3日間続く倉陵祭第1日目
第51回皇學館大学の「倉陵祭」が開幕しました。
今回のテーマは「進~すすむ」
自らの意思を持ち、歩みを進めるという決意が込められています。今年度、皇學館大学は創立130周年・再興50周年の節目の年を迎え新たにスタートするに相応しいテーマとなりました。
まず、オープニングとして、倉陵祭の成功と無事を祈り、記念講堂内にて「祭典」が執り行われました。
続いて、倉陵祭「名物」の樽神輿。
これは酒樽をベースに利用し神輿を制作し、大学から外宮を巡幸するものです。まず全体が集合した出発式では、制作した神輿のアピール。歌やダンスも交じり大いに盛り上がりました。その後、学生たちは個性あふれる神輿を威勢の良い掛け声で元気に担ぎ市内を練り歩きました。
また、屋外ステージでのパフォーマンスや模擬店、チャリティバザーが実施されました。
日本綱引連盟主催の「お伊勢さん全日本男女混合綱引き大会」が、10月28日(日)、本学総合体育館で開かれ、NHKの朝ドラヒロインを演じた女優の井上真央さんと三重県津市出身で国民栄誉賞の受賞が決まったレスリング女子の吉田沙保里選手が、11月23日(金・祝)から全国東宝系にて公開される映画「綱引いちゃった!」PRのためスペシャルゲストとして来訪し、綱引き対決を行いました。
当日は、全国から22チームが出場し、熱い戦いが繰り広げられるなか、井上さんと吉田選手がそれぞれ、伊賀市立新居小学校の児童8名を引き連れ登場。両チームは、「頑張るぞ」と気合を入れた後、試合が始まりました。吉田選手が自慢の強力で引っ張る一方、映画で綱引きのノウハウをマスターした井上さんチームが2連勝し、13大会連続世界一の吉田選手の“連勝記録”を止めました。
井上さんは、「霊長類最強(といわれる吉田選手)に勝っちゃいました。」と興奮気味。吉田選手が持参したロンドン五輪の金メダルを首に掛けてもらい、肩車をされると、会場は大歓声となりました。吉田選手には周囲から「これからも頑張って」と激励の声が多数送られていました。
映画「綱引いちゃった!」は、“綱引き”を通して、それぞれの人生に奮闘する女性たちの悲喜こもごものドラマを描いた、笑って元気になれる映画だそうです。皆様、どうぞご覧下さい。
映画「綱引いちゃった!」公式サイト
(C)2012「綱引いちゃった!」製作委員会
日本綱引連盟公式サイト
http://www.tsunahiki-jtwf.or.jp/index.shtml
大会結果
http://www.tsunahiki-jtwf.or.jp/cgi/games/games/bin/bin121028232001006.pdf
皇學館大学文学部コミュニケーション学科では、10月28日(日)、三重県教育委員会・三重県高等学校英語教育研究会・公益財団法人日本英語検定協会・中日新聞社の後援を受け、「第13回 高校生英語スピーチコンテスト」を開催しました。今年度から初参加の学校もいくつか見られ、15校40名の参加者により会場は熱気に包まれました。
参加者はそれぞれ教科書や副読本などを題材に、あらかじめ提出したテーマ、原稿により約3分間のスピーチを行いました。なかには、小道具を用意するなど、工夫をこらした参加者もみられました。また、当日の司会進行なども英語で行われ、コミュニケーション学科の学生がスタッフとなって進めました。
本学コミュニケーション学科の教員ら3名(うち2名は外国人教員)が審査員となり、単語や文章の発音、スピーチのリズム、表現力などを基準に厳正なる審査が行われました。入賞者は下記のとおりで、それぞれ表彰状と盾、副賞の図書カードなどが贈呈されました。
第一位 小 澤 美 友(高田高等学校 2年)
第二位 馬 驍 慧(津西高等学校 1年)
第三位 水 口 佑 華(伊勢高等学校 2年)
審査員特別賞(7名)
髙 野 里 奈(日生学園第二高等学校 2年)
辻 彩 香(セントヨゼフ女子学園高等学校 1年)
葉 山 朝 香(セントヨゼフ女子学園高等学校 1年)
児 玉 花 梨(暁高等学校 1年)
片 桐 万 里(特別支援学校 北勢きらら学園 高等部 1年)
アルザガ仁美(松阪商業高等学校 1年)
磯 和 学(宇治山田商業高等学校 3年)
「Like Chihiro」と題する、画家のいわさきちひろについてのスピーチを行い、見事第1位となった小澤さんは、「もともと暗記は苦手だが何度も練習した。緊張して声が小さくならないように注意し、聴衆の目を見て対話するように、また後ろの人にまで声が届くようにスピーチした。昨年は、2位入賞で悔しい思いをしたので、今回は優勝できて本当に良かった。」と受賞の喜びを語ってくれました。
大会会長のコミュニケーション学科主任、豊住誠教授は、「教科書や歴史に残るスピーチなどの良質の英文の暗記は英語学習において効果的である。本大会が高校生の皆さんが英語力をつける一助になれば嬉しい」との感想を述べました。
本学文学部の神職課程(高等課程)を履修し所定の単位を修得すると、神社本庁の神職資格「明階検定合格」となり卒業時に「正階」が授与されます。さらに神道学科には「明階総合課程」が置かれ、四年次に所定の単位を修得すると卒業時に「明階」が授与されます。
授業科目は、「皇室祭祀特講」「神宮祭祀特講」「神道教学特講Ⅰ・Ⅱ」「神道教化特講Ⅰ(神宮大麻頒布・式年遷宮)・Ⅱ(神社保育)・Ⅲ(神道講演)」「神社祭式沿革史」「神社祭祀演習」「神社管理運営特講Ⅰ(情報)・Ⅱ(労務)・Ⅲ(財務管理)・Ⅳ(実務)」「時事問題特論Ⅰ・Ⅱ」などです。
写真は「神社祭祀演習」の授業風景です。授業内容は、紙垂類の作製研修、祈願祭研修(含祝詞作文)、祭祀舞研修、小祭式・中祭式・大祭式研修・諸祭式研修、作法の故実に関する演習、修了奉告祭等です。実際に装束を著けて祝詞も作文、浄書して奏上しています。