察官に憧れていました。成長とともに警察官への憧れはますます強くなり、私も人を守る仕事がしたい!と想うようになりました。そんな子供の頃からの夢が叶ったので、今後は心身ともに強くなれるよう日々努力をし、多くの人に信頼される警察官になりたいです。そして、事件・事故などによって悲しむ人がひとりでも少なくなるよう県民の安全と安心を守っていきたいです。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職支援室をよく活用しました。特に、就職支援の先生方による模擬個人面接や集団討論が役に立ったと思います。私は、集団討論が苦手だったので、先生にたくさんのアドバイスをいただきました。また、個人面接の練習時にも、悪い点をはっきりと指摘していただき改善方法を明確に指導してもらいました。
さらに、私は公務員試験対策講座も受講しました。勉強が苦手な私は、授業についていけるか不安でしたが、先生の教え方がとても解りやすかったのでスムーズに受講を続けることができました。また、講義内で勉強方法も指導いただいたので、効率の良い学習ができました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

公務員試験を受けるにあたって、一番不安だったのは筆記試験です。私は、ついつい苦手分野を後回しにして得意科目の勉強ばかりをすすめてしまう傾向があったので、1週間ごとに、どのように勉強するかという学習スケジュールを立てるようにしました。その結果、しっかりと教養試験の勉強ができ公務員採用試験に合格できました。

「地域の人々を笑顔にする!」そんな福祉を実践していきます。
平成23年度就職者
社会福祉学部 社会福祉学科
井阪 菜々絵さん
社会福祉
伊勢市社会福祉協議会

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

社会福祉士資格取得のため、病院で実習を行いました。その時、退院された患者さんを自宅訪問する機会をいただいたんです。私が、訪ねて行くと、患者さんは笑顔で私を迎え入れ握手を求めてくださいました。私は、この患者さんの笑顔を見た時に「患者さんにとって自分の住みなれた土地・家・地域で生活することが、どれだけ幸せなことなのか」をしみじみと感じました。そして、私も地域で生活する人々を応援したいと思うようになりました。今後は、一人でも多くの方が自分の住み慣れた地域でいきいきと笑顔で生活できるよう、さまざまなスタッフの方と協働して精一杯サポートしていきたいです。だって、私にとっての福祉は「笑顔」ですから!

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職支援室と学内の資格取得制度を活用しました。特に、就職支援室では就職活動に関わる様々な情報や、履歴書の添削、面接の練習など、きめ細やかな指導をしていただきました。また、学外の講師による面接講座やマナー講座などもとても役立ちました。さらに、就職支援室にある先輩方の就職活動報告書をチェックしておくことで、筆記試験や面接試験を受ける時の自信にもつながりました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

面接の練習や履歴書の添削は、就職支援室の先生だけではなく、学外の先生や『おしごと広場みえ』のアドバイザーの方にも指導をしていただきました。多くの方の視点から、多彩なアドバイスをもらうことができたので、より一層自分自身を客観的に見ることができたと思います。また、そうした数多くのアドバイスが私自身の自信にもつながりました。