目的
神道学専攻科は、各方面の強い要望によって昭和56年に発足し、神宮皇學館大學の建学の精神を継承して、学部学科の基礎の上に精深な神道を教授し、その研究を指導することを目的とします。専攻科は、日本の歴史・伝統の核心である神道の、高度な専門的教育研究機関ですが、また将来神社界の指導的役割を果たす神職の養成をも目標としています。
講義は伊勢学舎で行われます。
専攻科を修了し、神職課程に関する所定の単位を修得したものには、神職階位(明階検定合格・正階)が授与されます。
神道学専攻科
専攻科の修了に要する単位は、次の授業科目の内、必修4単位、選択32単位(○印より16単位・□印より4単位・△印より8単位以上必修を含め)、合計36単位以上を修得することが必要です。
(平成23年度 参考)
| 授業科目 |
種別 |
必修 |
選択 |
備考 |
| 神道概論 |
講義 |
4 |
|
|
| 祭祀学研究 |
講義 |
|
4 |
○ |
| 神道古典研究Ⅰ |
演習 |
|
4 |
○ |
| 神道古典研究Ⅱ |
演習 |
|
4 |
○ |
| 神道史研究 |
講義 |
|
4 |
○ |
| 神道神学研究 |
講義 |
|
4 |
○ |
| 神道学演習Ⅰ |
演習 |
|
4 |
□ |
| 神道学演習Ⅱ |
演習 |
|
4 |
□ |
| 祝詞研究Ⅰ |
演習 |
|
4 |
△ |
| 祝詞研究Ⅱ |
演習 |
|
4 |
△ |
| 神道教化研究 |
講義 |
|
4 |
△ |
| 宗教学研究 |
講義 |
|
4 |
△ |
| 宗教史研究 |
講義 |
|
4 |
△ |
神道学専攻科 授業科目解説(抜枠)
■神道学科主任 教授 河野 訓(かわの さとし)
専攻◆
宗教学、仏教学
主な書籍◆
『観音経辞典』(共編著、平成7年11月、柏書房)
『逆引仏教語辞典』(共編、平成7年2月、柏書房)
シリーズ・東アジア仏教第1巻『東アジア仏教とは何か』(共著、平成7年4月、春秋社)
『漢梵法華経索引』(共編、平成15年2月、いんなぁとりっぷ社)
『初期漢訳仏典の研究』(平成18年3月、皇學館大学出版部)
『漢訳仏伝研究』(平成19年3月、同)
『中国の仏教 受容とその展開』(平成20年3月、同)
『新アジア仏教史06中国Ⅰ南北朝 仏教の東伝と受容』(共編、平成22年12月、佼成出版社)
主な論文◆
中国に於ける縁起思想の受容(『宗教研究』66巻2号)
中国仏教における人の理解と「自然」(『中国-社会と文化』第8号)
漢訳仏典における「神」の研究(『神道史研究』49巻1号)
「中有」「神」漢訳考(『東アジア仏教研究』創刊号)
宗教学研究
宗教学研究は宗教の客観的、科学的な研究を行うことを目的とした学問である。宗教を人間の生活現象の一局面としてとらえ、特定の一宗教ではなくて複数の宗教が資料として扱われる。
この講義ではこのような立場で宗教を論じ、テキストにそって宗教学の全体像を提示する。
初めに宗教の原初形態として宗教の起源を考え、次に有神的、無神的あるいは民族宗教、世界宗教など宗教の類型を学ぶ。さらに、宗教思想としての神の問題、人間の問題、宇宙論、来世観、空間論、時間論などについて学ぶ。生の宗教行動としての儀礼、修行などの宗教儀礼のほか、宗教集団、宗教体験、宗教の機能などについて学ぶ。
宗教史研究
歴史上に存在した諸宗教はいろいろな面において現代に大きな影響を及ぼしている。諸地域の宗教を研究することによって、諸国の社会、文化、伝統を知り、国際人として素養を身につけることを目的とする。
