本学精華寮寮長 渡部年晴先生を講師に招き、寮主催教育講演会を開催しました。渡部寮長は、本学国史学科第9期の卒業生。海上自衛隊潜水艦の艦長や各種部隊の第一線において指揮官を務められた経験をもとに、「部下の命を預かるとは」及び「戦後70年の今伝えたいこと」と題し、寮生のほか、一般学生、教職員約200名を前にお話し頂きました。
講演の中で渡部寮長は、「組織はトップで決まる。部下を思いやり、やる気を引き出すのが指揮官の役割である。トップは、その場その場でどう判断し対応するかが重要。『想定外であった』という言い訳は、自分の無能さの証明で、恥ずべきことである。」と話されました。
また、インドネシア スラバヤ沖海戦の最中に、沈没した英国軍艦の乗員を救出した駆逐艦「雷」艦長 工藤俊作海軍少佐の話を、日本人の誰もが知らなかった史実として紹介。さらに、訓練中の事故で潜水艇が沈没し、部下13名とともに殉職された佐久間勉海軍大尉の史実も紹介。有毒ガスが蔓延し、死の恐怖が迫る状況下で、全員が持ち場を守ったまま絶命したこと、また佐久間艦長が残された遺書の内容は、全世界に深い感動を与えたと解説。最後まで冷静沈着で国家や部下を思いやる佐久間艦長の行動は、日本人の誇りであり、学生諸君も模範として欲しいと話されました。
参加した学生は、「海上自衛隊という厳しい組織で実際に活躍をされた寮長先生の言葉は説得力があり、今後の人生に役立つ内容であった。皇學館大学の後輩として誇りに思う。」「今まで知らなかった史実が聞けて良かった。自らの危険を顧みず敵兵を助けたり、自分の命を厭わず最後まで任務を遂行した先人の話は、これから教員をめざす上で、周りの人や生徒にも広めて行きたい。」などと話しました。
神宮の神嘗祭をお祝いし新穀を奉納する初穂曳(10月15日)を前に、初穂曳 結団式が外宮山田工作場で開かれ、本学奉曳団の学生も参加しました。当日は、市内外から約125名が参加し、8月末に収穫を終えたコシヒカリの稲穂を、長さ約80センチ、太さ6センチの束にし、はさみなどで長さが均一になるよう整える作業を行いました。本学の学生は、足踏み式の脱穀機で稲穂から余分な藁(わら)を取り除く作業と、初穂曳当日に参加者に渡す「お初穂」の準備作業を手伝いました。
参加した学生は、「足踏みでの作業はつらかったが、有志の方たちと協力し、すべての稲穂を整理し終えたときの達成感は何物にも代えがたい。本番に向けてみんなの心が一つになれた。」また、「昨年は初穂曳当日のみの参加だったが、細かい準備作業にたくさんの人が真心を込めて奉仕していることが分かって、感謝の気持ちがより深まった。」と話してくれました。
教育学科 栗原先生より、キャンパス内の草花の写真をコメント付きで頂きました。
「暑く長い夏の日もいよいよ終わりを迎えようとしています。ことのほか、雨が多かったせいか、草々も木々の葉たちも青々としています。この間、キャンパス内で出会った花たちです。やはり、それぞれの姿で咲いているその美しさには、大いに心を引かれます。」
高砂百合(記念館裏) ハギ(4号館裏)
ムラサキツユクサ(駐輪場東) ハギ(神道博物館入口)
ヤブラシ(駐輪場東) 名前不明(ロータリー)
三重県教育委員会主催による学生が日頃地域で取り組んでいる社会教育実践活動とその成果を県及び市町社会教育委員、市町教育委員会社会教育主事、市町教育委員会生涯学習・社会教育担当者、社会教育関係者等と情報交換することを目的に「社会教育実践交流広場「地域と関わる学生」が平成27年8月22日(土)13時~16時、三重県総合文化センターで行われました。県内の高等教育機関から16団体が参加し、そのうち、本学からは、3団体が参加しました。
<本学参加団体> <取組紹介> 地域社会研究会(現代日本社会学部学生5名) :伊勢茶「宇治山田の和紅茶」 子育て支援活動「ぴよぴよ」(教育学部学生2名):保育者を目指す学生の団体「ぴよぴよ」の子育て支援 地域子育て支援研究部会(教育学部学生8名) :みんな大好きわくわくバルーンアート
【地域社会研究会】
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【子育て支援活動「ぴよぴよ」】
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【地域子育て支援研究部会】
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