神職養成部就職支援

就職サポート

神社への奉職(就職)を目指す学生に、神職課程履修(神職資格取得)を確実にするため、日常生活全般から神職になるための心構えまで、一人ひとりを大切に個別指導を実施します。神職資格が取得出来なければ、原則神社への奉職は叶いませんので、各学年ごとに神社奉職するための意識を高めていくプロセスと支援を行っています。

神職課程画像

1年生

神務実習の基礎実習(6月)や指定実習Ⅲ①(12月〜1月年末年始)、神社奉仕(夏季8月~9月・冬季12月~1月)を通して、白衣・白袴姿で神社において実際の奉仕体験をすることにより、神道の理解を深め、神職になるための基礎的素養を身につける支援をします。

2年生

1年生での基礎実習や神社奉仕を踏まえ、神職課程の各講義を着実に履修することで、神社の理解を深めます。 また多くの神社への参拝や指定実習Ⅲ②(12月〜1月年末年始)の実習で神社奉仕を体験することにより、神社への奉職や神職になる意志を高めます。その間、個別相談により、目指す神社への選択を考える取り組み方を指導・支援します。

3年生

神職課程の科目を確実に履修し、指定実習Ⅱ(夏季8月〜9月)・指定実習Ⅲ③(12月~1月年末年始)の2つの実習を通して、 より実践的な体験をすることにより、奉職への意志を固めていきます。3年生後半で就職の個別面接を行い、奉職意志の有無の確認と神職になる方向づけを行います。また神職課程履修者を対象に就職指導として現任神職講話を実施します。

4年生

1年生から3年生までの神務実習や神社奉仕の実践的な体験を踏まえ、神職課程の科目履修で学んだ専門的知識と技能を土台に、具体的に奉職を目指す神社を選択するため、志望神社の研究や神社参拝、由緒書・神社パンフレットや過去の求人票や採用試験報告を参考に専願神社を決定します。神社奉職内定のための履歴書・身上書対策や面接対策の指導(模擬面接)を実施します。また内定後は、11月と1月に神社就職内定者指導(神職養成部による神社就職内定者奉務心得指導を実施)を行い、入社後の対応に至るまでをサポート、よりきめ細かな就職指導を実施します。 明階総合課程履修者には所定の単位を修得するとともに、神宮実習(伊勢の神宮での実習、8月〜9月)・中央実習(神社本庁が行う全実習の総仕上げの実習、2月〜3月)の2つの実習の修了が必要です。

Point1神職経験者による適切な指導

神職の階位を持つ専任スタッフが常駐し、個別面接にも対応。神職や神社への就職をめざす学生に丁寧な就職指導を行っています。

Point2最新情報を収集できる資料室

神職養成部にある「資料室」では、神社に関する資料(社報・由緒書など)や先輩たちの神社関係への就職データを確認することができます。

就職メニュー(神職)

皇學館大学では、地域社会と緊密に連携し、体験学習や実務教育の充実、学生自らが能動的に学習するアクティブラーニングの導入など、さまざまな取り組みを実践。次世代社会の中核を担うにふさわしい人材育成プログラムを通し、学生一人ひとりの就職活動を力強く支援します。

神社奉職試験対策

神社奉職を目指す学生を対象に、模擬面接指導や面接対策講座を活用しての奉職指導を実施しています。

神社関係卒業生・修了生との懇談会

神社関係への奉職希望学生を対象に、神社実習や神社奉仕の実体験でも分かりづらい神社の仕事を、実際に神社に務めている現任の先輩神職から伺う機会を設けています。また採用試験対策に資するため、現任の宮司をはじめ採用側の人事担当者を招いてお話を伺い、質疑応答の時間を設け、学生の就職満足度を高める懇談会を開催しています。

神社奉職内定者指導

神社奉職の内定者を対象に、社会人の心構えからマナーや電話応対等、神社奉務に必要なより実践的指導を実施しています。

キャリア・コンパス・プログラム

社会のさまざまな分野で活躍する中核的職業人を育てるため、独自の「キャリア・コンパス・プログラム」をスタートします。従来の「専門教育」「キャリア教育」、地域・自治体等と連携して行う「体験学習」、資格取得のための「課外講座」に加え平成26年度から「就業実務能力養成」教育をスタートします。社会人として不可欠なビジネス法務・ビジネス会計の基礎を徹底的に学び、大学で修得した知識やスキル、資格などをビジネスの現場で使いこなす実力を養成します。