初めに宗教学としての宗教の定義を学び、先史時代、古代の宗教の類型を見る。次にユダヤ人の宗教とキリスト教という西洋文明に大きな影響を与えた宗教を学び、さらに現在、中近東諸国を中心に大きな広がりを見せるイスラム教、南アジアの大国インドのヒンズー教やインドで起こり現在、東アジアで広く信じられている仏教を学ぶ。
東アジア地域でとりわけ日本への文化的影響の強い国として中国があるが、その宗教を学んだのち、最後に日本の宗教を歴史的に考察する。
神社関係法規
秋学期は宗教法人法と神社の実務について学ぶ。
昭和26年に施行された宗教法人法は、憲法の信教の自由と政教分離の原則を基本としている。何人にも自由な宗教活動が保障されているが、宗教法人はもとより宗教法人自身で、自主的、自律的に適切な運営をすることが求められている。神社も宗教法人法によって法律上の人格を付与されており、神社を管理する神職にあっては宗教法人法をよく知り、万全の体制で適切に法人運営を行わなければならない。
多くの学生にとっては神社の法的な地位や管理・運営といったことは未知のことであろうと思われるから、現代における神社の法人としてのあり方を、神社本庁の諸規程や宗教法人法、その他の法令を通しても広く理解できるように、多くの事例を採り上げながら講義する予定である。
日本宗教史
日本の思想・文化の形成に大きく関与してきた諸宗教について学ぶ。
日本で起こった宗教上の歴史事実について、客観的な見地から扱うつもりである。
堀一郎編「日本の宗教」をテキストとし、ほぼテキストに沿って講義する予定ではあるが、必要とおもわれるところについては詳説する。 日本の宗教に関して、本学においては神道については多くの講義が開講されていることもあり、本講義では神道との関わりを考慮に入れつつも、できるだけ幅広く日本の宗教思想、宗教制度を採り上げるつもりである。
■教授 井後政晏(いじり まさやす)
専攻◆
神道学、神道史
主な書籍◆
『熱田神宮史科』年中行事編・造営遷宮編・縁起由緒編等(昭和55年~平成21年)神道大系 神社編 熱田、平成2年(共編)
『真清田神社史』(平成6年、共編)
主な論文◆
『太神宮諸雑事記』諸本分類の再検討
・熱田神宮の年中行事
・中世における伊勢国の大社 その他
神道概論
本学では、“神道学”を、次のように体系づけて、研究を推進している。
(1)祭祀の研究 祭祀は今日現在、神道が事実として我々の目の前に姿を見せている。そうした神祭りの諸問題を研究して、神道の本質を明らかにする。
(2)神道古典の研究 我々の祖先によって生み出され継承されてきた古典の中には、文字の形で神道が伝承されている。そうした古典の研究を通して、神道の本質に迫る。
(3)神道史の研究 神道は日本人の歴史の中で、社会のさまざまな事象と複雑にからみ合いながら、その生命を維持してきたのである。神道をそうした一つの歴史的生命としてとらえ、その歴史の研究を通して本質に迫る。
(4)神道神学 以上とは次元を異にする、より内面的な哲学的な考究から、神道の本質を探究する。
(5)宗教学的見地からの研究 神道の本質を究明するためには、広い視野のもと、例えば他宗教との比較などによる正しい位置付けのための研究が、必須の要件となる。
このような神道学の体系が確立される背景には、長い歴史的経緯があった。その背景・経緯を明らかにして、神道学の方法・目標を体得する。併せて神社・祭祀・神道の倫理を学ぶこととする。
神道古典研究Ⅰ
