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現代日本社会学部
現代日本社会学部HP
 少し気が早い話をしよう。数年後、君たちは必ず社会人になる。
 しかし「現代社会」は、君たちが希望を持てる場所だろうか。
 百年に一度といわれる世界的不況の中、内定取り消しや、社会的格差の拡大など、社会は多くの問題であふれている。政治家や学者の対策も効果がない。実は、それは当然なのだ。なぜなら現代社会の問題の原因は、行き過ぎた西洋の「個人主義・合理主義」にあり、まだ日本の文明を確立していないから。それを、今までと同じ学問で理解し、同じシステムで解決を試みるから失敗するのだ。
 時代の転機に際して必要なのは、他人を思いやり、限りある資源や資産を活かし合い、互いに助け合える社会の実現である。それは私たち日本人が、昔から守ってきた「日本のこころ」と「日本の技」を見直すことに他ならない。それは国内だけの話ではない。「もったいない」が環境・厚生問題を象徴するキーワードとして世界的に有名になったように、世界が清らかな「日本のこころ」を必要としているのだ。だから今、日本のこころの故郷である伊勢で、日本の姿を見つめ直し学問を深め、日本の未来を世界に提示し、実践し、実現できるリーダーを育てるために共に総合科学、実践科学としての日本学の中心「現代日本社会学部」を創設しよう。
君たちが生きる日本は、これから志しある君たちが創っていくのだ。
宮川教授写真
宮川教授名前
九州大学名誉教授
(財)合気会評議員

昭和18年 宮城県生まれ。
専門分野/地理学、地域計画論、風土文化産業論。
主な研究・著書/「工業配置論」「国際航業配置論」(上)(下)「平和の海廊と地球の再生」(Ⅰ)(Ⅱ)(Ⅲ)「地域の創成と文明の開化」「地域の変革と文明の変質」

現代日本社会学部は、変革する日本の象徴である。
 明治維新の後、西欧の近代文明を取り入れようとするあまり、日本が大切に受け継いできた倫理観や、自然の叡知に学ぼうとする「日本のこころ」が失われそうになった。そこで明治15年(1882年)に誕生したのが、皇學館大学の前身である神宮皇學館である。
 その後、世界大戦での敗戦や高度経済成長を経て、日本は大きな繁栄を手にした。その一方で、米露の価値観への過大評価・過度の偏重により、伝統的な日本のこころや創造的な技が失われてきた。
 しかし私たちは、この起死回生の時に、伊勢の地で原点に回帰し、「平成」の世を改革しなければならない。現代日本社会学部は、この時空の変遷に留意し、日本の本質を論究し、自律的に変わろうとする日本の象徴である。私たちは、新しい学部で、理論に裏付けられた科学的探究力・解決力に加えて日本を体現し、危機を管理しうる洞察力と即応力を磨き、真理に立ち向かう学問的実践力を養成し、新しい日本を体現でき、世界に誇る「志」を持つ人を育てていく理論、実践の両方で、歴史ある伊勢の地から、新しい日本を地球を守る、日本学の中心を共に築こうではないか。

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