神職課程

神職課程は、神職を目指す学生が、神社本庁で定められた規程により、神職の階位を取得できるよう設置している課程です。卒業後、神社界で大いに力を発揮し、活躍できる人材を養成することを目的としています。 従って、神職を目指す堅い決心のもと、各自が自覚を持って履修する課程となっています。
本学において、神職課程を履修し、神社本庁神職資格を取得しようとする者は、神社本庁「階位検定及び授与に関する規程」に 基づき、神職課程の一科目として本学の定める「神務実習」を履修しなければなりません。実習では、基礎実習・指定実習(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ①・Ⅲ②・Ⅲ③)の6つの実習、及び明階総合課程履修対象者は神宮実習・中央実習の2つの実習を必ず履修しなければなりません。

目的

神職としての奉仕を実地で体験し、将来指導神職となるに必要な基礎的資質を養うことを目的としています。

実習の種類及び指定年次と日数

基礎実習 1年生の6月に3日(機関実習1日・神宮会館2日)
指定実習 Ⅰ ①1年生〜4年生 機関実習として共通教育科目より1科目を選択し、1科目2単位取得することで5日分に認定。
②「神社実務実習として、本学が指定した神社(大神神社・熱田神宮等)で原則1回、1泊2日を1日分とし、4回以上実習すること。
③伊勢の神宮の三節祭(6月・10月・12月)または神宮の別宮にある倭姫宮の例祭奉仕(5月・11月)を原則とする。
それぞれ1回を限度とする。
1日分として認定する。
Ⅰ①・②・③の合計10日以上
指定実習 Ⅱ 3年生の夏季休暇中に、本学の定める神社においてそれぞれ10日(事前指導・事前研修・事後研修を含む)
指定実習 Ⅲ①・Ⅲ② 1・2年生の年末年始にかけて、本学が承認する神社においてそれぞれ10日以上(事前指導を含む)
指定実習 Ⅲ③ 3年生の年末年始にかけて、神宮・熱田神宮または本学が承認する神社において10日
神宮実習 4年生の夏季休暇中に神宮において7日(明階総合課程履修者は必ず履修)
中央実習 4年生の年度末に神社本庁において3日(明階総合課程履修者は必ず履修)

神務実習の事前・事後研修について

各実習を行う前に、神職養成委員長(神務実習担当教員)及び神職養成担当職員による事前指導、事前・事後研修を行っています。事前指導は、実習に臨む心構え等基本的な重要事項が含まれています。皇學館大学においては、特にその出欠を重視し、正当な理由がなく、事前に電話連絡もなく無断で欠席(遅刻や早退も含む)した者については、神務実習の履修を放棄したものとみなしています。〈事前・事後研修の欠席(遅刻や早退も含む)についても同様です〉

階位申請

皇學館大学において神職課程を履修し、卒業単位及び神職課程に関する所定の単位を修得した者は、神社本庁神職資格の申請を行うことができます。

資格取得条件

  1. 卒業単位を修得していること。
  2. 神職課程に関する所定の単位を修得していること。

取得階位

  1. 神社本庁神職資格「明階」検定合格・「明階」授与
    →文学部神道学科(明階総合課程の卒業・修了者)・大学院(専攻課程Ⅱ類修了者)
  2. 神社本庁神職資格「明階」検定合格・「正階」授与
    →文学部神道学科・国文学科・国史学科(高等課程の卒業・修了者)・神道学専攻科(専攻課程Ⅰ類修了者)

申請について

4年生の11月、申請についての説明会を行い、各書類及び申請料(含む諸経費)を神職養成部に提出します。提出された書類は、三重県神社庁を経て神社本庁に提出し審査を受けます。

階位証の交付

  1. 卒業式当日、対象者に明階の階位証並びに明階検定合格証を交付します。
    (明階総合課程の卒業・修了者及び大学院専攻課程Ⅱ類修了者)
  2. 卒業式当日、対象者に正階の階位証並びに明階検定合格証を交付します。
    (高等課程の卒業・修了者及び神道学専攻科の専攻課程Ⅰ類修了者)

