| 氏名 | 櫻井 治男 (サクライ ハルオ) |
| 専門分野 | 宗教学 宗教社会学 神社祭祀研究 |
| 学位 | 博士(宗教学)(文乙第134号)國學院大學 |
| ◆代 表 業 績 |
| 著書(単著) | ||
| 蘇るムラの神々 | 平成04年04月 | 本書は、地域社会に所存する神社と地域住民との関係を明らかにする目的をもって、綿密な調査を踏まえて研究をした内容を総合的にまとめたものである。その問題を明らかにする上で著者は、明治末期から大正初年にかけて全国的規模で実施された、政府主導の神社整理政策(地域神社の統合・合併・廃止)に注目し、地域住民がその外的政策に対してどのような行動を展開したのか、また神社整理により地域における宗教事情にいかなる影響がもたらされたのかを、神社整理政策展開上のモデル地域と見なされていた三重県を中心に研究を進めた。そこで得られた結論は、地域集落における人々の生活と神社、特に氏神鎮守社と称される地域の共同奉斎の対象となっていた神社との関係は深い結びつきを有しており、外的な政策の影響などでは容易に変更をきたすものではないこと、そうした背景には、地域社会が共同の生活意識を氏神鎮守社として表象し、そこにおいて共生観を深めたり、そこでの祭りを通して紐帯を再確認してきたことが窺われることを指摘した。こうした現象は、神道が地域社会の福祉に深く関わる点と考えることができる。全312頁、A5判 【単著】 大明堂 掲載頁:全312頁 |
| 地域神社の宗教学 | 平成22年12月 | 本書は、日本近代以降の社会変動の中で神社がどのような影響を受け、地域住民との関係にいかなる変化と持続とを経験してきたかを実態的に明らかにしたものである。全4編13章の目次は次の通りである。序、目次、第1編「日本近代と地域神社への視角」第1章「近代日本の神社信仰と地域社会」第2章「明治初期の『神社』調べ」 第3章「明治初期の『神社』調べと地域神社ー明治四年鳥羽藩『神社取調』の分析からー」、第2編「神社整理と地域の神社復祀」第1章「『家郷』をめぐる地域神社と共同性」第2章「神社合併と稲荷社―伊勢市の事例に即して―」第3章「地域社会の変動と宗教伝統―名張市における神社整理と復祀」第4章「氏神鎮守社の再生―式年遷宮祭と神社復祀に関連して―」第5章「地域神社の遷宮の諸相―三重県下の実態を中心に―」、第3編「コミュニティの『神』と聖所」第1章「新しい共同体における神社の創建と共生意識―滋賀県大中の湖・秋田県八郎潟干拓地農村をめぐってー」第2章「地域コミュニティを廻る『お燈明』―名張市内の民俗行事―」「第3章「地域コミュニティと聖所―名張市内の『水神』奉斎―」、第4編「近代神道と地域社会の受容」第1章「地域社会における神葬祭の受容と展開―三重県下の一事例―」第2章「神宮教会所の顛末―三重県南部の事例を中心として―」、あとがき、索引 【単著】 弘文堂 掲載頁:序8頁、目次9頁、本文384頁、索引2頁 |
| 著書(共著、編著、翻刻、翻訳、注釈等) | ||
| 井出町史 第2集(文学に現れた井出町) | 昭和51年07月 | 本書は、京都府綴喜郡井出町の町史シリーズ第2集として企画された「日本文学にあらわれた井出町」のテーマにそって、池田勇・小清水卓二・津田松苗の3氏とともに執筆にあたり、本人は「井出の歌枕」と題し井出を詠んだ古歌に登場する地名である歌枕について、その代表となるものを取り上げ、地理的考証と文学風土について考察を加えたものである。(139〜157頁) 【共著】 井出町役場 編者名及び共著者名:池田勇・小清水卓二・津田松苗 掲載頁:(139〜157頁) |
| 日本祭礼行事集成 第七巻 | 昭和57年03月 | 本書は、日本全国の明治4年以前の祭礼行事資料33種を収めて刊行したもので原田敏明が監修し、櫻井勝之進・西川順土・古川真澄・牟禮仁氏とともに編集に従事し、特に牟禮氏と編集主務として参画の上、掲載資料の解説も執筆した。共同編集のため本人担当部分抽出不可能。全314頁、A5判。 【編著】 日本祭礼行事集成刊行会 編者名及び共著者名:原田敏明 櫻井勝之進・西川順土・古川真澄・牟禮仁 掲載頁:全314頁 |
| 神社整理と神社復祀 ―三重県下の事例― | 昭和57年12月 | 本論文は、明治末期の神社整理研究の新しい研究方向を示した内容で、神社整理が地域社会に及ぼした影響と、そうした整理という政府主導型の施策に対して、いかに地域共同体が共同奉斎の神社を守り、神社の合併によって喪われたムラの神を、再び自己のムラに迎え神社を再建していったかについてその全体像を、三重県という神社整理のモデル地域を例にとって論じたものである。そして、従前の筆者の神社整理問題に関する実態研究の総合化を行った。(66〜88頁) 【共著】 「宗教・その日常性と非日常性」(宗教社会学会編) 掲載頁:(66〜88頁) |
| 日本祭礼行事集成 第八巻 | 昭和58年07月 | 本書は、日本全国の明治4年以前の祭礼行事資料28種を収めて刊行したもので原田敏明が監修し、櫻井勝之進・西川順土・古川真澄・牟禮仁とともに編集に従事し、特に牟禮氏と編集主務として参画の上、掲載資料の解説も執筆した。共同編集のため本人担当部分抽出不可能。全308頁、A5判。 【編著】 日本祭礼行事集成刊行会 編者名及び共著者名:原田敏明 櫻井勝之進・西川順土・古川真澄・牟禮仁 掲載頁:全308頁 |
| 太神宮参詣記(解説) | 昭和59年11月 | 伊勢神宮で所蔵されている、貴重な古典籍である『太神宮参詣記』の影印刊行にあたり、書誌的な解題を行ったものである。従前の当該写本に関わる解説に誤りがあることを指摘した。(3〜15頁) 【編著】 「神宮古典籍影印叢刊」第7巻(八木書店) 掲載頁:(3〜15頁) |
| 神拝次第(解説) | 昭和59年11月 | 伊勢神宮で所蔵されている、貴重な古典籍である『神拝次第』の影印刊行にあたり、書誌的な解題を行ったものである。従前の写本研究では注目されなかった書写者に言及するなど、書誌研究を前進させた内容である。(16〜19頁) 【編著】 「神宮古典籍影印叢刊」第7巻(八木書店) 掲載頁:(16〜19頁) |
| 日本の神々 神社と聖地6 | 昭和61年03月 | 本書は、全国各地の神社と聖地の歴史、伝承、信仰等について紹介する目的をもって企画された全13巻のシリーズの第6巻で伊勢・志摩・伊賀・紀伊の地域を扱った内容である。谷川健一氏の監修で、本巻は松前健氏他13名で執筆し、本人は7項目、全26頁分を執筆した。全492頁 【共著】 白水社 編者名及び共著者名:谷川健一 松前健氏他13名 掲載頁:全26頁 全492頁 |
| 大宮町史 歴史編 | 昭和62年03月 | 本書は、三重県度会郡大宮町の企画である町史の歴史編に「大宮町の近代神道史」と題して執筆したもので、史料の発掘と共に諸種の新史料を提示し、日本の近代以降の神道史のなかで、大宮町における神道の歴史的な展開の様相を位置づけるとともに、その地方的特性とを明らかにしつつ概略を述べたものである。執筆には奥義次・岡田登氏他9名があたった。全1,133頁 本人執筆分(700〜715頁) 【共著】 三重県度会郡大宮町 編者名及び共著者名:奥義次・岡田登氏他9名 掲載頁:全1,133頁 (700〜715頁) |
| 日本祭礼行事集成 第九巻 | 昭和62年05月 | 本書は、日本全国の明治4年以前の祭礼行事資料31種を収めて刊行したもので原田敏明が監修し、櫻井勝之進・西川順土・古川真澄・牟禮仁氏とともに編集に従事し、特に牟禮氏と編集主務として参画の上、掲載資料の解説も執筆した。共同編集のため本人担当部分抽出不可能。全306頁、A5判 【編著】 日本祭礼行事集成刊行会 編者名及び共著者名:原田敏明 櫻井勝之進・西川順土・古川真澄・牟禮仁 掲載頁:全306頁 |
| 太神宮参詣記(神道資料叢刊第2輯) | 平成02年03月 | 本書は、伊勢神道研究上に重要な位置を占める通海の著作の現存最古写本として知られながら神宮文庫本(上巻)と高野山大学図書館所蔵金剛三昧院本(下巻)としてその所蔵が異なるものを、今回初めて両所蔵者の許可を得て一書に編纂し複製刊行したもので、黒川典雄氏との共同編集と書誌解説の執筆を行った。本人の解説執筆分は1頁〜13頁である。全177頁、A5判 【編著】 皇學館大学神道研究所 編者名及び共著者名:黒川典雄 掲載頁:1頁〜13頁 全177頁 |
| UNITY AND DIVERSITY IN SHINTO FESTIVALS | 平成06年02月 | 本論文は、従前の神道に関する未開宗教性や自然崇拝及び祖先崇拝といった単純化した理解のあり方を批判的に捉え、むしろ神道が多様な宗教要素を選択的に包含しながらその宗教性を展開させてきた面を伊勢神宮の遷宮祭を例にあげつつ論じ、そうした神道の性格への注目が、大会の統一テーマである「国境のない宗教」の問題を考える上で重要な点であることを論じたもの。なお本論文は、ローマ大学(ラ・サピエンツァ校)で開催された、国際宗教社会学研究集会において発表した原稿に基づいている。また、神道と福祉の深い関わりを志向した。(319〜329頁) 【共著】 「RELIGIONS SANS FRONTIERES ?」(PRESIDENZA DEL CONSIGLIO MINISTRI DIPARTMENTO PER L7 INFORMAZIONE E L'EDITORIA,ROME) 掲載頁:(319〜329頁) |
| 遷宮論集 | 平成07年03月 | 本書は、伊勢神宮の式年遷宮に関する学術論文・評論・史料を編纂したものである。岡田荘司・阪本是丸・中西正幸・牟禮仁の4氏と編集に携わり、掲載論文等の解題を分担執筆した。本人担当の解題は、671〜676頁である。全688頁 【編著】 神社本庁 編者名及び共著者名:岡田荘司・阪本是丸・中西正幸・牟禮仁 掲載頁:671〜676頁 全688頁 |