『古事記』は、編纂の資料として帝紀のほかに諸家が持ち伝えた旧辞(古伝承)が用いられていることは、皇室の伝承にとどまらず、広く一般の古伝承や古代の人々の信仰、習俗、生活及び思考を伝えるといってよい。特に国語の言葉を用いて比較的純粋な形で古い伝承を語り伝えられていることは尊いことであって、儒仏以前の上古の固有の思想を語り伝える書物として、神道の原型を窺うことのできる掛けがえのないものである。
本講読では、神道古典として『古事記』の講読を通して、神祇並びに古代の思想・社会などを考究して神道理解の基盤を養いたい。
■教授 白山芳太郎(しらやま よしたろう)
専攻◆
神道史
主な書籍◆
『職原鈔の基礎的研究』1984年2月臨川書店
『北畠親房の研究』1991年6月ぺりかん社
『日本神さま事典』2005年9月8日大法輪閣
『鎌倉幕府と蒙古襲来』(海外視点・日本の歴史第6巻)1986年3月ぎょうせい
『仏教と出会った日本』1998年8月法蔵館、『王権と神祇』2002年6月思文閣出版
『神道 日本人のこころのいとなみ』2009年4月国書刊行会
『神道説の発生と伊勢神道』2010年4月国書館刊行会
主な論文◆
「北畠親房の思想的基盤」1985年9月日本思想史学17
「北畠親房の神道観」1984年10月神道史研究32-4
「北畠親房の摂政関白観」1986年1月神道史研究34-1
神道史研究
古代から現代までの日本に展開した神道の文化現象を歴史的に考察するとともに、その本質と特質を考察する。
■教授 富永 健(とみなが たけし)
専攻◆
憲法学
主な書籍◆
『憲法学の基本問題』平成18年10月 嵯峨野書院
主な論文◆
「『靖国訴訟』と政教分離原則」(『皇學館大学紀要』31.平成5年)
「靖国参拝訴訟をめぐる法的問題の一考察」(『皇學館大学神道研究所紀要』23.平成19年)
神社関係法規
本講義では、神社関係法規のうち、憲法、教育基本法および民法を扱う。宗教に関する法的問題は多岐にわたっているが、特に憲法の信教の自由と政教分離に関する問題が重要である。また、社会生活を営む上で、さまざまなトラブルを解決しあるいは予防するために法律に関する基礎的な知識は不可欠である。近年、宗教団体をめぐって種々の法律上の問題が生じている。こうした点を考慮して、後半では、民法の総則および不法行為に関する基礎的な事項を取り上げることにする。
■教授 新田 均(にった ひとし)
専攻◆
神道学
主な書籍◆
『近代政教関係の基礎的研究』大明堂 平成10年
『靖国神社をどう考えるか(共著)』小学館文庫 平成13年
『一刀両断 先生、もっと勉強しなさい!』国書刊行会 平成14年
『「現人神」「国家神道」という幻想』PHP研究所 平成15年
『日本を貶める人々(共著)』PHP研究所 平成16年
『首相が靖国参拝してどこが悪い!!』PHP研究所 平成17年
神道学演習Ⅱ
本演習は、神社界の理論的指導者であった葦津珍彦氏の著書である『天皇-昭和から平成へ』と拙著『「現人神」「国家神道」という幻想』をテキストとして、現代における神社神通をめぐる様々な問題について考えることを目的とする。なお、現代の問題を理解する前提となる書物を適宜指定して、それについてのレポートを提出してもらう。
■教授 伴五十嗣郎(ばん いそしろう)
専攻◆
神道学・神道思想史
主な書籍◆
『奉答紀事』(新編日本史籍協会叢書Ⅰ)1980.10 東京大学出版会
『啓発録』(講談社学術文庫 568)1982.7 講談社
『神道大系』(神社編2 総記中)1988.10 神道大系編纂会
『松平春嶽未公刊書簡集』1991.11 思文閣出版
主な論文◆
