5月7日、4年生を対象に、現在、小・中学校にてご活躍いただいている卒業生の皆さん7名をお招きして教職支援講座「OB面接官による模擬討論会」が実施されました。
当日の参加者は、討論参加者70名、見学者20名となりました。
まず、模擬討論を実施するにあたり、面接官より、生徒たちにチャレンジ精神を持たせること、生徒は褒めて育て「明日も学校に来たい」学校づくりを心がけることなどの教師としての心構え。討論では、相手の話を聞くことも大事であるが、自分の考えをまとめ各キーワードをだすタイミングが重要等の説明がされました。
模擬討論は、小学校と中高で7グループに分かれ、1グループ7名程度で、学校現場で起こった出来事、土曜日授業の実施について、道徳教育等、各会場別にテーマが与えられ約30分の模擬討論を3回に分けて行われました。
参加者は、入室方法から始まり、相手の話を聞く姿勢、自分の意見の発表方法等、教職アドバイザーより普段指導を受けている内容を振り返り、良い緊張感の中、積極的に討論へ取り組んでいました。また、3年生は来年に向けて真剣な眼差しで討論の様子を見学していました。
各面接会場にて3回実施された討論の終了後、最後に、参加者及び見学者全体へ、面接官より討論に対する講評及びこれからの教師を目指す学生たちへ期待することについて説明されました。
・現場での課題及び提案も必要であるが、国の政策や社会の動向等、時代背景を盛り込み意見をすることも大事である。
・討論の流れを確認し、自分の意見を出すタイミングを見極めることが重要である。
・討論時にグループ全体の討論内容がテーマより論点がズレた場合、上手く軌道修正することが必要である。
・教員が発する一言は、子供たちにとって影響力は非常強い。そのため、何を相手に伝えたいのかしっかりと頭の中で整理し、言葉を選び、相手の受取り方も考えて発言することが重要である。
・「この先生へ子供を任せたい」と思わせられるようなしっかりとした意見をもった先生になってもらいたい。
・情熱と使命感をもち、これから経験していく中で、大事なことを見極めながら教師を目指してもらいたい。