| 播磨国総社射楯兵主神社史 | 平成08年07月 | 本書は、兵庫県姫路市の古社である射楯兵主神社の本格的な学術通史で、伴五十嗣郎が編纂委員長となり、8名の研究者が古代から現代までの時代を分担し、新資料の発掘や調査成果をもとに刊行されたものである。全6章及び付編からなり、本人は第3章「近・現代の射楯兵主神社」の第2節〜第5節、ならびに付編の2項目を担当した。同社は第2次大戦の戦火により消失し、戦前の歴史を解明する資料が皆無となっており、確実な史料の発見と調査を踏まえて、それらを紹介するとともに歴史を概観した。併せて同神社が市街地における貴重な森を有する現代的意義を指摘した。本人の執筆分は234〜278頁、545〜567頁である。全574頁、A5版 【共著】 射楯兵主神社 編者名及び共著者名:伴五十嗣郎、牟禮仁、新田均 掲載頁:234〜278頁 545〜567頁 全574頁 |
| 現代神道研究集成第5巻(祭祀研究編2) | 平成11年06月 | 本書は、戦後発表された宗教学・社会学・民俗学・文化人類学からの祭祀研究を中心とした学術論文を編纂したもので、全11巻シリーズの内、第5巻「祭祀研究編2」として刊行された。薗田稔・中西正幸の2氏と編集に携わり、掲載論文の解題と研究史解説を分担執筆した。本人担当の解説は558〜567頁。全570頁 【編著】 神社新報社 編者名及び共著者名:薗田稔・中西正幸 掲載頁:558〜567頁 全570頁 |
| 現代神道研究集成第6巻(神社研究編) | 平成12年06月 | 本書は、戦後に発表された神道学・神社史・歴史学・宗教社会学等からの神社研究を中心とした学術論文を編纂したもので、全11巻シリーズの内、第6巻「神社研究編」として刊行された。所功・岡田荘司の2氏と編集に携わり、掲載論文の解題と研究史解説を分担執筆した。本人担当の解説は615〜627頁。全629頁 【編著】 神社新報社 編者名及び共著者名:所功・岡田荘司 掲載頁:615〜627頁 全629頁 |
| 白子屋台行事(三重県祭礼行事記録調査報告書) | 平成13年03月 | 本書は、三重県により平成9年度に「記録作成等の措置を構ずべき県指定以外の無形民俗文化財」に選択された鈴鹿市白子の勝速日神社春祭りの「屋台行事」についての祭礼行事記録調査の報告書である。櫻井は、事業の監修・指導、調査・執筆にあたるとともに、編集を行った。編集指導を主に行ったので、本人関与分は全編にわたっており担当箇所の抽出は不可能。全123頁。 【編著】 三重県鈴鹿市教育委員会 掲載頁:全123頁 |
| 三輪山の神々 | 平成15年03月 | 本書は、奈良県桜井市の古社である大神神社の祭祀・信仰・文化史などにかかる諸問題を9名の研究者が論じたもので、本人は「大神神社の若宮祭祀について」という題目にて、当社祭祀の特徴を示す若宮と本社との関係を理論面での検討と祭祀構造の視角からその展開の様相を論じたものである。本人執筆分は206〜221頁。全223頁。 【共著】 学生社 掲載頁:206〜221頁 全223頁 |
| 八幡神社の若子祭 | 平成15年03月 | 本書は、平成13・14年度の三重県祭礼行事記録調査の報告書としてまとめたものである。同市の無形民俗文化財に指定されている「八幡神社の若子祭」が平成13年3月に三重県より「記録作成等の措置を講ずべき県指定以外の無形民俗文化財」に選択され、同祭及び市内の関係祭礼などの悉皆調査を含めた学術的な報告書である。本人は、調査の指導・調査、報告書全体編集及び一部執筆に携わった。本人執筆分は1−4頁。全122頁。 【編著】 名張市教育委員会 掲載頁:1−4頁 全122頁 |
| 家郷社会の変貌 | 平成16年06月 | 本論文は、全10巻の講座の一冊で「絆」という問題を宗教の視角から多面的に論じる目的をもって編集されている。本人は編集者の依頼により、「家郷社会の変貌」と題する1節において日本社会における家郷社会の変容について社会学、民俗学、宗教学の先行研究を総括しつつ、「伝統的」共同体における神社と地域社会との関係を日本近代以降の全体社会の影響における変容の視座を踏まえつつ問い直し、絆のありかたについて論じた。本人担当は105〜132頁。全295頁。 【共著】 『岩波講座宗教6 絆』(岩波書店) 編者名及び共著者名:池上良正、井上順孝、星野英紀、赤坂憲雄、櫻井治男、大谷栄一、西川麦子、崔吉城、林行夫、中牧弘允、樫尾直樹 掲載頁:105〜132頁 全295頁 |
| 神三郡神社参詣記 | 平成17年03月 | 本書は、世古口藤平が幕末から明治初年にかけてかつての伊勢神宮領であった神三郡(飯野・多気・度会)内の村々の神社をはじめ小祠をくまなく廻り記録した資料(全22冊)を翻刻し、解説を施したものである。当該資料については、既に『神道研究所紀要』(第1〜5輯)で翻刻を試みたが、本書はそれらを補訂するとともに解説を書き改め、一書として編纂した。237頁。 【編著】 皇學館大学神道研究所 編者名及び共著者名:世古口藤平筆録:櫻井治男編 掲載頁:237頁 |
| 宗教と福祉 | 平成18年07月07日 | 本書は2005年3月に東京で開催の国際宗教学宗教史会議第19回大会(IAHR 2005 Tokyo)でのパネル記録で、「福祉社会に対する神道の実践的役割について」と題した論考が収載されている。本論考は、福祉社会のあり方が模索される中で、日本の伝統宗教である神社神道がどのような役割を果たしうるかを、日本における宗教と福祉の接点の課題を含めて考察し、神道、特に神社を廻る共同体の性格がもつ福祉コミュニティ再構築への寄与を、地域文化、自然との結びつきをもった生活環境、祭りなどに代表される社会的つながりの役割から論じたもの。 【共著】 皇學館大学出版部 編者名及び共著者名:櫻井治男、稲場圭信、古澤有峰、クリスチャン・ヘアマンセン、ランジャナ・ムコパディヤーヤ、金子昭、細谷幸子、板井正斉、野世永水、藤本頼生 掲載頁:95頁〜104頁 全249頁 |
| 自然葬と世界の宗教 | 平成20年04月15日 | 葬送の自由をすすめる会編にかかる本書に、神葬祭(神道葬祭)の歴史、儀礼内容、死生観などを概説するとともに、自然葬の源流として神葬祭がどのような位置づけにあるかを示し、併せて葬送の自由についての課題を示した内容である。他に以下の諸論考がおさめられている。「自然葬の源流をキリスト教に探る」(寺尾寿芳)、「イスラームの死生観と葬送制度―生者と死者の共生の場」(塩尻和子)、「『自然葬』の源流―中国の場合」(三浦國雄)、「仏教と自然葬」(廣澤隆之)、「現代の問題としての『自然葬』」(中村生雄)、「市民運動としての自然葬」(安田睦彦)。総256頁。筆者執筆分は、113頁〜151頁。 【共著】 『自然葬と世界の宗教』(凱風社) 編者名及び共著者名:中村生雄・安田睦彦編 掲載頁:113頁〜151頁 |
| 伊勢市史 第8巻(民俗編) | 平成21年08月 | 本書は、『伊勢市史』(全10巻)のうち、逐次編集刊行が行われている、第8巻・民俗編である。総822頁で、本文767頁となっている。この内、担当箇所は「序章」pp.5‐9,「第1章環境と民俗・第1節 自然と人びとのくらし」pp.12-22,「第3章信仰と生活・第3節 民間信仰の神仏と諸堂」pp.515-538,「第4章社会変動と民俗・第3節 近代と宗教変動(伊勢の神仏分離・神葬祭等)」pp.652-685,「伊勢市の神社整理(八幡崇経氏と共著)」pp.693-699。 【共著】 |
| 戦後の神社・神道ー歴史と課題ー | 平成22年02月03日 | 本書は、神社本庁総合研究所監修により神社新報社創刊60周年記念として企画されたもので、戦後60年の神社・神道を取巻く重要事項の課題・問題点を検証し、現在及び未来への展望提起と問題意識の共有化を目的とした内容となっている。項目は11からなり、この内「第七章 祭祀・信仰」(295〜327頁)の担当編集委員とて概括部分(295〜298頁)の執筆を行うとともに、第九章(教学・教化)の項目における、「神道・神社と福祉」(404〜407頁)の原稿を作成した。編集委員は、大原康男・阪本是丸・櫻井治男・佐野和史・牟禮仁・茂木貞純・前田孝和の7名。 【共同】 神社新報社 編者名及び共著者名:神社本庁総合研究所監修、編集委員(大原康男・阪本是丸・櫻井治男・佐野和史・牟禮仁・茂木貞純・前田孝和) 掲載頁:295-327頁、404-407頁 |
| 食の文化フォーラム28 「医食同源」−食とからだ・こころ | 平成22年09月 | 本書は財団法人味の素食の文化センター主催の第28年度・食の文化フォーラム「『医食同源』−食とこころ・からだ」(平成21年6月〜22年3月・全3回)における発表をもとに執筆した諸論考を一書に編纂されたものである(編者・津金昌一郎)。櫻井の論考は、「第2章 神々の食事ー伊勢の神饌からみえてくるもの」との題目で、本書第T部「食の秩序と世界観」の一編をなしている。趣旨は、祭礼における神饌を対象に日本の食文化と世界観・秩序を、伊勢神宮の例などを中心に論じた内容である。他執筆者は、梅垣敬三、梅崎昌裕、樺山紘一、北山靖一、佐々木敏、津金昌一郎、野間俊一、真柳誠、渡辺賢治。A5判、総261頁。担当分は46-69頁。 【共著】 ドメス出版 編者名及び共著者名:津金昌一郎編 掲載頁:46-69頁 |
| 学術論文 | ||
| 神社合併と村祭りの変化―度会郡旧穂原村の内― | 昭和46年03月 | 本論文は、明治末期に政府の施策として実施された地域所在の神社の合併につき、神社合併によって従前奉斎していた神社を喪った地域社会が、その後どのような宗教生活を送ってきたのかという問題意識にもとづいて、三重県度会郡南勢町の旧穂原村の実例調査により明らかにしたもので、それぞれの地域社会が従前の神社に代わる宗教施設を保有したり、新しく独自の神社を創設するなどの様相を明らかにしたものである。森安仁氏との共同執筆につき本人分担分抽出不可能。(45〜50頁) 【共著】 「社会と伝承」12巻4号(社会と伝承の会) 編者名及び共著者名:森安仁 掲載頁:(45〜50頁) |
| 播磨国風土記の地名起源説話とその地理的基盤との関連 | 昭和47年02月 | 本論文は、奈良時代に編纂された播磨国風土記を材料に文学と風土との関連を論じた内容で、とくに播磨国(現在の兵庫県)の瀬戸内海に接する地域の地名起源説話が、当該地域の地理的特徴をなす孤立丘陵の存在と密接な関係にあることを指摘し、説話発生に与えた地理的環境の影響について分析を試みたものである。(23〜35頁) 【単著】 「皇學館論叢」5巻1号(皇學館大学人文学会) 掲載頁:(23〜35頁) |