「 松平春嶽の思想形成の段階について-嘉永・安政年中を中心として-」(『神道史研究』34の1・1986.1・神道史学会)。「出口延佳と足代弘訓-儒学受容の姿勢をめぐって-」(『瑞垣』177・1997.6・神宮司庁)。「近世神宮祠官の遷宮観」(『皇學館大学神道研究所紀要』15・1999.3)
神道神学研究
今日使用される“神学”の語は、明らかに翻訳語である。しかし、本居宣長をはじめとする近世の学者達は、それとは別に、独自に“神学”の語を用いていた。本講義では、そうした先人の“神学”へ繋がることを目指して、神道の学問は、どのようにして形成されてきたものか、古代・中世・近世の先学の論を踏まえて考察してみたい。とくに神道の信仰や倫理観、神道における自然観や歴史観、さらには神道的死生観などの諸点を、深く詳細に考究してみたい。
■教授 本澤雅史(もとざわ まさふみ)
専攻◆
神道古典、祭祀研究
主な書籍◆
『祝詞の研究』 2006.7 弘文堂
祝詞研究Ⅰ
延長五年(972)に撰進された「延喜式」巻八所収の二十七篇の「祝詞」は、神道の祭祀の本質を考え、また古代の神祇信仰を知る上で重要な古典である。また、古典祝詞の慣用句の習得は、「祝詞作文」の前提ともなる。
本講読では、この延喜式祝詞のうち、祝詞の古い姿を残していると考えられる「祈年祭」「大殿祭」「御門祭」「六月晦大祓」「出雲国造神賀詞」及び天皇の即位儀礼において奏上された「中臣寿詞」を講読する。まず祝詞の研究史、語義、文体を概説する。次に各祝詞が宣読あるいは奏上された祭祀に関する基本的史料に基づき、その起源及び歴史を概説した上で、各祝詞本文の構成を概観し、訓読、語釈、文脈解釈を通して、古代の祝詞の表現上の特質や祭祀の趣旨について考察する。
祝詞研究Ⅱ
現代の祝詞は、「延喜式祝詞」を規範とし、表記は宣命書き、原則として文法や語彙は上代語に準じ、音読にふさわしい独特の修辞法が用いられ、厳粛な祭儀の場においての荘重さも要求される。儀礼言語としての祝詞の特徴は保守性にあり、恒例の諸祭では同一の祝詞が毎年繰り返し奏上されるのであるが、現代では、時代の変化に伴い、また氏子崇敬者の願意に応じて、神社内外で執り行われる諸祭儀も多様化し、新たに祝詞を作文する機会も多い。祝詞の作文能力が問われるゆえんである。本演習では、祝詞作文の基礎を身につけることを目的とする。まず、祝詞作文に必要な事項を講義し、その後、各祭詞の歴史と意義を講義した上で作文演習を進める。
■准教授 松本 丘(まつもと たかし)
専攻◆
神道史・神道思想史
主な書籍◆
『尚仁親王と栗山潜鋒』平成16年 神道史学会
『垂加神道の人々と日本書紀』平成20年 弘文堂
神道古典研究Ⅱ
『日本書記』の神代巻を中心とした講読を通して、その内容、特に神道に関する根源的記述、神統譜から皇統譜への継承を理解することを目的とする。
まず、編纂・書名・体裁等の問題から、『日本書記』の特色を明らかにし、古代以来の研究史を踏まえ、神道書として本書がどのように読まれてきたのかを念頭におきながら、逐条・逐語について読み進める。
神道学演習Ⅰ
江戸時代中期の内宮祠官・荒木田(菊谷)末偶が著した『寛政遷宮物語』の講読を行い、江戸期の神宮式年遷宮についての知識を得るとともに、くずし字、特に変体仮名の読解力をも身につける。
『寛政遷宮物語』は、寛政元年(1789)に行われた第51回遷宮の諸祭事・行事についての見聞を書き記したもので、当時の式年遷宮の様子を知る上での恰好の書物である。講読にはその版本を用い、受講者各自の分担箇所を指定し、順次発表してもらう。
