日本テレビ系列「遠くへ行きたい」の撮影でお笑いコンビ デンジャラスのノッチさん他、撮影スタッフの方々が本学を来訪されました。
番組企画は、ノッチさんが伊勢を旅するなかで、日本料理のルーツは伊勢にあることを紹介する内容です。
本学へは、神宮の神様の食事(神饌)について学ぶため、佐川記念神道博物館および櫻井教授への取材・撮影依頼がありました。
櫻井教授は、神宮や下賀茂神社の展示模型を見ながら、神饌について具体的に分かりやすく説明しました。ノッチさんは、その話を興味深く聞き入り、ときには相槌を交えながらお話しされていました。
この番組の放送日は、下記の通りです。どうぞ皆様ご覧下さい!
番 組 名:日本テレビ系列「遠くへ行きたい」
放送予定日:平成24年10月21日(日)午前7:30~8:00
番 組 H P :http://www.ytv.co.jp/tohku/
「第21回全国ボランティアフェスティバルみえ」の分科会が9月30日(日)、本学を会場に開催されました。当日は台風17号の接近により、午後のフィールドワークが中止されるなど一部予定が変更に。当日の天候状況も心配される中、大会テーマの〈三重からみえる未来の絆〉の趣旨に賛同する多くの参加者が全国各地から来場しました。
分科会は、ボランティア活動や市民活動における課題に正面から向き合い、将来につなげていくのを狙いに6つの教室に分かれ行われました。732教室で開かれた分科会では「われら高校生ボランティアの応援団!」と題し、高校生がボランティア活動を続けていくために必要な仕組みづくりや仕掛けについて議論が交わされました。
本大会の実行委員で同会の司会を務めた現代日本社会学部の守本友美教授は、「人と関わり、つながる楽しさを高校生の時に少しでも知ってもらえたら、やがて大学生や社会人となってボランティアをしようと思った時にすぐ実行に移しやすいのでは。人と人とのつながりを広げ持続していくためには、それを支える人材・仕組みを組織としてきちんと位置づけることが必要。」と話しました。
9月21日(金)、古事記撰上千三百年記念行事を記念講堂にて開催しました。
午前9時に始まった記念行事では、最初に祭典が執り行われ、斎主を務めた本澤雅史 神道学科教授が祝詞を奏上、本学雅楽部により浦安の舞が奏楽されるなど、厳かな雰囲気の中、祭典は滞りなく斎行されました。
10時からは数々のテレビ番組や舞台で活躍中の語り部、平野啓子氏による古事記の語りが行われました。雅な衣装を身にまとった平野氏は、古事記に登場する神々、イザナギ、イザナミに扮し、国生みの場面を熱演。原文、現代語訳の合間にユーモアあふれるトークを織り交ぜ、臨場感あふれる迫真の語りに、聴衆は古事記の世界に魅了されました。
後半は、毛利正守 文学研究科特命教授による講演「古事記の構想から見る天照大御神」が行われ、古事記における世界観の構造を分かりやすく解説しました。
毛利教授は、鏡が天照大御神自らの魂として伊勢神宮・内宮に祀られ日本人の精神的な支柱として長く受け継がれている一方で、鏡とは別に天照大御神の血統を継いだ天孫・邇々芸命が天から降り、その血統が天皇へとつながって日本の統治が連綿と続いているという二つの流れが古事記の中でしっかり語られていることを見据えておくべきと解説しました。
会場には神道学科を中心に約四百名の学生と教職員が集い、日本最古の歴史書『古事記』の誕生を祝うとともに、建国の由来に改めて思いを馳せる一日となりました。
皇學館大学創立百三十周年・再興五十周年を記念する特別講座を、9月29日(土)本学にて開催しました。東海旅客鉄道株式会社(JR東海)代表取締役会長で本学客員教授の葛西 敬之氏を講師に、「世界情勢と日本の課題」というテーマで昨今の日本の社会・経済の状況、アジアやヨーロッパなどの情勢、外交・財政・エネルギー問題等について講演頂きました。
葛西氏は、まず日本が直面している5つの緊急課題を挙げ、それに関わる国内外のさまざまな問題点を指摘されました。次にそれらを踏まえて、日本が選択すべき方策を具体的に提示されました。
また、今後の人材養成における眼目についても述べられました。すなわち混迷する日本社会のなかで、実学と人間力を備えたリーダーが今まさに求められていること。大局観に立ち長期的な視点で物事を判断し、民意を啓発し導いていくのがリーダーの役割であることなどを訴えられました。
その後、リーダー養成教育についても触れ、「無私奉公」の心を教育に取り入れ、世界の政治・経済の歴史や文学を幅広く学ぶことで、人間としての柔軟性や洞察力が磨かれ、リーダに必要な素養を身につけることができると話されました。
なお、周年記念特別講座の今後の予定は、下記の通りです。
11月13日(火)「古事記の世界」 東京大学大学院教授・本学客員教授 菅野覚明氏
12月11日(火)「日本の再生」 お茶の水女子大学名誉教授・本学客員教授 藤原正彦氏
詳細は本学HPにてご確認下さい。