| 「北山」考―古今集・源氏物語地理考証― | 昭和48年06月 | 本論文は、平安朝文学の代表的な韻文学である古今集と、散文学の源氏物語とに登場する「北山」という地名についての考証をおこなった内容である。従前の研究では、その地理考証に曖昧な点があり、諸説が提示されているところから、諸文献の分析と、地理的状況から考察を加え、「北山」が京都の北方を漠然と指すのではなく、もっと限定して鷹が峯周辺を示す地名であることを明確化した内容である。(57〜69頁) 【単著】 「皇學館論叢」6巻3号 掲載頁:(57〜69頁) |
| 通村の当屋まつり | 昭和49年04月 | 本論文は、村落社会における祭礼行事研究の一環として、三重県伊勢市通村における伝統的な当屋祭祀をとりあげ、実態調査を基にその構成を明確にしたものである。特に、祭礼の営まれかたを村落構造や、祭礼組織、また年中の村落行事との関連において明らかにし、ムラ社会の共同生活における当屋の性格、すなわちムラ人が交代でムラを代表してムラの神を奉斎する様相を明らかにし、そうした伝統が時代による変化を受けながらも、ムラ社会において継承されている実像とその意味を提示したものである。(27〜35頁) 【単著】 「社会と伝承」14巻1号 掲載頁:(27〜35頁) |
| 祷人勤方控 | 昭和49年12月 | 三重県鳥羽市の近世における村落祭祀の状況を窺う重要な資料である「当屋」の祭礼記録を翻刻し、併せて解題を付した。(45〜54頁) 【単著】 「社会と伝承」14巻2号 掲載頁:(45〜54頁) |
| 村境の山の神 | 昭和50年04月 | 村落社会の祭祀研究の材料として、三重県津市片田田中町における「山の神」とその祭礼行事について調査した内容を報告した。ここでは、山の神がムラ境やムラの辻に祭られ、また山の神の正月祭礼にゼンノツナヒキと称される綱曳行事が行われている貴重な事例を示した。(41〜42頁) 【単著】 「社会と伝承」14巻3号 掲載頁:(41〜42頁) |
| 対偶神にみる風土記の世界観 | 昭和51年08月 | 本論文は、古風土記の神話・説話伝承に登場する神々の分析を通じて、古代における神観念の特質を解明した内容で、特に神が一対をなして登場する例が多いことに注目し、そこには二分論的な思考があって、二でもって一つの完結した世界と見なす宗教観が表れていることを論じた。(20〜44頁) 【単著】 「皇學館論叢」9巻4号 掲載頁:(20〜44頁) |
| 出雲風土記における大穴持命伝承の一考察 ―朝山郷六山を中心に― | 昭和52年03月 | 本論文は、出雲風土記の神門郡朝山郷の記述のなかに、山々を大穴持命の所持する聖物になぞらえて語っている記事に注目し、その意味を解釈した内容である。そして、山々を聖なるものと見なす観念には、その空間が人々の生活上、河川の上流域にあたり、水源の聖性観念と結び付いていることを指摘した。(11〜29頁) 【単著】 「皇學館大学紀要」15輯 掲載頁:(11〜29頁) |
| 斎宮の絵馬堂と謡曲「絵馬」 | 昭和52年06月 | 伊勢の斎宮には、かつての絵馬堂があり、そこには毎年その年の天候を予告する絵馬が掲げられていた。そして人々は、この絵馬の図柄を見て、その年の豊凶を占うという習俗があったとされる。このことは、謡曲「絵馬」のモチーフともなった内容であるが、その絵馬堂の歴史と遺称地の考証を郷土資料を用いながら明らかにし、絵馬に関わる説話伝承の意味を解釈した内容である。(33〜52頁) 【単著】 「皇學館論叢」10巻3号 掲載頁:(33〜52頁) |
| 歌枕「柞の森」をめぐる諸問題 | 昭和53年03月 | 本論文は、古歌に詠まれる歌枕として名高い「柞の森」の遺称地をめぐる2つの説を再検討し、それが今日の京都府相楽郡祝園の祝園神社の森であることを明確化した上で、この歌枕が人々に関心をもたれた理由を、京都と奈良間の交通路の面と、もう一つの要因として、東大寺僧侶の伝説をめぐる母と子との深い交流の説話に象徴的に示されるような、「柞の森」が母を連想する歌語として受容されていた背景の重要性を指摘した。(22〜49頁) 【単著】 「皇學館大学紀要」16輯 掲載頁:(22〜49頁) |
| 涌出宮の居籠神事 | 昭和53年12月 | 本論文は、京都府相楽郡山城町平尾の和伎坐天乃夫支売神社、通称涌出宮の宮座を中心とした「居籠(いごもり)神事」の構成と祭祀構造、ならびにその構成行事の性格について論じたものである。従前の当該行事に関する研究の問題点を指摘し、特に居籠神事の最初に行われる「森廻り神事」という行事が、この祭りに関与する村落共同体の空間を確認する行為であり、祭がこうした共同体の共生意識を再確認する機会となっていることを明らかにした。(5〜8頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所所報」10号 掲載頁:(5〜8頁) |
| 過疎村の祭祀と宗教事情―滋賀県犬上郡多賀町の事例 | 昭和55年07月 | 過疎となった山村における神社祭祀や寺院と人々との関係の変容についての実態研究である。対象として、滋賀県犬上郡内の集落3箇所を扱い、村を出た人々の追跡調査と新しい居住地での宗教生活の様子や、出身集落への定期的な回帰が調査時点では行われていることを報告し、関連する問題を指摘した。岡田重精・森安仁氏との共同執筆であり本人分担部分抽出は不可能。(1〜8頁) 【共著】 「皇學館大学神道研究所所報」15号 編者名及び共著者名:岡田重精・森安仁 掲載頁:1頁〜8頁 |
| 松阪地方の獅子頭行事 ―特に美濃田町の事例を中心に― | 昭和56年03月 | 本論文は、三重県松阪市域にて行われている獅子頭神事(獅子舞行事)を対象として、特に松阪市美濃田町における当該神事が、ムラ共同体の空間確認儀礼となっている様相を指摘し、またムラの除災を願い豊饒を期待する行事となっていることを明らかにした。(1〜6頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所所報」17号 掲載頁:(1〜6頁) |
| 氏神 ―戦後における神社研究の成果― | 昭和57年07月 | 本論文は、日本人の神観念の特色をなす「氏神」と称される存在について、第二次世界大戦以降の研究成果を整理分析し、社会学・民俗学・宗教学における研究展開の重要性を述べるとともに、今後の課題について指摘した。(79頁〜82頁) 【単著】 「神道史研究」30巻3号(神道史学会) 掲載頁:(79頁〜82頁) |
| 神宮教会所の顛末 ―三重県南部を中心として― | 昭和57年11月 | 本論文は、日本近代における大教宣布運動の中で展開された神宮教の教化活動が、地域社会においてどのように受容され、そして近代の宗教制度の変化においていかなる展開を見せたのかを、神仏分離後の地域社会における神葬祭化等との関連において、各地に設置された神宮教会所の歴史的変遷を跡づけつつ実態を述べた内容である。先祖の祭祀や死者への儀礼体系が、従前の仏教式から神式へと変化された状況において、寺院とは異なる宗教施設としての教会所の役割や、現在も地域社会全体が神葬祭を実施している様相など、従前殆ど知られていなかった状況についても明らかにした。(489〜524頁) 【単著】 「天照大神」研究編2(神道文化会) 掲載頁:(489〜524頁) |
| JAPANESE RURAL COMMUNITIES AND SHINTO SHRINES SINCE THE MEIJI RESTORATION | 昭和58年05月 | 本論文は、第14回国際宗教史学会大会(THE 14TH INTERNATIONAL CONFERENCE OF THE HISTORY OF RELIGIONS)(於:カナダ・マニトバ大学)おける研究発表が、編集委員会において選ばれて大会紀要に掲載されたものである。内容は、日本の近代化における地域所在神社の変容を、明治末期の神社整理という施策と、その後の村落社会の宗教事情の様相とについて、あらたな具体例を示しつつ論述した内容であり、海外の研究者に日本近代の神道・神社の研究視点を広げる契機となったものである。(231〜238頁) 【共著】 「TRADITIONS IN CONTACT AND CHANGE」(Wilfrid Laurier University Press) 掲載頁:(231〜238頁) |
| 阿田和の神樟と南方熊楠 | 昭和58年07月 | 本論文は、明治末期の政府主導による神社合併政策に鋭い反対運動を展開した南方熊楠が関与した、三重県南牟婁郡阿田和村の神社合併問題について、当時の状況とその後の様相とについて、事実関係を明確化し、考察を加えたものである。特に重要な点は、当時のさまざまな困難を乗り越えながら、ムラの人々の憩いの場であり、ムラというものを表象する鎮守の森の神樹の保存にムラ人が南方熊楠とともに熱意を傾けたことであり、その神樹を含む鎮守の森が今日においても、ムラの公共財産として大切に守られ、老人達の懐かしさの場所として、また集い憩う場となっている様相を明らかにしたことである。ムラ人にとっては、鎮守の森がムラそのものと観念されている事実を示した。(10〜12頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所所報」24号 掲載頁:(10〜12頁) |
| 「お榊さま」―長野県小県郡青木村田沢 | 昭和59年04月 | 伊勢信仰の実例調査報告として、長野県小県郡青木村田沢における「オタヤサマ」と称される、田屋神明の現存を提示し、そこでの民間行事を紹介した。(30〜31頁) 【単著】 「勢陽論叢」8号(勢陽学会) 掲載頁:(30〜31頁) |
| 神饌幣帛料供進社の指定をめぐる諸問題 | 昭和59年12月 | 本論文は、近代の神社政策に関する研究の一環として、明治39年に勅令をもって定められた府県社以下神社への神饌幣帛料供進問題の実態を明確化したものである。特に、新発見の地方行政文書を基に、当時の国・県・地域神社の三者における様相を分析した。そして、従前の研究では明確化されていなかった、国家と地域神社の間に介在した地方行政機関の役割や意図を資料に基づいて明らかにした内容である。(61〜89頁) 【単著】 「神道宗教」117号(神道宗教学会) 掲載頁:(61〜89頁) |