■助教 木村徳宏(きむら のりひろ)
専攻◆
神道学・神道史・神道思想史
主な論文◆
「荒木田守晨について-その生涯・学統を中心として-」(『神道史研究』51・3.4・平成15.10)
「戸座とその起源に関する-考察」(『神道史研究』57・1・平成21.4)
「出口延経著『内宮男體考證』-翻刻と解説-」(『神道史研究』57・2・平成21.10)
「『文明一乱記』-翻刻と解説-」(『神道宗教』217・平成22.1)
「荒木田久老著『辨男躰考證』-翻刻と解説-」(『神道史研究』58・1・平成22.4)
神道学演習Ⅰb
本居宣長著『伊勢二宮さき竹の辨』の講読を通じて、中世から近世にかけての諸神道説と、その展開をたどりながら、宣長による実証的研究と国学興隆の実態を考究してみたい。
■教授 岡田芳幸(おかだ よしゆき)
専攻◆
神道学、博物館学
主な論文◆
吉川神道
・東折神社考
・神宮皇學館で行われた博物館活動
・神社宝物類-保存と取り扱ひ-
主な書籍◆
津軽藩斎藤家文書(共著)
・伊勢参宮名所図会(解題)
・博物館実習マニュアル(共著)
神社管理運営論
教授 岡田 芳幸・講師 馬渕 直樹
神社は全国に約8万社あり、その規模も様々で、また個々の神社の管理運営も多岐にわたっており、統一的な方法論を示す事は容易ではないので、本講義では、神社規則を踏まえ、役員会の運用の具体例等を採り上げながら、講義する予定。
一方、神社の管理運営の中には、神社宝物類の保存や管理等も考える必要があり、神社で所蔵する文化財等の管理・保存の基礎的な方法につき概説する。
■教授 張磊(チョウ・ライ)
専攻◆
知能情報
主な書籍◆
「情報演習」(平成19年)
「情報科学概論」(平成18年)
「情報教養」(平成12年)
「STEP UP!Windows!! ゼロからのパソコン講座」(平成12年)
情報処理Ⅰ(基礎)
情報処理Ⅱ(応用)
情報処理Ⅲ(ネットワーク)
情報処理Ⅳ(プログラム)
■教授 岡田 登(おかだ のぼる)
専攻◆
日本考古学・日本古代史・神宮史
主な主著◆
『四日市市史』第2巻・3巻 史料篇・考古Ⅰ・Ⅱ(共著)1988.3、1992.3 四日市市
『磯部町史』上・下巻(共著)1997.9磯部町
『多度町史』資料編1 考古・古代史・中世(共著) 2002.3 多度町
『倭姫命について』2002.3 伊勢神宮崇敬会
『伊勢市史』第6巻 考古編(共著)2011.3 伊勢市
主な論文◆
「奈良三彩小壷出土の多気町クツヌイ遺跡をめぐって-東大寺大仏造立と伊勢神宮-(『史料』165号・2000.2 皇學館大学史料編纂所)
「壬申の乱及び聖武天皇伊勢巡幸と北伊勢-朝明郡家跡の発見を契機として-」上・下(『史料』191・192号・2004.6・8 皇學館大学史料編纂所)
「伊勢朝日郎の誅伐と宝塚古墳群」(『神道史研究』第53巻2号・2005.10 神道史学会)
「古代伊勢国と物部氏について」(『皇學館論叢』第42巻2号・2009.4 皇學館大学人文学会)
神宮史Ⅰ(Ⅱに継続する)
伊勢の神宮は、わが国における神社神道の中心をなす神社の本宗と位置づけられ、伊勢に創祀されて以来、この地で祭られてきた。その創祀以来の歴史について正しく理解し、日本人の世界に誇る巡礼センターであったことの意味を多くの人々に伝えられるようにすることを目的とする。