神社奉仕

神社奉仕とは、夏休みや年末年始に実際に神社で参拝者に接したり、神社の仕事に携わったりする、 皇學館大学の学生ならではの体験です。

神社奉仕

夏休み中の神社奉仕

夏休み中の神社奉仕は、熱田神宮の緑陰教室や伊弉諾神宮の神社奉仕と静岡県の富士山本宮浅間大社などでの御奉仕が中心です。

  • 募集の時期…6月中旬

年末年始の神社奉仕

年末年始の神社奉仕は、神社の新年を迎える準備や、初詣に来られた参拝者の方に接したり神社の仕事に携わったりします。

  • 募集の時期…11月上旬頃

募集の方法

2号館及び4号館ロビーの神職養成担当の掲示板に募集の掲示をします。その後所定の日に神職養成担当カウンターにて申し込みをします。

事前指導について

神社奉仕を申し込んだ学生に対して、神社奉仕に行くにあたっての注意事項や心構え等についての事前指導を行います。

神社関係の奉職(就職)

神社関係の就職の指導・相談等は神職養成部で行っています。 神職課程を履修している学生に限り、3年生から4年生にかけて、 数回の就職指導及び個別面接を実施し、大学の専願推薦制のもと、 就職斡旋を行っています。神職を目指す学生は、担当教員(神職養成委員長)及び神職養成担当の個別面接等により、 あらかじめ希望を述べて指導を受け、志望先を決定します。また、神職養成部には資料室があり、神社に関する資料 (社報・由緒書等)や過去の神社関係への就職データを備えており、 学年を問わず閲覧することができます。

【資料室の利用時間】(原則)

月曜日~金曜日 … 11:00~15:00
土曜日 …………… 10:00~12:00

※利用には許可が必要です。利用時間は1回30分以内とします。

【平常の窓口受付時間】

月曜日~金曜日 … 9:00~17:00
土曜日 …………… 9:00~13:00

神職課程履修者就職指導年間行事予定

3年次生 11月上旬 3年次生神職課程履修者就職指導説明会
11月下旬 第1回個別面接
4年次生 4月上旬 4年生就職指導説明会
4年生・大学院神職課程履修者就職指導説明会
4月中旬〜下旬 第2回個別面接
5月中旬 履歴書(硬筆・毛筆)を神職養成担当へ提出
5月随時 神社関係求人票公開・閲覧
5月下旬 神道学専攻科神職課程履修者就職指導説明会
7月上旬 神社関係就職希望者就職指導説明会
7月中旬 第3回個別面接(随時)
7月下旬 推薦先神社決定・推薦
推薦後 採用試験日時の決定・採用試験実施・採用結果通知

就職支援カレンダー(神養)

支援内容
3月 神社奉職指導 [2年][3年][4年]
学生就職支援 [3年][4年]
4月 神職課程履修者就職指導 [4年]
進路登録票の提出 [1年][2年][3年]
就職希望調査票の提出 [4年]
神社奉職希望者履歴書の提出 [4年]
神社奉職指導 [1年]
個別面接 [4年]
5月 神社関係求人票公開・閲覧
6月 神社奉職指導(現任神職講話)[3年][4年]
個別面接 [4年]
学生就職支援 [3年][4年]
7月 就職斡旋願書・出願書類の提出 [4年]
模擬面接指導・事後指導 [4年]
神社奉職推薦の決定 [4年]
支援内容
8月 神社関係奉職採用試験 [4年]
9月 神社奉職内定 [4年]
10月 神職課程履修者就職指導 [3年]
11月 個別面接 [3年]
神社奉職内定者指導 [4年]
学生就職支援 [3年][4年]
1月 神社就職内定者奉務心得指導 [4年]
神職課程履修者就職指導 [3年]
2月 神社奉職内定者指導 [4年]
3月 神社就職指導 [2年][3年][4年]
学生就職支援 [3年][4年]

階位検定講習会

本学では、神社本庁包括下の神職の後継者(祀職・家職を継承するため緊急に資格を必要とする者に受講許可することを原則としています)として、短期間(本学の決めた夏季休暇中及び春季休暇中の年間2回実施)で階位を取得できる講習会を行なっております。

詳しくは以下のリンクをご覧ください。