| 地域社会における神葬祭の受容とその展開 ―三重県下の一事例― | 昭和60年06月 | 本論文は、近代になり広く一般において実施されるようになった神葬祭の問題を、地域社会における新しい宗教儀礼の受容という面で文献資料と実態調査に基づき論じたものである。ここでは、神葬祭の導入と受容に到る過程、並びにその後の村落社会の宗教状況の変容にまで分析を進め、神葬祭定着の様相と要因とを追求し、神葬祭研究に新たな方法と視角とを与えたものである。(161〜183頁) 【単著】 「宗教研究」264号(日本宗教学会) 掲載頁:(161〜183頁) |
| TRADITION AND CHANGE IN LOCAL COMMUNITY SHRINES | 昭和62年02月 | 本論文は、地域社会と神社との関わりの分析を通して、共同体における神観念の問題とその特色を論じたものである。特に、明治末期の神社整理とその後の共同体の宗教状況との関連において事例を示しつつ問題を明らかにした内容である。(62〜77頁) 【単著】 「ACTA ASIATICA: STUDIES ON SHINTO」No.51(東方学会) 掲載頁:(62〜77頁) |
| 地域社会と神社 ―神社復祀を中心に― | 昭和62年11月 | 本論文は、地域社会と神社との強い結合の様相を、神社整理後の、地域住民の神社再建(神社復祀)という現象から明らかにしたもので、そうした地域住民の行動が全国的に認められる様相を、調査資料に基づきながら論じた。(115〜140頁) 【単著】 「神道と現代」下巻(神道文化会) 掲載頁:(115〜140頁) |
| 西川順土著『近代の神宮』 | 昭和63年04月 | 本書評では、著者の研究が従前なかなか総合的に論じられなかった問題を扱ったことと、本研究によって明かにされた指摘が多々あることを評価するとともに、なお議論の発生する問題点について指摘した。(35〜40頁) 【単著】 「皇學館論叢」21巻2号 掲載頁:(35〜40頁) |
| THE SYMBOLISM OF THE SHISHI PERFORMANCE AS A COMMUNITY RITUAL:THE OKASHIRA SHINJI IN ISE | 昭和63年06月 | 本論文は、獅子舞行事を取り上げ、その宗教的儀礼の特色を指摘すると共に、儀礼の象徴的解釈を試みた内容である。獅子舞行事については、民俗芸能の視点からの分布研究や芸態研究などが主流となっているが、むしろ共同体儀礼として行われている事例の綿密な分析に力点を置き、その特色を概括すると共に、この儀礼の内包する死と再生、秩序と反秩序性、両義性といった性格を明らかにした。(137〜153頁) 【単著】 「JAPANESE JOURNAL OF RELIGIOUS STUDIES」VOL.15,NO.2-3(南山宗教文化研究所) 掲載頁:(137〜153頁) |
| 岡田重精著『斎忌の世界―その機構と変容―』 | 平成02年04月 | 本書評では、著者の研究が「斎忌」(いみ)という日本における宗教現象を分析対象としながらも、タブーとして概念化されている原初的宗教観念の通文化的な研究に重要な役割を果たしていること、また斎忌の構造の分析に独自の研究分野を展開したことを評価した。そして、個別の分析対象においては、なお研究展開のさなれるべき領域であることをいくつか指摘した。(52〜56頁) 【単著】 「皇學館論叢」23巻2号 掲載頁:(52〜56頁) |
| 氏神祭祀の同化と異化 ―三重県牟婁郡尾鷲町(現尾鷲市)の事例分析を通して― | 平成03年08月 | 本論文は、日本の共同体の性格を伝統的祭祀の分析を通して明らかにしようとしたものである。その事例として三重県尾鷲市を取り上げ、特に尾鷲湾に面する十一ケ村の社会的関係が、協同奉斎の対象となっている総氏神である尾鷲神社の祭礼にどのような状況で表出されてきたのかを明らかにすると共に、そうした社会関係が近代の外的な影響によってどのような変容をきたすのかを分析した。そして伝来の氏神での協同祭祀における差異化を通して、社会形成のあり方や共同体の性格を解明しようとした内容である。本論文は平成4年度神道宗教学会奨励賞を受けた。(22〜39頁)(12〜35頁) 【単著】 「神道学」150号・151号(神道学会) 掲載頁:(22〜39頁)(12〜35頁) |
| 近世尾鷲「大宝天王社」正月祭礼の構成と特質 ―現尾鷲市の「ヤーヤー祭」調査に関連して― | 平成04年03月 | 本論文は、共同体の奉斎対象となっている氏神祭祀の持続と変容という点について、三重県尾鷲市に鎮座する尾鷲神社の正月例祭、通称「ヤーヤー祭」を例に、長年の調査研究をまとめた内容である。特に、この祭礼が近世においてどのような構成をなし、またこの祭を支える宮座をはじめとする祭祀組織がどのような特徴を有していたかを踏まえつつ、祭りが人々にとってどのような意義を有していたかを解明するとともに、この祭礼の変化する面と変化のしにくい面とを指摘したものである。共同執筆の形式を採っているが、論文本文は筆者がまとめ、付録として掲げた祭礼資料の翻刻に八幡氏が協力した。(41〜128頁) 【共著】 「皇學館大学神道研究所紀要」8輯 編者名及び共著者名:八幡 掲載頁:(41〜128頁) |
| 伊勢の神宮と地域神社 | 平成05年04月 | 本論文は、伊勢神宮と地域社会とが歴史的にどのような関係を有してきたのかを、伊勢信仰研究の新たな視角と方向性して、伊勢神宮における20年ごとに行われる式年遷宮を模倣して、地域社会の氏神鎮守社においても式年造替遷宮が実施される様相を明らかにした内容である。(52〜62頁) 【単著】 「悠久」58号(おうふう) 掲載頁:(52〜62頁) |
| 長龍神事 | 平成06年03月 | 三重県多気郡勢和村片野区の「長龍神事」についての初めての本格的な調査報告である。その構成について注目した内容である。(109〜112頁) 【単著】 「三重県の民俗芸能」(三重県教育委員会) 掲載頁:(109〜112頁) |
| ごみかけ祭 | 平成06年03月 | 三重県多気郡大台町川添神社の「ごみかけ祭」について、これが新春儀礼の「万歳楽」を伝えるものであること、その行事が当屋祭祀の形態をとっていることなど、現状についての調査報告である。(105〜108頁) 【単著】 「三重県の民俗芸能」(三重県教育委員会) 掲載頁:(105〜108頁) |
| 切原の獅子舞・春田打ち | 平成06年03月 | 三重県度会郡南勢町切原の「獅子舞・春田打ち」についての近年のまとまった調査報告である。特に、春田打ち行事として、村内の当番組により模擬演劇が行われることに注目した。(144〜149頁) 【単著】 「三重県の民俗芸能」(三重県教育委員会) 掲載頁:(144〜149頁) |
| 棚橋の御頭神事 | 平成06年03月 | 三重県度会郡度会町棚橋の「御頭神事」(獅子舞)についての近年のまとまった調査報告である。(160〜164頁) 【単著】 「三重県の民俗芸能」(三重県教育委員会) 掲載頁:(160〜164頁) |
| 神社政策の展開と神祇院 | 平成06年07月 | 本論文は、明治中期から第2次大戦終結後の神道指令によるその廃止までの神祇政策の諸展開について、特に「国家ノ宗祀」としての神社概念の問題に関係づけながら概説を試みたものである。(52〜62頁) 【単著】 「悠久」58号 掲載頁:(52〜62頁) |
| 氏神鎮守社の再生 ―遷宮祭と神社復祀に関連して― | 平成06年09月 | 本論文は、明治末期の神社整理により旧来の氏神鎮守社を喪った地域住民がどのような行動を起こしたのかを、定期的に実施される神社の造替遷宮祭との関連で論じたもの。氏神鎮守社の遷宮の斎行という、共同社会の慣行が、合併されなくなった神社を自己の社会に再建する契機となり、その再建が共同の意識の再確認の機会となった事を、具体例を掲げつつ解明した。(63〜86頁) 【単著】 「日本宗教の視角」(東方出版) 掲載頁:(63〜86頁) |
| 明治初期の「神社」調べ | 平成06年12月 | 本論文は、神社概念の形成に関して、今日の神社理解に重要な役割を果たした明治初年お中央政府による「神社」の調査過程と、そこで調査された神社についての諸項目の変遷への照射を通じて、その調査作業が「神社」概念の形成にいかに関わったかを明らかにしようと試みたもの。(49〜77頁) 【単著】 「明治聖徳記念学会紀要」13号 掲載頁:(49〜77頁) |
| 神社復祀の研究 | 平成07年08月 | 前著『蘇るムラの神々』に新たに3編の論考を加え、当該研究を集約・深化させ再編集したもの。併せて、従前の内容を一部補訂を施した。全367頁 【単著】 私家版 掲載頁:全367頁 |
| Shinto Idea of the Natural Environment and Human Life | 平成08年03月 | 本論文は、神道に関係する人々が環境問題に対してどのような意識を持ち活動しているのか、日本の伝統的な自然に対する認識と生活態度、神道の神観念・倫理観と自然環境について論じた内容である。その主眼点は、日本においては鎮守の森とそれを取り囲む生活世界の調和が大切にされてきたことを述べ、環境破壊の激しい今日において、今後は自然を限定した場面で残すという発想ではなく、まず自然の中に我々は生かされているという考えを再確認し、そして我々の生活空間が孤立的に存在し、そこで完結しているのではなく、相互に連動しているとの認識を深め環境保全に努めることが、自然と人間との共生、人間同士の共生にとって重要であることを述べ、その根底に息づく神道の宗教的価値観や倫理観、生命観との関係に説き及んだものである。これは神道と社会福祉との中心的な課題を目指した。(1〜9頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所紀要」12号 掲載頁:(1〜9頁) |