また本学が、明治15年に創立された時の趣旨に、「神宮に関する古伝を明らかにする」とあることの意味を明確にとらえることを目的とする。その目的のため、「神宮とは」「内・外両宮の創祀」「別宮と摂・末社」「神宮の祭祀」「斎王と斎宮寮」「離宮院」「神宮の神職」「神領(神郡・神戸・神田・御厨・御薗)」・「式年遷宮」・「神宮と仏教」・「伊勢信仰と御師」・「伊勢神道と神宮学者」・「豊宮崎文庫と林崎文庫」・「神宮文庫・神宮微古館と神苑会」・「神宮と皇學館」などの項目にわけて講義する。
神宮史Ⅱ(Ⅰに継続して講義)
■教授 加茂正典(かも まさのり)
専攻◆
神道史・日本文化史
主な書籍◆
『日本古代即位儀礼史の研究』(思文閣出版、平成11.2)
『神道資料叢刊九 鈴木重胤紀行文集一・二・三』(皇學館大学神道研究所、共編著、平成15.3/平成18.3/平成21.3)
『江戸時代の神宮と朝延』(伊勢神宮崇敬会、平成18.12)
『小原家文庫資料目録』(皇學館大学佐川記念神道博物館、共編書、平成22.3)
主な論文◆
「外宮三節祭由貴大御饌私注 ー「粢」考ー」(「皇學館大学神道研究所紀要」16、平成12.3)
「斎宮歴史博物館所蔵「貞享四年大嘗会悠紀・主基廻立殿之惣図 出 御前催之図」」(「斎宮歴史博物館研究紀要」12、平成15.3)
「鈴鹿家所蔵『貞享四年〔丁卯〕十一月十六日〔辛卯〕大嘗会悠紀殿御手水具〔并〕神膳等儲居案図』考証」(「皇學館大学神道研究所所報」66、平成16.3)
祭祀学研究
神道祭祀は、朝延の祭祀、神宮の祭祀、神社の祭祀に大きく分類されます。朝延祭祀、神宮祭祀、また、多くの神社祭祀の法源(歴史的根拠・由緒)は、神祇令条文、延喜式の神祇関係条文、儀式の神祇関係の儀に求められ、それらには古代の完成された祭祀形態が規程されています。
本講義では、神祇令条文、延喜式の神祇関係条文、儀式の神祇関係儀の解読を基に、朝延、神宮の年中恒例祭祀と臨時祭祀の実態を復元・解説し、合わせて、祭祀担当官司である神祇官の機能と役割についても論じたい。
神職階位(「明階」検定合格・「正階」授与)の取得には下の授業科目より、必修54単位および、選択2単位以上(○印より2単位以上必修)を修得することが必要です。
(平成23年度 参考)
| 授業科目 |
種別 |
必修 |
選択 |
備考 |
| 神道概論 |
講義 |
4 |
|
|
| 祭祀学研究 |
講義 |
4 |
|
|
| 神道古典研究Ⅰ |
演習 |
4 |
|
|
| 神道古典研究Ⅱ |
演習 |
4 |
|
|
| 神道史研究 |
講義 |
4 |
|
|
| 神道神学研究 |
講義 |
4 |
|
|
| 祝詞研究Ⅰ |
演習 |
4 |
|
|
| 祝詞研究Ⅱ |
演習 |
4 |
|
|
| 神道教化研究 |
講義 |
4 |
|
|
| 祭式及び同行事作法 |
演習 |
4 |
|
|
| 有職故実 |
講義 |
2 |
|
|
| 神社関係法規 |
講義 |
4 |
|
|
| 神社管理運営論 |
講義 |
2 |
|
|
| 神社書道 |
演習 |
2 |
|
|
| 神務実習 |
実習 |
4 |
|
|
| 神宮史Ⅰ |
講義 |
|
2 |
|
| 神宮史Ⅱ |
講義 |
|
2 |
|
| 宗教学研究 |
講義 |
|
4 |
|
| 宗教史研究 |
講義 |
|
4 |
|
| 日本宗教史 |
講義 |
|
4 |
|
| 仏教概説 |
講義 |
|
2 |
|
| 雅楽 |
演習 |
|
1 |
|
| 情報処理Ⅰ(基礎) |
演習 |
|
1 |
○ |
| 情報処理Ⅱ(応用) |
演習 |
|
1 |
○ |
| 情報処理Ⅲ(ネットワーク) |
演習 |
|
1 |
○ |
| 情報処理Ⅳ(プログラミング) |
演習 |
|
1 |
○ |