| 干拓地農村における鎮守の社の創建 ―滋賀県大中の湖・秋田県八郎潟干拓地をめぐって― | 平成09年03月 | 本論文は、平成6年度〜8年度科学研究費補助金<総合研究(A)>(代表者:薗田稔<京都大学総合人間学部教授>による「環境問題と宗教に関する調査研究」の成果として、薗田稔・茂木栄・石井研二・島田潔各氏の論文とともにまとめられた報告書におさめたものである。内容は、第2次大戦後にわが国の食糧増産と国内需給の安定を目途として、農地の拡大を図る国営大規模干拓地造成により形成された新農村における住民による主体的な鎮守の社の創建過程を比較分析し、そこにみられる精神的統合への志向性や自然との共生意識を明らかにしたものである。滋賀県大中の湖干拓地の3集落と秋田県八郎潟干拓地の大潟村には、家毎に宗旨の異なる寺院などの宗教施設ではなく、いずれにも心のやすらぎの場としての鎮守の森をなす神社の創建が図られ、そこで繰り広げられる祭りが、社会生活を営む人々のつながり意識を覚醒する機会となっていることなどを指摘した。また、干拓地という風土的性格と相まって、自然への畏敬観が神社奉斎の上で表象化されていることを明らかにした。(13〜60頁) 【共著】 「環境問題と宗教に関する調査研究」 編者名及び共著者名:薗田稔・茂木栄・石井研二・島田潔 掲載頁:(13〜60頁) |
| 三重県の祭り・行事概要 | 平成09年03月 | 本論文は、三重県教育委員会の事業(調査指導員として関与)として行われた祭り・行事調査の成果をもとにデータ分析を行い、その特性を行事日・内容・担当者を中心に類型化し、地域社会との関わり、風土性との関連に視点を向けながら考察し、全体像を概説したもの。当県の祭り・行事は、12月〜2月にかけて行われる山の神・獅子舞・弓引き・新春の諸祭事、5月〜6月の浅間行事、6月〜7月の天王・祇園行事、8月の盆行事、盆踊り・羯鼓踊り行事、3月〜4月の春祭と9月〜11月の収穫期の秋祭に特徴があり、また近隣府県との祭りの文化的関連性として都市的な祭の影響があり、海辺周辺の特性として女性を中心とした行事が生業と関係していること、老人・子供の関与する祭りの様相を明らかにした。本人執筆分は21〜35頁 【単著】 「三重県の祭り・行事」(三重県教育委員会) 掲載頁:21〜35頁 |
| 神道と福祉 | 平成09年03月 | 本論文は、福祉の価値が問われている現代社会において、その価値の源として、日本の民族宗教として位置づけられる神道との原理的な関わりについて考察を深めようとするものである。福祉と宗教との関わりについては、仏教やキリスト教との連関において論じられ、また実践的な社会福祉の行動の担い手としての仏教者やキリスト教者、あるいは教団の活動など注目されるところである。しかしながら、神道においても、その宗教としての特性や宗教的諸観念との関連において福祉という価値についてさらなる検討がなされる必要がある。神道は、「ムスヒ」、すなわち「産霊」という言葉に表象されるような、創造的生命観を有するとともに、生命の連続性への意識に特徴が見られる。こうした観念が福祉の領域において、積極的で重要な意義を有することを指摘し、さらには、国際的な視座へ展開するべき志向性をも問題とした。(219〜232頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所紀要」第13輯 掲載頁:(219〜232頁) |
| 明治初年の神社調査期における地域神社の様相 ―明治四年鳥羽藩『神社取調』の分析から | 平成09年03月 | 本論文は、地域社会の生活において統合的なシンボル性を有する神社の社会的性格を考察する上で重要な課題となっている、日本近代以降における神社の変容過程を明確化する作業として、明治3年に新政府の施策として全国的に実施された地域神社の調査資料のうち、特に伊勢国鳥羽藩の『神社取調』を取り上げ、内容を分析し、神仏分離後の状況、神社理解のありかた、郷社定則と戸籍区の問題などについて、事実関係を考察した内容である。従前の当該研究では、施策主体の意図やその政治的・思想的背景からの分析が主流であり、ともすれば、施策客体の状況を明確にした上での論証に欠ける点を指摘し、こうした資料の分析枠と活用の方向性とを併せて例示しつつ考察を加えた。(17〜57頁) 【単著】 「神社本庁教学研究所紀要」第2号 掲載頁:(17〜57頁) |
| 春日信仰と伊勢信仰の受容と展開 | 平成09年07月 | 本論文は、宗教文化史の観点から、奈良市の春日大社と伊勢市の伊勢神宮を基盤として発展した春日信仰及び伊勢信仰の地域社会における受容と展開の様相を考察したもの。両信仰に関わる民間伝承と地域神社の祭祀に着目し、両信仰が交差する地域を事例として取り上げ、その古層と歴史的展開状況における地域社会の宗教文化の位置づけを試みた。本人執筆分は77〜86頁 【単著】 「春日文化」第5冊(春日大社) 掲載頁:77〜86頁 |
| 三重の文化的コスモロジーとダイアモンド構想 | 平成10年03月 | 三重県の精神文化に関する共同研究の成果としてまとめたもので、地域創造の資源として当県の文化的特性を4領域に区分し、文化論を展開した内容である。(52〜57頁) 【単著】 「三重県下市町村の地域づくりの方策の研究報告書」(三重県高等教育機関連絡会議) 掲載頁:(52〜57頁) |
| 三重県下における地域所在神社の式年造替遷宮の実態調査 | 平成10年03月 | 学術論文第56番に最終的にまとめたものの中間報告論文。 【共著】 「皇學館大学神道研究所紀要」第14輯 |
| The Shrine Cult and Local Society in Modern Japan | 平成10年07月 | 本論文は、社会的変動と宗教の問題につき、日本の近代化過程において国家の政策として整備・展開された神社制度が、神社の概念をどのように規定化し、さらにそのことが地域社会に所在する神社に対してどのような意味変化と信仰に関わる課題をもたらしたかについて考察したもの。特に近代化の課程での神社に対する行政措置が、国家的理念としてのあるべき神々を祀る、形態的に整った施設として整備され、その維持環境を整える営みであり、人々が観念する神々を祀る場としての神社観とは乖離していた面が多分にあったことを、地域社会における神社信仰の実像から論じ、村落社会を包む全体社会の宗教制度や時代的思潮と、一方では村落ごとの孤立的な社会・文化的状況との相克のなかに近代の神社が存在していたことを指摘した。本人執筆分は53〜72頁 【単著】 「ACTA ASIATICA:Religion in Modern Japan」No.75(東方学会) 掲載頁:53〜72頁 |
| 三重県下における地域所在神社の式年造替遷宮の実態調査 | 平成11年03月 | 本論文は、平成8年度〜10年度文部省科学研究費補助金<基礎研究(B)−(2)>(代表者:伴五十嗣郎皇學館大学文学部教授、課題番号08451078)による「伊勢神宮式年遷宮の総合的研究」の成果として、牟禮仁他8氏の論文とともにまとめられた報告書におさめたものである。内容は、伊勢神宮で20年に一度行われる式年遷宮祭に相前後して近隣の地域神社においても定期的な遷宮祭が実施されているが、その実体については充分な調査が行われておらず、その歴史的経緯なども未詳であり、神宮所在の三重県を対象に、その実施の有無や祭儀内容などについて質問票による調査を行い、あわせて市町村史誌から当該記事の抽出、および現地調査によって実施分布の把握と回答内容の分析を試み、併せて(1)神宮近隣地域における定期的遷宮祭慣行の発生時期・契機など、(2)名張市における遷宮慣行の発生時期と特徴及び信仰文化的背景、(3)参宮街道に関連して、遷宮祭に関わる語彙分析という社会言語学的観点からの三方向から研究を進めたもの。本研究により、地域神社の研究が、それぞれの地域の文化性や歴史性との脈絡のなかで、総合的に検討される必要のあることと、その一材料を提示することができたことが成果である。斎藤平氏との共同執筆で、全129〜197頁。本人執筆分は129〜160頁 【共著】 「伊勢神宮式年遷宮の総合的研究」 編者名及び共著者名:斎藤平 掲載頁:全129〜197頁 129〜160頁 |
| 精神文化圏と聖なる磁場 | 平成11年03月 | 三重県の精神文化に関する共同研究の成果としてまとめたもので、地域文化を祇園・津島、春日、伊勢、熊野の4信仰面から捉え、それぞれの特性が、本県の精神文化性にどのように関わっているかを論じた内容である。(3〜7頁) 【単著】 「風土精神文化を生かした地域創造」(三重県高等教育機関連絡会議) 掲載頁:(3〜7頁) |
| 三重県下における地域所在神社の式年造替遷宮の実態調査(二) | 平成11年03月 | 学術論文第56番に最終的にまとめたものの中間報告論文。 【共著】 「皇學館大学神道研究所紀要」第15輯 |
| 地域神社を中心とした人々の生活と自然 | 平成12年06月 | 本論文は、学会・学術発表24に発表した内容に加筆し日本語論文としたものである。59〜75頁 【単著】 「ハーバード大学世界宗教研究所主催『神道とエコロジー』シンポジウム報告書」神社本庁 掲載頁:59〜75頁 |
| 若宮祭祀について | 平成13年01月 | 本論文は、地域の伝統的祭礼のうち、「若宮祭祀」と称されるものを取り上げ、その祭祀の構造性と意義とを、先行研究を批判的に捉えることで明らかにし、奈良県桜井市大神神社の春秋大神祭の分析を行い、その歴史的検証とともに、変化を指摘し、地域文化として定着している当該祭礼の特質を論じたものである。 【単著】 「大美和」100号大神神社 |
| Shinto View and Ceremony of the Spirituality of Water | 平成13年03月 | 本論文は、自然環境破壊の今日的課題に対して、水をテーマに神道の宗教的観念を論じたもので、それは単なる自然崇拝ではなく、水に対する霊性観を基調としながらも、神道特有の水に関わる儀礼を発展させてきたことを指摘し、自然保全のシステムとしての観念を内包していることを、禊祓を例示しながら述べた。1〜6頁 【単著】 「皇學館大学神道研究所紀要」第17輯 掲載頁:1〜6頁 |
| 伊勢湾地域の宗教民俗―天王・祇園信仰の分布から― | 平成13年04月 | 三重県が進めている伊勢湾の総合研究の一環として、人文科学研究の視点からの合同研究の成果品である。伊勢湾域に広がる天王・祇園信仰の分布を神社・祭り分布より考察を加えるとともに、愛知県津島神社の祭礼と関連付けて、伊勢湾の自然環境と宗教民俗の検討課題とを論じた内容である。(19〜43頁) 【単著】 「伊勢湾地域の総合的利用と保全―人文科学からみた伊勢湾―研究報告書」(三重県高等教育機関連絡会議) 掲載頁:(19〜43頁) |
| 猿田彦大神の地域伝承と信仰 | 平成13年10月 | 猿田彦大神に関する研究として、文献資料を活用しながら、神社祭神論及び説話伝承の学術研究の方向性を明確化しつつ、伊勢志摩地方を事例として論じた内容である。122〜136頁 【単著】 「サルタヒコの旅」創元社 掲載頁:122〜136頁 |
| 宗教文化からよむ伊勢湾―伊勢湾文化の多様性と統合性を探って― | 平成14年03月 | 本稿は、伊勢湾地域の精神文化に係る産学官共同研究の一環として行われた取組みのうち、宗教民俗の視点から湾域に展開される祇園・天王信仰の様相を、その信仰・祭礼分布の状況から解明を試みたもので、信仰の広がりがそれら拠点となる京都の祇園社や愛知県の津島社からの人為的な発信だけではなく、伊勢湾という環境が関わる点を具体的に指摘した内容である。15−28頁。 【単著】 『伊勢湾地域の総合的利用と保全―人文科学から見た伊勢湾―』、三重県高等教育機関連絡会議 掲載頁:15−28頁 |
| 神道福祉研究の展開に関する一考察―福祉文化と神社神道に関連して― | 平成14年03月 | 本稿は、桑原洋子教授古希論文集として編まれた献呈論文集に寄稿したものである。社会福祉研究の動向の一つとして福祉の文化化についての議論があるが、本論ではその文化領域を宗教文化、特に神社神道とのかかわりにおいて論じたもので、これからの地域福祉にとって、神社神道に内包される自然的環境、文化の伝承・創造環境、人的・社会的環境の諸資源が果たし得る可能性について説きおよんだ内容である。163〜174頁。 【単著】 『社会福祉の思想と制度・方法』(永田文昌堂) 掲載頁:163〜174頁 |
| 神社神道と社会福祉 | 平成14年04月 | 本論文は、神社神道の社会福祉活動について、特に神社本庁設立以降の様相を検証したもので、併せて神道福祉の展開への課題と方向性を指摘したものである。251〜264頁 【単著】 『現代宗教2002』(東京堂) 掲載頁:251〜264頁 |
| 道中日記から読む伊勢参宮―参宮の人々とそのプロセス― | 平成15年01月 | 本論文は、伊勢神宮についてE・リーチやV・ターナーによる人類学研究の議論に触発されつつ、宗教儀礼論の観点から参宮道中記や参宮習俗を例証に論じたもので、参宮を出発・道中・帰着のプロセスにおいてとらえ、また参宮者だけではなく、送り手側の様相、また道者を受け入れる場としての宗教空間の内的構造との連関も視野に入れた内容である。8〜24頁。 【単著】 「悠久」92号(おうふう) 掲載頁:8〜24頁 |
| 戦後における神社界の福祉活動に関する基礎的研究 | 平成15年03月 | 本報告書は、平成13年度・14年度皇學館大学特別研究費助成を受けた「戦後における神社界の福祉活動に関する基礎的研究」(研究代表者:櫻井治男)の報告書で、「神社神道と社会福祉」(櫻井治男)・「戦後の神社神道の福祉事業」(藤本頼生)・「資料編」(藤本・櫻井)から構成されている。本人分担は1〜9頁、28〜43頁である。全43頁。 【共著】 編者名及び共著者名:櫻井治男 藤本頼生 掲載頁:1〜9頁 28〜43頁 全43頁 |
| 神道・日本文化研究国際シンポジウム(第2回)<神道>はどう翻訳されているか | 平成16年02月 | 平成15年12月7日に国学院大学で行われたシンポジウム記録集で、本人は、ミニ国際シンポジウム「<神道>はどう翻訳されているか(2)近現代の神道を中心に」において、インケン・プロール氏「イデオロギー的言説と行為・実践志向的宗教との狭間でー所謂「神道」に関連する概念・カテゴリーの翻訳を巡る諸問題ー」、ジャン=ピエール・ベントン氏「幕末維新期における千年王国、言葉、エリクチュール」の発題に対し、コメンテーターの役割を果たした。 【共著】 國學院大學21世紀COEプログラム 編者名及び共著者名:國學院大學21世紀COEプログラム 掲載頁:141〜145 |
| Two Essays on Shinto and Its Religious Idea of the Forest and Animals | 平成16年03月 | 本論文は、1999年9月・2001年7月に行われた第4・5回「クリンゲンタール国際環境問題シンポジウム」(Klingenthal Sympogium,France,Alsac)で発表した内容をまとめたもので、「The Tree and the Forest as the Religious Culture of Shinto: A Suggestion from Shinto View point(森と木の宗教文化:神道の視点から)」と「Shinto and Animals:Sacred Beings Living with KAMI(神道と動物たち―神々と生きる聖なる存在)」からなっている。前者は、日本の近代化と伝統的価値観の相克問題を伊勢神宮の遷宮に例示し、木造建築に対する歴史的意義と象徴的意味への伝統性が再認識された、近年における「鎮守の森」創出運動や里山保全活動の根底に流れる自然への畏敬観や自然観、および人と自然との間の生命の連続性への意識を、儀礼の実践や神々への信仰として自覚されてきたのが神道の自然観であると結論付けたものである。後者は、人間と動物たちとの関係に対する日本人の観念を示した上で、特に聖なる存在としての動物について神社信仰との関連で事例を掲げ神道では人間が動物を支配するという考えではなく、神とともにある聖なる動物という信仰観念から、それらの「命」との共感関係を大切にしてきたという点に注目されると指摘した。11〜12頁。 【単著】 「皇學館大学神道研究所紀要」20輯 掲載頁:11〜21頁 |
| 語られる祭祀の由来と神話伝承―『二木島祭』と『神武天皇東征譚』の関係から思うことー | 平成17年08月30日 | 本論文は、祭礼行事における制度と意味に関する問題を、三重県熊野市で行われる二木島祭を例にとり、同祭で見られる諸儀礼とそれについての意味づけを、「神武天皇東征譚」にかかわっている経緯や根拠のありかたに焦点をあて論じた内容である。両者の関係についての論が近代において強調されてくる点を、牽強付会という観点ではなく、祭祀そのものが内包する宗教象徴の観点から再解釈することの必要性を示した。 【単著】 篠田知和基編『神話・象徴・文化』(楽浪書院) 掲載頁:307〜318頁 |
| 平成17年度 ふるさと文化再興事業 三重県の民俗行事報告書 2 | 平成18年03月28日 | 三重県教育委員会が平成17年度ふるさと文化再興事業伝統文化総合支援研究委嘱事業により実施した民俗行事の報告書。熊野市の二木島祭を担当し、「二木島祭の祭礼記事・記録及び参考文献目録」の項目で資料翻刻・解説等を行った。 【共著】 三重県教育委員会 編者名及び共著者名:三重県教育委員会 掲載頁:35〜72頁 |
| The Religion of Self-Awareness: The Co-existence of Religions From the Perspective of Shinto | 平成18年04月01日 | 本稿は、オランダ・自由大学神学部のHendrik M. Vroom教授等による「Religions View Religions」をテーマとした国際ワークショップに招聘され発表した原稿をもとに論文作成を行い、それが一書として刊行されたものである。内容は神道概念をめぐるのもので、神道として自覚される内実を神観念に焦点をあて、思想レベルと信仰レベルの両面から論じている。 【単著】 Religions View Religions: Explorations in Pursuit of Understanding, Edited by Jerald D. Gort, Henry Jansen, Hendrik M. Vroom, Rodopi, 2006, Amsterdam-New York 掲載頁:11〜19頁 |
| 明治維新期における神仏分離と地域神社 | 平成19年03月 | 本稿は国立歴史民俗博物館における基幹研究「神仏信仰に関する通史的研究1」での報告要旨集に掲載したものである。当該テーマに関する研究の概要を総括後、今後の研究テーマの方向性を、明治初期の神社調査資料を用いて分析することの必要性を述べた。 【共著】 国立歴史民俗博物館、『基幹研究「神仏信仰に関する通史的研究1」平成18年度報告・討論要旨集』 編者名及び共著者名:三浦正幸、新谷尚紀、山田岳晴 掲載頁:95頁〜97頁 |
| 「名張市における明治末期の神社整理に関する諸問題ー地域社会の変動と宗教伝統をめぐってー | 平成19年03月25日 | 本稿は、明治末期における地域所在の集落神社の統廃合(神社整理・神社合併)問題を検証する内容で、これまで社会学者の森岡清美氏により伊賀地域の一部で行われたが、その後の研究展開をはかるべく、名張市域を対象として、神社合併の具体的な過程とその後の神社復祀の様相を示した。伊賀地域は三重県内でも神社合併の激しく実施され、特に無格社がほとんど合祀されている。しかしその一方でムラの氏神にあたる神社の合祀と伝統的祭礼・宮座行事との関係など、なお検討すべき課題が多々あることを指摘した。 【単著】 「皇學館大学社会福祉学部紀要」9号 掲載頁:99頁〜112頁 |
| 宗教と倫理 別冊(第7回学術大会公開講演・2006年度公開講演会特集号 | 平成19年10月 | 上田紀行氏による公開講演「〈利他社会〉は可能か?−『格差社会』と宗教の未来ー」に続いて、講演者を交えたパネルディスカッションでパネリストとして発題した記録である。パネリストは他に井上善幸氏(龍谷大学)、司会は清水大介氏(花園大学) 【共著】 宗教倫理学会 掲載頁:41頁〜53頁 |
| 地域コミュニティと聖所−名張市内の『水神』奉斎を中心に− | 平成20年03月25日 | 本稿は、地域社会における人々の生活上の結合関係を、民俗信仰の対象である聖所をもつコミュニティの様相から照射するものである。具体的には、三重県名張市の旧市街地及び農業集落における民俗信仰の対象である水神をとりあげ、その全体的様相を概括するとともに、それを奉斎する2事例の行事調査結果を示し、地域の福祉文化として捉えることを論じた。 【単著】 「皇學館大学社会福祉学部紀要」10号 掲載頁:125−135頁 |
| 平成19年度ふるさと文化再興事業 三重県の民俗行事報告書 3ー宮川流域のカンコ踊りと盆行事ー | 平成20年03月31日 | 三重県教育委員会が実施した平成19年度ふるさと文化再興事業伝統文化総合支援研究委託事業にかかる、民俗芸能「カンコ踊り」の調査報告である。伊勢市小俣町共敬の行事を担当した。 【共著】 三重県教育委員会 編者名及び共著者名:三重県教育委員会 掲載頁:31頁〜37頁 |
| 研究ノート 明治維新期における神仏分離と地域神社 | 平成20年12月 | 本稿は、国立歴史民俗博物館の共同研究である「神仏信仰に関する通史的研究」(代表者・三浦正幸)において、特に明治維新期以降の神仏関係を神仏分離、排仏毀釈の実態的状況を明らかにする上で、地域所在神社へ研究視点を及ぼす必要性のあることを、近代の神道・神社研究の観点から述べたものである。 【単著】 国立歴史民俗学博物館研究報告 148集 掲載頁:485頁-491頁 |
| 地域コミュニティを廻る「お燈明」−名張市内の民俗行事レポートー | 平成21年03月 | 本稿は、地域コミュニティの民俗行事として、神社信仰ともかかる「燈明番」の実態例を調査報告し、今日、地域福祉の推進がうたわれる中で、こうした行事伝統が、地域住民の絆のあり方や、相互の支えあいに一定の役割を有することを指摘した内容である。 【単著】 皇學館大学社会福祉学部紀要 11号 掲載頁:67頁-73頁 |
| 宗教都市における神仏分離の実態的研究ー伊勢神宮の門前町「宇治・山田」を中心にー | 平成22年03月 | 平成19〜21年度の科学研究費補助金(基盤C)〈課題番号19520069〉にかかる研究成果報告書である。内容は研究概要報告(櫻井治男)と資料編からなり、後者は「三重県神社庁所蔵神宮神社寺院関係資料目録(稿)(西川順土・櫻井治男)、神宮文庫所蔵「神境寺院関係資料目録(抄)」(牟禮仁)、シンポジウム「宇治・山田と神仏分離」(櫻井治男・塚本明・牟禮仁・河野訓・本澤雅史・藤本頼生・石原佳樹)、翻刻・宇野季治郎稿「寺院名録」(『神都ノ寺院』所収)(河野訓)、「三重県行政文書について」(石原佳樹)、影印『復正寺院調帳』『伊勢国神郡仏寺興廃大略』からなる。当研究のメンバーは、次の通り。研究代表者(櫻井治男)、研究分担者(牟禮仁・本澤雅史・河野訓・塚本明) 【編著】 編者名及び共著者名:櫻井治男 掲載頁:170頁 |
| 祭礼組織の変容と地域コミュニティ | 平成22年04月25日 | 本稿は、神道宗教学会第63回学術大会におけるシンポジウム「地域コミュニティの変容と神社神道の社会的役割」における発題内容の記録である。これまで地域の氏子組織を基盤として存立してきた神社、神社祭礼が、どのような点で変化してきているかを祭礼組織面から検証し、それが地域社会そのものの変容を表出する事象であること、それに対して、神社神道は閉鎖性と開放性をどのように調和させ、社会的役割を果たす必要があるかを述べたものである。発題は、恩田守雄(流通経済大学社会学部教授)、筒井琢磨(皇學館大学社会福祉学部教授)、板井正斉(皇學館大学社会福祉学部准教授)、小林宣彦(太平山神社禰宜・國學院大學兼任講師)各氏とともに行い、司会は黒崎浩行(國學院大學文学部准教授)氏が担当した。 【単著】 神道宗教 第218号 編者名及び共著者名:櫻井治男 掲載頁:22頁〜34頁 |
| 神道の死生観 | 平成23年03月 | 本稿は、龍谷大学人間・科学・宗教オープン・リサーチ・センターにおける、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成事業の2010年度報告書『死生観と超越ー仏教と諸科学の学際的研究』に掲載したものである。神道の死生観を「神葬祭」という儀礼の観点から、その研究史、歴史的流れ、思想的課題などについて発表を試みた内容を概要として取りまとめたものである。 【単著】 『死生観と超越ー仏教と諸科学の学際的研究』 掲載頁:76頁-77頁 |
| 地域神社のこれからー絆(きずな)と縁(えにし)の神社学ー | 平成24年03月31日 | 本稿は、平成23年10月1日に行った同タイトルの講演録に加筆したものである。特に第二次大戦以降の神道研究における神社研究の流れを確認し、地域神社研究の位置づけや新たな展開を、自身の研究歴をもふけめて総括するとともに、平成23年3月11日の東北大震災を踏まえ、これらかの地域神社の方向性を述べたものである。 【単著】 『國學院大學研究開発推進機構紀要』第4号 編者名及び共著者名:櫻井治男 掲載頁:1頁〜40頁 |
| その他 | ||
| 三重県神社庁所蔵神宮神社寺院関係資料目録稿 | 昭和56年04月 | 本目録は、三重県における近代行政資料の保存と活用のために、特に神社寺院行政関係資料の調査を実施しその公開を考慮して、書誌データを調査し、目録化した。西川順土氏との行動作業であり、本人の分担分を抽出することは不可能。(47〜64頁)(37〜52頁) 【共著】 「皇學館論叢」14巻2号・3号 掲載頁:(47〜64頁)(37〜52頁) |
| 聖なる境界 | 昭和56年08月 | 神話に登場する猿田彦神の性格を明かにする上で、この神の登場する場面に注目し、その場面が聖なる境界と捉えられることを指摘し、境界の聖性に論を展開した内容である。(4〜5頁) 【単著】 「みちひらき」35号(猿田彦神社) 掲載頁:(4〜5頁) |
| 射和文庫蔵書目録 | 昭和56年11月 | 本書は、松阪市射和町の竹川家に所蔵されている図書・資料を整理・調査し、その詳細な書誌データを中心に目録化のうえ刊行したもので、従前数度にわたる目録化の計画があったが完成せず、本書によって初めてなされたものである。岡本勝・杉戸清彬・高倉一紀・門暉代司氏との共同編集執筆につき本人担当部分抽出不可能。全155頁、A4判。 【共著】 竹川竹斎翁百年祭実行委員会 編者名及び共著者名:岡本勝・杉戸清彬・高倉一紀・門暉代司 掲載頁:全155頁 |
| 射和文庫反古帳目録 | 昭和60年03月 | 本書は、松阪市射和町の竹川家に所蔵されている図書・資料の内、特に内容調査が行われていなかった反古帳を整理・調査し、その詳細な書誌データを中心に目録化のうえ刊行したものである。文部省科学研究費助成を受けた研究事業であり、本人はその研究分担者であった。作成には後藤重郎・岡本勝・杉戸清彬氏と共同であたったので本人担当部分抽出は不可能。全72頁、A4判 【共著】 愛知教育大学 編者名及び共著者名:後藤重郎・岡本勝・杉戸清彬 掲載頁:全72頁 |
| お木曳きとお白石持ち | 昭和61年06月 | 伊勢神宮の式年遷宮の関係行事である、「お木曳き」と「お白石持ち」に焦点をあて、その歴史と展開、またこの行事が地域住民の参加によって成り立っている特徴と意義を述べた。(88〜121頁) 【単著】 「神宮の式年遷宮」(皇學館大学出版部) 掲載頁:(88〜121頁) |
| 継承と新生の民間行事―英国の祭りを訪ねて | 昭和61年12月 | 英国研究留学中に行った民俗調査の成果として、イースターの期間に行われる民俗行事を例示し、英国の地域社会において、祭礼行事が共同生活の楽しみとして営まれていることを指摘し、そこには伝統的な行事の継続意識と同時に住民参加を促す工夫が凝らされていることを指摘した。(1〜8頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所所報」32号 掲載頁:(1〜8頁) |
| 平野孝国著『大嘗祭の構造』 | 昭和62年07月 | 本書評では、著者の研究が従前の大嘗祭研究とは大きく異なり、祭儀としての構造を、日本文化の構造との関連において捉えたユニークな内容であることを評価すると共に、仮説の提示と結論との論証過程にいくつかの問題があることと、歴史学からの研究成果が十分に生かされていない点を指摘した。(65〜68頁) 【単著】 「神道史研究」35巻3号(神道史学会) 掲載頁:(65〜68頁) |
| 近江の神社 | 昭和62年12月 | 滋賀県神社誌の特別寄稿として、滋賀県の神社の全体的な歴史、神社等における祭礼の特徴、並びに神社研究史を概説した。(7〜9頁) 【単著】 「滋賀県神社誌」 掲載頁:(7〜9頁) |
| 森岡清美著『近代の集落神社と国家統制』 | 昭和63年12月 | 本書評では、著者の研究が以後の研究に占めた重要な役割を評価するとともに、近代の集落神社がいかに国家統制により変容させられたという論議に重点が置かれ、しかも国家制度的な面でも問題解明が主となっていることを批判し、地域社会での神社整理施策のあり方を実態に即して考察するときには、著者の結論が必ずしも妥当性を得ないことを指摘した。(93〜96頁) 【単著】 「宗教研究」278号(日本宗教学会) 掲載頁:(93〜96頁) |
| 平井直房著『出雲国造火継ぎ神事の研究』 | 平成元年10月 | 本書評では、著者の研究が、出雲国造の地位継承における儀礼研究を主としながらも、古代的王権の比較宗教学的研究に果たす役割を評価した。併せて、著者の研究分析対象が、歴史的に見た場合に中世における国造家の継承意識として生起した問題としてさらに検討すべき点があることを指摘した。(86〜88頁) 【単著】 「神道史研究」37巻4号 掲載頁:(86〜88頁) |
| 日本神道論 | 平成02年09月 | 本書は、櫻井勝之進・西川順土・薗田稔の3氏による神道をめぐる鼎談をまとめたものであり、鼎談の司会並びに発言内容に関する注記作成の協力を行った。対談集の司会であり、本人の担当分を正確に抽出することは不可能。本人が担当して作成した注記は、283〜293頁である。全292頁 【共著】 学生社 編者名及び共著者名:櫻井勝之進・西川順土・薗田稔 掲載頁:283〜293頁 全292頁 |
| 神職の歴史と役割 | 平成03年01月 | 神職の歴史と役割の概観をするとともに、神職という性格が地域社会の人々の代表として神奉斎を委ねられた存在であり、それは民俗レヴェルで今日も行われている、当屋祭祀における当屋の性格から導き出されるものであることを述べた。(318〜319頁) 【単著】 「日本「神社」総覧」(別冊歴史読本) 掲載頁:(318〜319頁) |
| 資料紹介:神祇院編ニ於ケル神社合併ニ関スル法令訓令通牒類』 | 平成03年01月 | 明治末期の神社政策に関わる中央官庁の全文を活字化し、併せて詳細な解説と索引とを付した。(195〜298頁) 【単著】 「皇學館大学紀要」 掲載頁:(195〜298頁) |
| 御装束神宝読合(第六十一回神宮式年遷宮諸祭・関係行事解説並記録写真) | 平成06年03月 | 式年遷宮の「御装束神宝読合」行事について第六十一回の様相を概説し併せてその歴史について簡略に解説したものである。(43〜45頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所紀要」10輯 掲載頁:(43〜45頁) |
| 御飾(第六十一回神宮式年遷宮諸祭・関係行事解説並記録写真) | 平成06年03月 | 式年遷宮の「御飾」行事について第六十一回の様相を概説し併せて古儀について詳細な考察を試みたものである。(48〜68頁) 【単著】 「皇學館大学神道研究所紀要」10輯 掲載頁:(43〜45頁) |
| 石井研士著『銀座の神々―都市に溶け込む宗教―』 | 平成07年06月 | 本書評では、著者の研究が宗教の世俗化現象の具体的な検証を行った点を評価するとともに、著者の分析概念における聖化と脱聖化の概念にさらに検討すべき課題があること、また事例として分析された銀座の祭を論じる中で、著者のいう「祭り」の概念が分析の上で明確ではない問題性を指摘した。(99〜104頁) 【単著】 「宗教と社会」創刊号(宗教と社会学会) 掲載頁:(99〜104頁) |
| 古市・千束屋物語 | 平成08年03月 | 伊勢市古市において歌舞伎衣装・道具等の貸出を営んでいた千束屋について、伊勢参宮の習俗などとともに概説した内容である。(48〜54頁) 【単著】 「瑞垣」平成8年陽春号(神宮司庁) 掲載頁:(48〜54頁) |
| La conception shinto■ste(神道の自然観) | 平成09年03月 | 本論は、Council of Europe が発行する雑誌Naturopaの編集者より寄稿依頼を受けて、神道研究の立場から、自然保護に対する提言を行ったものである。とくに第83号は、「諸宗教の自然観」を特集としており、神道における自然との共生観や、その一体的な生命観の特色を述べ、地球環境の持続的保全に果たす宗教的役割の重要性を指摘した。(1頁) 【単著】 「Naturopa」No.83 Council of Europe 掲載頁:(1頁) |
| 日本民俗宗教辞典 | 平成10年04月 | 本書は、佐々木宏幹・宮田登・山折哲雄監修、池上良正他5名の編集にかかる日本の民俗宗教についての近年の研究成果を踏まえて編纂された辞書で、「神道」「神社」「神」「氏子」「神職」他、神道関係13項目の執筆を担当した。全658頁 【共著】 東京堂 編者名及び共著者名:佐々木宏幹・宮田登・山折哲雄監修、池上良正他5名 掲載頁:全658頁 |
| 嵯峨井建著『満州の神社興亡史』 | 平成11年09月 | 本書評では、著者の研究が1970年代以降のアメリカにおける海外宗教研究とは異なり、その対象を新たにアジア世界へ向けたものであり、研究資料的に綿密な解明を試みており今後の海外神社研究に一定の役割を果たすことを評価するとともに、研究目的の明確化や立論上の視点についてはさらに検討すべきことがあることを指摘した。(106〜108頁) 【単著】 「日本歴史」616号(吉川弘文館) 掲載頁:(106〜108頁) |
| 磯前順一著『記紀神話のメタヒストリー』 | 平成11年12月 | 本書評では、著者の研究が記紀神話の解釈史として宗教研究の上で新たな視点と展開をもたらすものとして重要な役割を果たしうることを評価するとともに、解釈の立場という問題に関わる課題と、先行研究の成果が必ずしも十分に昇華されず実証面での論証がさらに必要であることを指摘した。(207〜212頁) 【単著】 「宗教研究」322号(日本宗教学会) 掲載頁:(207〜212頁) |
| 土着の目・世界の目―南方熊楠の見た宇宙― | 平成12年03月 | 南方熊楠による鎮守の森保存活動を中心に、彼の思想・視点について講演した内容をまとめたものである。(151〜181頁) 【単著】 「世界に開かれた教養」(皇學館大学出版部) 掲載頁:(151〜181頁) |
| 石井研二著『戦後の社会変動と神社神道』 | 平成13年06月 | 本書評では、著者の研究が基礎的なデータを整理し、それを踏まえながら第2次大戦後の社会変動と神社神道との関係という従前の研究では実証性に欠ける領域を扱った意義と分析成果を評価するとともに、戦前期からの課題への注視の必要な点も具体例を述べつつ指摘した。 【単著】 「宗教と社会」7月(「宗教と社会」学会) |
| 喜多村理子著『神社合祀とムラ社会』 | 平成13年06月 | 本書評では、民俗学の視点から行われた神社合祀問題研究が従前にない特色と成果とを提示していることを高く評価し、その方法論を妥当とするとともに、神社整理問題研究の全体的な研究状況から見た場合に欠落する課題などを指摘した。 【単著】 「宗教研究」328号(日本宗教学会) |
| 神道と福祉の話(1)〜(6) | 平成13年07月 | 本論は、寒川神社から毎月発行されている社報に「信仰と福祉」のシリーズとして執筆の要請を受け、同タイトルのもと神道と福祉の接点について一般読者を対象に執筆したものである。同神社は、神奈川県寒川町に鎮座し、地域での社会活動として病院と老人福祉施設とを保有している。(1〜2頁) 【単著】 「相模」(寒川神社) 掲載頁:(1〜2頁) |
| 神社保育と福祉 | 平成13年08月 | 本論文は、神道福祉研究の一環として、神社保育の特色とその基本理念について総論的に明らかにした内容で、今日的に関心の高い地域福祉の実践的な活動として、神道の果たし得る役割を、自然環境・文化環境・社会環境の観点から、それらを福祉資源として位置づけて神社保育の新たな展開が図られる可能性を論じたものである。41〜48頁 【単著】 『鎮守の森を保育の庭に―命を育む知恵がここに―』学習研究社 掲載頁:41〜48頁 |
| 生活の中の神々と信仰 | 平成13年08月 | 本論文は、日本の民俗レベルでの信仰の様相を解き明かす目的をもって、日常生活のさまざまな場面で祀られたり、祈りの対象となっている神々を取り上げ、それぞれの信仰実体や特色について論じたものである。具体的には水の神、火の神、山の神、お産の守り神・子育ての神・福の神で、日本ばかりではなくヨーロッパの民間信仰をも紹介し、保育活動に携わる人々の理解をもめざして執筆した。87〜99頁 【単著】 『鎮守の森を保育の庭に―命を育む知恵がここに―』学習研究社 掲載頁:87〜99頁 |
| 日本文化のなかの自然と信仰―三輪山からのメッセージ― | 平成14年03月 | 本書は、野村茂夫・外山秀一・本澤雅史の4氏との日本文化と神道に関する共同執筆の短編文に、書名のテーマに基づいた対談を一書にまとめたもので、本人執筆分は22頁で、対談は63頁。全139頁 【共著】 大神神社 編者名及び共著者名:野村茂夫・外山秀一・本澤雅史 掲載頁:22頁 63頁 全139頁 |
| 伊勢神宮の遷宮とお木曳き | 平成16年01月 | 本稿は、伊勢神宮で20年ごとに行われる式年遷宮についての概説と、その関連行事である「お木曳き」「お白石持ち」行事の文化的特性を述べた内容である。本人担当分220〜226頁。全299頁。 【単著】 『街道の日本史30 東海道と伊勢湾』(吉川弘文館) 掲載頁:220〜226頁 全299頁 |
| おきつもの名張 | 平成16年03月 | 民俗関係の事項5項目を執筆した。本人分担執筆は10頁。全209頁。 【共著】 名張市史編さん室 掲載頁:10頁 全209頁 |
| 聖物の措置―毀却・焼却・埋納・流棄そして存置― | 平成17年01月25日 | 本稿は、宗教における聖の概念検討の一例として、儀礼などにおいて用いられた聖物の処理のありかたについて問題を提起した内容である。33-37頁。 【単著】 「国際宗教研究所ニュース」 掲載頁:33-37頁 |
| 千田智子著『森と建築の空間史―南方熊楠と近代日本』 | 平成17年06月30日 | 千田智子著の『森と建築の空間史―南方熊楠と近代日本』の書評である。 【単著】 『宗教研究』第344号(日本宗教学会) 掲載頁:192〜197頁 |
| 伊勢の遷宮―地元と地域神社ー | 平成18年03月24日 | 国立歴史民俗博物館で開催される特別展「日本の神々と祭り―神社とは何か?―」で作成された図録の原稿として執筆したもの。 【単著】 図録『日本の神々と祭り―神社とは何か?―』(国立歴史民俗博物館) 掲載頁:86〜89頁 |
| 新刊紹介『宗教学文献事典』 | 平成19年12月10日 | 平成19年11月刊行の『宗教学文献事典』(島園進・石井研二・下田正弘・深澤英隆共編・弘文堂刊)の紹介記事。 【単著】 神社新報 |
| 日本の伝統と地域文化ー大学は地域社会とどうかかわるべきかー | 平成23年02月28日 | 平成22年度國學院大學人間開発学会第2回大会において、招聘講演を行った内容の記録である。大学の社会貢献をいかに進めるかについて、地域文化と日本の伝統文化の交差において学生を巻き込んだ教育の重要性を、皇學館大学社会福祉学部の活動例を示しながら話しをした内容である。 【単著】 國學院大學人間開発学会、『國學院大學人間開発学研究』 第2号 編者名及び共著者名:櫻井治男 掲載頁:8頁〜25頁 |